不動産トピックス
クローズアップ セキュリティ編
2006.10.23 10:32
アマノ 部外者の不正侵入を排除
アマノ(横浜市港北区)は、入室情報システム「iAccess」を発売している。
同システムは、サーバールームや資料室など、高度な防犯を要する場所はもとより、オフィスの入り口、会議室などの一般フロアから通用口・更衣室まで様々に設置環境や管理レベルに合わせて最適な機器・入室コントロールをするもの。非接触ICカードの利用で素早く確実な入退室管理を実現しているという。
1つのドアだけの小規模システムから、複数のドアを一元管理して、各入室リーダーのリアルタイム監視、各部屋の入室履歴管理、防災装置などのシステムとの連動を含めた先進のドアセキュリティまで、ニーズをトータルにサポートする。
また、同システムに屋外用センサーカメラを取り付けることで防犯性を高めている。
周囲が暗くなると点灯する常夜灯モードを搭載しており、威嚇効果が高いのが特徴。カメラ用に電源は不要で、ライト用(AC100V)電源からカメラ用電源を供給するため、ランニングコストが低減できるのだという。
「新橋で無許可侵入が問題となっているビルがありましたが、当社のライト付きカメラを付けることで解決致しました。ライトの点灯で無意識にカメラを見てもらうのが目標目的です。人間の反射行動を利用した監視カメラです」(ドアセキュリティビジネス推進部 主査 大川準二氏)
「iAccess」は、入退室の履歴無しで約50万円。屋外用センサーカメラはユニット4つで39万8000円。
中央電子 最大64箇所の入退室を管理 IDは1万件まで登録が可能 イントラネットを高度に活用
中央電子(東京都八王子市)は、簡易出入管理システム「ACSARAN-EN」シリーズを販売している。
同システムは、イーサネット対応の制御部一体型照合端末と、それらを統合する専用ソフトで構成された小・中規模施設向け出入管理システムである。
ネットワークを介して最大64箇所の入退室管理を行うことが可能で、商号端末は非接触ICカードリーダーを中心に磁気カードリーダ、生体認証装置(指紋・静脈)を混在して接続し、運用目的に応じた機器の選択・システム構築ができる。
照合端末は制御部が内蔵された一体型であり、ネットワークの延長および照合端末の追加によりシステム規模の拡張を容易に行える。また、イントラネットを利用することで、広域に点在する各拠点の一元管理も可能だ。
照合端末に標準実装された外部入出力端子により各種設備(防災・警備・カメラ監視・空調・照明などのビル管理設備)との連携もできる。
IDは最大1万件まで登録でき、ゲート毎に各種設定を行うことで、セキュリティレベルに応じたきめ細かい運用が可能。各種履歴データは管理ホストに最大365日分まで蓄積される。蓄積されたデータは、各種キーワードによる検索・表示・出力も行えるようになっている。
「当社の強みは、あらゆるセキュリティシステムを提供できるところにあります。状況に応じた対応が可能ですので、対応力の高さには自信を持っています」(セキュリティシステム営業部 部長 中村肇氏)
構造計画研究所 監視向け画像処理ソフトを新発売 巡回機能や情報送信機能が充実 検知結果をリアルタイムに通報
構造計画研究所(東京都中野区)は、高性能ビデオ監視システム「CamIQ」の国内販売を英語版で10月24日から、日本語版を12月18日から開始する。
同システムは、カメラ映像にソフトウェアによる検知機能を付与しており、映像に対して侵入者が発見されると警告を発し、映像の記録を行うというもの。低価格な撮影機器を用いており、高性能・高機能な監視カメラに相当するという。利用できるカメラもネットワークカメラ・アナログカメラなど様々だ。
長時間にわたりモニタを人間が監視する負担を軽減させるとともに、見落としが減少しセキュリティレベルの向上が図れ、また、巡回機能や情報送信機能も充実しており、検知の結果をリアルタイムで連絡・通報するという仕組み。外部インターフェイスをオプションとして備えているため、導入済みの防犯システムへの連携も可能だという。
「Cam IQ」には、2つのタイプがあり検知機能が充実した「CamIQ Satellite」と総合的な監視モニター機能を備えた「Cam IQ Control」がある。
「当社では、初年度で5000万円、次年度で1億円を目標に売っていきたいと考えております」(ビジュアライゼーション・テクノロジ戦略室室長 中村保則氏)
価格は、「Cam IQ Satellite」が28万円~、「Cam IQ Control」が30万円~。
ソルティオ マグネットロックでドアガード 情報漏洩を防止、内部脅威への対応も同時に図る
ソルティオ(東京都豊島区)は、入退室・認証セキュリティシステム「MPS・Gate」を販売している。
同システムは、従来の入退室管理システムでスタンダードであった外部侵入者からの情報漏洩への対応に加え、内部脅威への対応も実現したものである。低価格・高品質・安全と三拍子が揃っている。
非接触型ICカードの主要なタイプ(MIFARE・FeliCa・EM・iClass)に対応し、マグネットロックをドアに採用している。マグネットロックはあらゆるドアへの設置が可能であり、約270kgの保持力でドアを念入りにガードしている。施工に至っては電気工事なみので短工期での導入が可能だ。電気錠ではないため、賃貸オフィス退去時のドア交換も不要であり、コストも3分の1程度になるという。
「LAN上のパソコンで管理でき、警備システムや火災報知器、エレベーターコントロールなどとの連動もできます」(セキュリティ部 マネージャー 水川純一氏)
システム導入費用については、1ドア当たり約60万円となっている。