不動産トピックス

編集後記

2007.06.04 17:31

 東京都が策定した「省エネ東京仕様2007」の取材に訪れた日のことである。午後1時の約束より若干早めに到着すると、都庁内は広範囲で照明が消灯され、まるで休日であるかのような雰囲気であった。大型ディーゼル車に対する課税をいち早く打ち出すなど、自治体の中でも特に環境保護に対する意識の高い東京都の省エネに対する意気込みは強く感じ取れた。しかし、明りが消えたビルに文字通り「火の消えたような」感覚を覚えたのも否めない。省エネはもちろん重要だが、「開かれた都政」の実現には、明るい庁舎の存在は欠かせないのではなかろうか。




週刊不動産経営編集部  YouTube