不動産トピックス

ビルオーナーのための建築・設備最新情報

2007.02.12 13:54

<注目の製品>アキレス 建築内装仕上げ用化粧シート発売 ディスプレーに最適床や壁を傷めることなく簡単施工
 アキレス(東京都新宿区)は建築内装仕上げ用化粧シート「ヴィクセル〈VICSEL〉」を2月中旬から全国で発売する。
 ヴィクセルは店舗内の壁面・ディスプレーステージの床・壁面や、ディスプレー什器の仕上げ材、イベント・展示会・撮影セットの床材として使用可能で、意匠性、メンテナンス性、機能性を融合させつつ、1㎡あたり4000円と経済性の面でも優れているという特徴を持つ化粧シートである。ゴミやほこりの付着滞留を防ぐために、帯電防止性能を持っているほか、カッターによる裁断や接着施工が可能であるなど、施工性に優れている。
 さらに、両面テープでの施工や再使用が可能なため、展示会やイベント、撮影セットなど短期間での施工・使用に適している。
 従来、このような用途には弾性床シートや床タイルが転用されていたが、下地と接着しなければならないため、リニューアル時に下地をいためたり、表面に残る粉塵が取りきれないなどの問題点があった。ヴィクセルではこういった問題点がクリアされ、短期間でのリニューアルも容易に行えるという。
 カラーラインアップはビアンコ柄(白・黒)、マーブル柄(白・灰)、カピストラーノ(茶)、単色(白)、アルミ調の7色が用意されており、用途により自由に選べる。

アドバンテック ハトが近寄らない変視覚パネル開発ハトを傷つけずに排除フンから美観と衛生守る
 アドバンテック(福岡県福岡市)は視覚変化でハトが近づかない変視覚パネル「ごめんねハトくん」を開発。2月1日から発売を開始している。
 ハトの大量飛来によるフン害は、建物および周辺の美観を損ねるのみならず、フンがばい菌の温床になるなど、衛生面からも対策が求められていた。商品の開発期間は1年半におよび、その中で同社社員がハトの多い公園に1カ月以上通い続けてハトの生態を徹底的に研究。開発に際し、ハトの聴力はそれほど高くない反面、視力は発達している点と、天敵を有するハトは自らの身を守るため、動きのあるものに対して特に強く反応するという点を応用。変視覚パネルの活用により、設置するだけでハトにとっては動いているかのような効果を発揮する。また、従来のハト対策商品の多くがネットや針、ピアノ線など、ハトを傷つけるものであるのに対し、「ごめんねハトくん」は商品名の通り、ハトにも優しい対策商品である点がユーザーからも喜ばれているという。
 開発を担当した同社の松永竜一課長は「ハトが最も嫌がるパターンを探すため、100種類前後のパターンをテストしました。そのおかげで、本当にハトが嫌がって近寄らない商品が開発できました」と語る。価格は9800円(税込)。販売目標は年間5万個に設定している。

松下電器産業 導入コストの抑制図ったドームカメラ 監視を意識させない外観が特長
 松下電器産業パナソニックシステムソリューションズ社(横浜市北区)は、フルIP対応のセキュリティシステム「iproシリーズ」のラインアップとして、固定ドームネットワークカメラ「DG―NF282」シリーズを平成19年2月9日に発売した。
 DG-NF282シリーズは、iproシリーズならではの優れた画質性能および信頼性、運用性を維持しつつ、設置性能を追及することで、導入時にかかる各種コストの抑制を実現するレンズ一体式固定型のドームカメラである。  デザインも監視を意識させないスタイリッシュな外観で、インテリアの雰囲気を損ないたくない場所や、監視を意識させたくない場所への導入に適している。また、設置製に優れているため導入コストを抑制できるほか、「ipro」シリーズの特性として、松下電器グループのIP統合ネットワークプラットフォーム「シナプスネット」に対応しており、複数地点を結ぶ遠隔監視から大型施設の統合監視まで、多様化するセキュリティシステムへのニーズに柔軟に適応できる点が強みである。

NEC 映像監視システム実証実験開始 侵入者の不審行動を検知 画像解析で犯罪防止する
 学校の安全性が問題視される中、NEC(東京都港区)ならびに学校法人青山学院(東京都渋谷区)は、青山学院青山キャンパス内の幼稚園において、侵入者の不審な行動を自動的に検知することにより犯罪を未然に防止する高度映像監視システムの実証実験を2月1日から開始している。
 このシステムは、監視カメラの映像監視技術とRFIDによる認証技術を組み合わせた高度な映像監視システムとして、国内初の導入事例となる。
 青山学院では過去にも安全性を基本理念の第一に設定し、幼稚園から大学院までを擁する都市型キャンパスの安心・安全の維持・向上に努めてきた経緯がある。今回の実証実験もその一環として行われるものであり、最新の技術・システムを駆使した高度なセキュリティの実現について具体的に検証するものである。
 実験期間は2月1日から28日までの1カ月間。犯罪の未然防止に向けた検知精度の向上、実際の学校内環境における技術課題の解消、運用体制・警備体制に即したヒューマンインターフェースの確立を目指し、監視カメラのリアルタイム映像分析を行い、不審者の発見・警告を行い、学校の安全性向上を図る。

三菱日立ホームエレベーター センサーの感知範囲向上 物持ち乗降の安全確保
 三菱日立ホームエレベーター(岐阜県美濃市)はドアの安全性能を向上させたエレベーター「スイ〜とホームファミリー」2機種を2月5日から販売している。
 同社では、子供、高齢者、車いす利用者などの乗降時の安全に配慮した機能として、平成16年3月に非接触型のマルチビームドアセンサーをエレベーターに標準装備してきた経緯がある。
 今回同社では、実際の利用場面に多い「物を持っての移動」でも安全に利用できるように、従来から搭載していたマルチビームドアセンサーの感知範囲を拡大させている。
 乗降口に張り巡らせた54本の赤外線センサーが、持ち上げた荷物にもすばやく反応してドアを開き、はさまれを防止する。感知する高さは標準で床上10㎡から1280㎡までの高さとし、従来品に比べ450㎡アップを実現している。
 年間販売目標は4000台に設定している。




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