不動産トピックス
今週の一冊
2007.02.05 16:12
人々の周囲を取り巻く川の効用を再考
里川の可能性
企画:ミツカン水の文化センター
発行:平成18年10月31日
単価:2200円(税別)
出版:新曜社
「里川」のイメージは「人々にとっての身近な川」。故郷の小川は勿論、都会の河川や、町の水路なども含まれる。
行政に河川管理を任せた結果、日本の河川は三面コンクリート化された味気ないものとなってしまった。しかし近年は、住民が自らまちづくりを行うようになり、その一環として、河川も重要な役割を果たすようになった。
本書では、環境社会学・建築史・河川工学の視点から、琵琶湖、熊本、愛知、山梨、東京下町などにおける、川と人との結びつきを調査・取材している。多数収録されている写真により、イメージが喚起される巻末には豊富なブックガイド付き。