不動産トピックス
今週の一冊
2007.10.22 15:53
人口減少と不動産格差が経営に影響 現象の背景と打開策を模索する一冊
今のままでいいのか!あなたのビル・マンション経営 持ち続けるのか、手放すのか決断の時
編著:船井財産コンサルタンツ
発行日:平成19年6月5日
出版:実業之日本社
単価:1500円(税別)
日本の社会は格差社会であると叫ばれて久しいが、格差の問題は不動産についても例外ではない。
都心の一等地にあるオフィスやマンションの価格は伸び続けているが、東京郊外や地方都市となると価格は横ばい、もしくは下落傾向にある。バブル時代のように、日本全土の土地価格が上がるのではない現実の下、ビル・マンション経営を根底から見直す時期にさしかかっている。今後どのような経営判断を行うべきなのか。そもそも物件を持ち続けるのか手放すべきか、決断の時を迎えている。
本書では、不動産業界に存在する格差の背景と、その中で負け組みにならないための経営計画の必要性を説明。建物を保有することで生ずるコストとリスク、そして時代とともに変化する建材と建築基準法を分析し、それらの問題を事前に防ぐ資産防衛の手法について細かく紹介。
人口減少がビル・マンション経営に与える深刻な問題と、適正な資産保全について再考するに役立つ一冊である。