不動産トピックス
ビルオーナーのための建築・設備最新情報
2007.01.01 10:04
<注目の商品>日本ビクター パソコンレスで監視カメラのモニタリング 逆光や暗所の悪条件も見やすく自動補正可能
日本ビクター(横浜市神奈川区)はパソコンを使わずに監視用ネットワークカメラのモニタリングを実現するとともに、新開発の「インテリジェントガンマソフト」を搭載し、逆光や暗所といった、状況判断が困難な監視映像を見やすく自動補正するネットワークカメラビューワ「TX-N170RTVer2」を発売する。
ビルや店舗、住宅などさまざまな分野においてセキュリティ需要が高まる中、監視カメラシステム、特にパソコンを中心に構成されるネットワークカメラシステムは、操作性・設置性の良さが求められていた。
そこで同社では昨年3月にパソコンを使わずにネットワークカメラをモニタリングできるネットワークカメラビューワ「TXN170RT」を発売。さらに今回のインテリジェントガンマソフトを新搭載したVer2の発売に至っている。
インテリジェントガンマソフトによって、同社の液晶テレビおよびプロジェクションテレビ搭載の映像専用LSIである映像知能「新ジェネッサ」と同様に、フレーム単位での特徴量検出と、階調の自動最適化処理を実現しているほか、暗部映像を大幅に改善するセキュリティ向けチューニングが行われる。インテリジェントガンマ機能は接続する機器ごとにオン・オフが選択可能で、運用の自在性が確保されている。
また、1280×960の高解像度カメラに対応し、VGAのカメラ画像をフルフレームで4画面同時表示できる。さらに、17型液晶タッチパネルによる簡単操作で、設置場所を選ばないというメリットも持つ。マルチプロトコルにも対応しており、最大で16台の監視用ネットワークカメラのモニタリングが可能だ。
コクヨファニチャーイタリアで生まれたリフレッシュ用家具 アイデアを生み出す空間を演出
コクヨファニチャー(大阪市東成区)は、カジュアルなスタイルが発想の転換を促進するリフレッシュ空間用家具「Portofino(ポルトフィーノ)」シリーズを発売した。
同シリーズは、リフレッシュ空間を構築するのみならず、リラックスしながらも創造的な仕事が行えるように支援する機能を追及している。イタリア人デザイナーのステファノ・ジョバーニ氏が手がけたカラフルでポップなデザイン性の高さもさることながら、背もたれの一部がメモ台になる跳ね上げ式のひじ付ソファーは思いついたアイデアを即座に書き留めると言った用途に最適。
また、スクリーンに簡単に取り付けられるホワイトボードやマガジンラック、コートハンガーなどのオプションが、オフミーティングなどのコミュニケーションを支援し、リフレッシュ空間でのアイデア創出を促進させる。
なお、センターテーブルはスクリーンと脚のデザインを合わせており、小さいサイズでさりげなく置けるため、さまざまなシーンでの活用が可能である。
販売予定価格は2人掛けソファーが35万7000円で、そのほか1人掛けソファーが21万円。センターテーブル8万2425円、スクリーン12万3900円など。同社ではこれらを合わせて年間で3億5000万円の販売を目指す。
ユニフロー ドア透過音を100分の1に低減 換気と遮音性能両立消音ドア新たに発売
ユニフロー(東京都渋谷区)は建築基準法に準拠した換気性能とD20相当の遮音性能を両立したドア「消音ドアAIREZ(エアリズ)」を発売した。
ドアの上下2カ所に取り付けられた換気口によって、建築基準法に定められた100以上の換気開口面積を確保している。
また、通過音を20db低減する高い遮音性能を備えている。なお、20dbの低減で、音のエネルギーは100分の1に低減される。中でも注目すべきは、もっとも気になるトイレ排水音の音域を中心に遮音していることで、平均的なトイレ排水音(65〜70db)を、日常会話相当の50dbにすることができる。
さらに、下枠がいらない設計であるため、つまづくことなく安全に通行できるバリアフリードアとなっている。
松下電器 入退室システム向け在虹彩認証カメラ発売庫拡充し即納体制整備 導入・運用コスト低減で普及図る
松下電器産業パナソニックシステムソリューションズ社(横浜市港北区)は、虹彩認証カメラ「BM-ET200」を1月9日に発売する。
近年のセキュリティ意識の高まりに伴い、人体の一部を使って本人の認証を行うバイオメトリクス(生体認証)機器の需要は拡大している。一方で、機器の導入および運用コストの高さや、登録・認証時の煩雑さが普及拡大の障壁になっているという課題もあった。
虹彩認証カメラBMET200は、これらの課題を解決するため、導入にかかる費用の低減を図ると同時に、認証スピードをはじめ、運用性、システム構成の柔軟性といった観点から求められる条件をクリアし、トータルコストの低減を実現している。
希望小売価格はカメラ本体が30万円、カメラの管理ソフトが16万円(いずれも税抜き)となっている。
石崎製作所 顧客ニーズに柔軟対応
石崎製作所(東京都大田区)は、ステンレス製のチャッキバルブの在庫を拡充し、即納体制を整えている。
チャッキバルブは原材料の高騰など、資材調達環境が悪化しており、通常納期が1カ月程度、大口径の場合には2カ月以上かかる状態にあった。しかし、工場などで極力ラインを止めたくないユーザーからは、メーカーに対して即納体制の完備が求められていた経緯がある。
また、ビルやマンションでもチャッキバルブの劣化によって、ハンマーで叩いたような音が発生するため、配管を伝って建物中に鳴り響く音が入居者からのクレームにつながっていた。同社ではチャッキバルブの10Kは口径150Aまで、20Kは口径100Aまでの在庫を拡充し、顧客からの納期要求に応えている。
現在、同社では午前中に注文を受けた場合には当日のうちに発送が可能な体制を整えている。