不動産トピックス

今週の一冊

2006.11.27 17:22

税金の優遇措置の見逃しを防ごう

PB・FPのための不動産の税務、会計、評価、ファイナンス
著者:小谷野 幹雄
出版社:税務研究会出版局
発行:平成18年10月5日
単価:4200円(税別)

 不動産に関する税金は、相続税、贈与税、譲渡所得などの資産税関係の税法をはじめとする法令が密接に関しており、課税の特例も複雑で多岐に渡る。また、不動産は公共性が強く、経済への影響が大きいため、特例や特別控除などの優遇措置も多い。
 しかし、これらの特例のほとんどは、自ら申告や届出をしなければ受けられないため、機会を逃して税金の負担を増やしてしまっていることも多い。活用すれば、税負担の軽減に加え、所有資産の形成にもつながるが、その一方で、相続税や贈与税の課税対象となる財産の「時価」を把握することは、とりわけ複雑で難しい。
 本書では、個人の不動産所有者を対象に、不動産の所得・所有・譲渡、相続、贈与といったあらゆる状況時の在勤について、基本から特例などの優遇措置に至るまで、広範囲に取り上げ、解説している。
 著者の小谷野幹雄氏は公認会計士・税理士・証券アナリストであり、MBAも取得している。




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