不動産トピックス
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2007.10.22 15:55
ダイキン工業 省エネ性の向上と使いやすさに配慮 消費電力さらに4%の削減に成功
ダイキン工業(大阪市北区)は、12月1日よりヒートポンプユニットと貯湯ユニットの省エネ性を向上し、リモコンのデザインを一新した「ダイキンエコキュート」4機種を発売する。今回の4機種のメインとなるのは370リットルのタンク容量を持つ「EQ37JFV」型。他にはタンク容量460リットルの「EQ46JFV」型があり、それぞれに一般地用と寒冷地用がある。
ヒートポンプユニットの性能の現状としては、これ以上の省エネは難しいところまできている。茂木氏は製品の開発テーマを「省エネ性のさらなる追求」と語る。同製品は、ヒートポンプユニットの配管内面に溝を作り、水のかくはん性をより向上させている。これにより、配管内面にくぼみをつけた従来品に比べ、伝熱効率が向上している。また、圧縮機の効率向上も行い、消費電力を製品全体で約4%の低減に成功している。
一方貯湯ユニットには、タンクの形状に合わせた発泡素材の新断熱材で隙間なく覆うことで、放熱ロスを約15%低減している。
リモコンは白と黒のコントラストで、文字がより鮮明に見えるホワイトバック液晶、よく使う機能にはダイレクトボタンを採用し、操作性をアップさせた。
茂木氏は「エコキュートは初期投資が比較的高めなので、採用をためらう方が多いと思います。ですが、ランニングコストは大幅に削減できるため、この製品を通して認知度を高めていきたいと考えています」と語る。
価格は「EQ37JFV」型が76万1250円、「EQ46JFV」型が83万4750円となっている。同社では4機種合わせて年間8万台の納入を見込んでいる。
プリンス電機 紫外線吸収膜で紫外線を98%カット・色あせ防ぐ スリム形で電力約47%削減ガラス片が飛び散らずに安全
プリンス電機(神奈川県横浜市)は、紫外線吸収膜付飛散防止形の新スリム蛍光ランプ「省ライン」を今月25日により発売する。
同製品は、平成16年度「地球温暖化防止活動環境大臣賞」、平成16年度「省エネ大賞」省エネルギーセンター会長賞、横浜市企業提案型SBIR環境部門の「横浜エコ+テック」商品認定など、数々の賞や認定を受けた蛍光ランプ「省ライン」FHN22EN/1200をベースに、紫外線吸収剤入りの飛散防止チューブで被覆した蛍光ランプである。今回は3波長形昼白色と3波長形昼光色の2品目が発売される。
紫外線吸収膜付飛散防止形は、蛍光ランプから放射される390ナノメートル以下の紫外線を98%以上カットし、一般の蛍光ランプと比べ紫外線による被照射物の色あせを抑えることができる。また、紫外線吸収膜をガラスの外側に被せることで、製品に強い衝撃が加わったり、落下した場合にガラスの破片が飛び散らず、怪我の防止になる。虫が強く感じる360ナノメートル付近の波長もカットされるので、一般の蛍光ランプに比べて低誘虫効果にもなる。
この「省ライン」シリーズは、省エネやグリーン購入を推進している企業や団体に対して開発された環境配慮形製品で、管径15・5㎜の蛍光ランプである。管径32・5㎜の一般蛍光ランプに比べ消費電力を約47%削減し、省エネ・コスト削減・省資源・廃棄物削減に貢献できる。
立川ブラインド工業 カーテンレール・アクセサリーに新作 スワロフスキーでモダンな窓辺を演出
立川ブラインド工業(東京都港区)は、デザイン性と機能性に優れたカーテンレールの商品展開を図り、今月22日からカーテンレールの「DM22」と「DW-A」を発売している。
1本のレールでランナー仕様とリング仕様のいずれにもマルチに対応する「DM22」のシリーズには、スタイリッシュな新色の「ステンシルバー」と「シャンパンシルバー」を追加。3色のレールと5種類のフィニアルデザインの組み合わせで、モダンな空間にコーディネートしやすいラインアップを取り揃えている。
また、施工性と走行性に優れた木目調の装飾カーテンレール「DW-A」には、4種類のフィニアルデザインと入隅のコーナー窓に対応するカーブレールを追加した。長さ2・1mのタイプで「DM22」は、2万275円、「DW-A」は9030円となっている。
同社では同時に、カーテンアクセサリーを全面的に見直し、モダンなテイストのタッセル15アイテムと房掛21アイテムの販売も開始している。
タッセルはスワロフスキー・クリスタルを使用した「リュクスール」や、パールビーズ・チェーンなどを採用し、美しい輝きが高級感を演出している。
主要なカーテンレールと組み合わせる房掛も「マットシルバー」や「シャンパンシルバー」などの、豊富なカラーバリエーションで、こだわりの窓辺を演出することが可能になる。タッセルの価格は2100円からで、スワロフスキー・クリスタルを使用した「リュクスール」は1万2600円となっている。
デジタル BA向け液晶表示機・画面構築用ソフト インターフェイス採用の見やすい液晶画面
デジタル(大阪市住之江区)は、ビルオートメーション向けのタッチパネル液晶表示機5機種と画面構築用のソフト「ProEXforBA」を来月から出荷する。同製品はオフィスビルやマンションなどの設備の制御や監視を行うシステムに適用できる。表示機とは通信で接続するので、配線を省くことも可能である。
パソコン上でボタンなどを組み合わせるだけで、照明や空調の状態、エネルギーの消費量などをグラフにして液晶パネルに表示する。テナントや居住者の省エネ意識の向上にも有効活用できる仕組みだ。
人が入っていけない場所でも、カメラを設置しておけば、表示機での映像確認や、録画をすることも可能だ。作業手順を映像マニュアルとして表示することもできる。
タッチパネル液晶表示機の特徴として、編集画面はタブを使用した、編集に最適なインターフェイスを採用している。これにより、メンテナンスや周辺機器のサポートでも利用可能となっている。また、作成した画面はサムネイル表示によって視覚的に選択、呼び出しができる。画面は6万5536色(3・8型は256色)の色鮮やかな液晶画面で、見やすさも特徴の1つといえる。取り付けは石膏ボードなどに直接取り付けることが可能なため、施工コストも抑えることができる。表示機のサイズは、1番小さい3・8型からの15型までの5機種。価格は、3・8型のタイプで8万1900円、15型のタイプで52万2900円。画面構築用ソフト「ProEXforBA」は6万900円となっている。