不動産トピックス
編集後記
2007.02.26 09:59
2月14日、DAオフィス投資法人の運用会社ダヴィンチ・セレクトに対して、鑑定評価の取得に不備があったとして、証券取引等監視委員会が行政処分を勧告した。スポンサー企業のダヴィンチ・アドバイザーズのファンドから取得した5物件が、本来よりも高い価格で取得していたことが善管注意義務違反にあたるとしているものだ。この件は不動産ファンド市場に大きな波紋を起こしそうだが、そもそも各社が発表する鑑定評価額にどれだけの信憑性があるのだろうか。スポンサーからREITへ物件が流れる過程に、価格の説得力を持たせるのは難しいと思うのだが……。