不動産トピックス

不動産管理新潮流

2006.11.13 15:02

ジョーンズラングラサール バブコックから14物件をPM受託 会計対応レポート等公表 商業面ジメントを強化
 ジョーンズラングラサール(東京都千代田区)は、バブコック・アンド・ブラウンが設立した特別目的会社が取得したダイエー・グループの商業施設を含むビル18物件のうち、14物件のPM業務を受託した。
 物件は、札幌市内のポスフール西岡店(大型量販店)、北海道北広島市のコープさっぽろエルフィン店(スーパー)、渋谷区のコナミスポーツクラブ渋谷(フィットネス・クラブ)、沖縄県宜野湾市のはにんす宜野湾(SC)など、北海道から九州・沖縄にまで及んでいる。前記4物件はオーストラリア証券取引所に上場している不動産投資信託(LPT)「バブコック・アンド・ブラウン・ジャパン・プロパティー・トラスト(BJT)」に組み入れられているもの。
 今回のPM業務受託について、インベスターサービス事業部の統括本部長の有元正人氏は「BJTに組み入れられている物件ですでに京都市のサティ向日町店を受託しており、当社のリテールマネジメント力・テナントリレーション力とグローバルスタンダードに見合った会計レポーティング・システム『JLLプラス』の優位性が評価された結果である」と、専門性とサービス力を強調している。
 代表取締役である濱岡洋一郎氏は「IS部門のうち、リテールマネジメントサービスセクションの陣容は現在25名強だが、今後も案件受託にあわせて人材を増強する。国内の商業施設の各業務の実践経験者とPM業務の専門家によって構成されており、商業施設独自のリクエストに応える体制が確立されている。特に、日常のマネジメント力とテナントリレーションを基本にしたきめ細かいサービスや先端の会計レポートを含むオーナーレポートが高い評価を得ているので、今後さらに同業務を拡充、強化していく方針だ」と語っている。

ユシロ化学工業 UHSケミカル製品 国内自社工場で生産 アクリル樹脂系ワックスなどドライメンテシステムを構築
 ユシロ化学工業(東京都大田区)は、先月からアクリル系樹脂ワックス「エナジー100」(18ℓ)の発売を開始した。
 この商品の開発コンセプトは、海外製品が中心だったUHSケミカル(超高速・超光沢・経済性を備えたケミカル)の自社製造。原料から自社製造できる技術力を活かして商品化に漕ぎ着けた。
 バフィングのタイミングなどで本来の性能を発揮しにくかった従来品に比べて扱いやすく、対汚染性も良好であるため、黒ずみ・黄ばみの進行を遅らせることができる。洗浄サイクルや、はくりサイクルを延長することが可能だ。
 エナジー100を中心に、「プライムシステム」として膜厚コントロール型洗浄剤や専用剥離剤、洗浄つや出し剤、ドライシステム用下地剤などを用意している。
 環境ホルモン対応で、シックハウスの原因物質を原料に使用しない環境に配慮した使用で、リサイクル可能なポリプロピレンペール缶を使用し、使用済み缶の回収システムにも対応する。




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