不動産トピックス

編集後記

2007.03.05 17:06

 「三信ビルディングの魅力は、中に入って初めて感じられるものです」とは、保存会の方の言である。歴史的建築物にせよ、最新型のオフィスビルにせよ、館内ワーカーにとっては、デザインを含めた内部の快適さが最も重要であることは言うまでもあるまい。保存プロジェクトの署名や、保存会開催の写真展の芳名帳には、かつて同ビルで働いていた人が多く名前を寄せている。自分が日々働いているビルは、数十年後、同じ姿で存在しているだろうか。できれば長く姿を留めていてほしい。日本においても、建築物のロングライフ志向が高まることを願うものである。




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