不動産トピックス

今週の一冊

2007.11.26 17:04

不具合削減のためのメンテナンスからの提言

より良いメンテナンスのための設計・施工10の原則
出版:建築・設備維持保全推進協会
発行日:平成19年9月
単価:3500円

 経年劣化が見られるビルではランニングコストが増加し、オーナーを悩ませている。
 また、イニシャルコスト削減の結果としてビルの耐久年数が落ちることや、リノベーションにばく大な費用がかかることは明らかである。
 近年ではメンテナンスにかけるべきではないコスト削減をしていく動きがメンテナンス会社の値下げ交渉へとつながっている。
 しかし、そのような削減方法では事故が起きたときのオーナーの責任へとつながるリスクが考えられる。
 本書は具体的な失敗事例を示し、オーナーの多くが見落としがちな設計段階での将来にわたる維持保全のためのポイントを網羅。
 このように良好な建築ストックの形成に寄与することを目的としている。




週刊不動産経営編集部  YouTube