不動産トピックス
過熱する投資市場の現場から
2008.01.14 11:40
グローバル・ワン不動産投資法人 大阪御堂筋に近く信託受益権を取得 取得予定価格は78億3400万円 大阪中心部のビジネスエリア所在
グローバル・ワン不動産投資法人(東京都千代田区)は、「淀屋橋フレックスタワー」の信託受益件取得を決定した。
取得先はウェスト・ディベロップメント(東京都中央区)。取得予定価格は78億3400万円、取得予定日は1月31日となっている。
敷地面積は1692・51㎡、延床面積が1万997・50㎡。平成18年11月の竣工で、SRC造の地上12階地下1階建てだ。用途は事務所及び駐車場となっている。
4面が石張りの外観で、基準階床面積が約709㎡、天井高が2・8m、フリーアクセスフロアで24時間入退出可能だ。
大阪市営地下鉄御堂筋線「淀屋橋」駅徒歩3分、京阪本線「淀屋橋」駅及び大阪市営地下鉄堺筋線「北浜」駅徒歩5分に立地している。交通利便性に優れており、周辺エリアは大阪における中心的なビジネスエリアとされる。金融、保険及び製造業等の大企業が集積しており、堅調なテナントニーズが見込まれる。
平成20年3月期及び平成20年9月期の運用状況の予想は、経常利益において9600万円増と修正されている。
ジャパン・シングルレジデンス投資法人 新宿区の2物件を約43億円で取得 2路線3駅を利用可能な立地 ターミナル駅へアクセス良好
ジャパン・シングルレジデンス投資法人(東京都港区)は、「コンシェリア早稲田FirstSquare」及び同「SecondSquare」の信託受益権取得を決定した。
取得予定日は1月17日。取得予定価格は30億1835万円及び12億7450万円。取得先はクレアスアセット(東京都渋谷区)である。当該不動産は2棟が隣接して所在する。
「コンシェリア早稲田FirstSquare」の敷地面積は820・34㎡、延床面積が3440・06㎡となっている。竣工は平成19年5月18日。RC造の地上15階建て共同住宅だ。
物件が立地する東京都新宿区では平成18年3月より建築物の絶対高さ制限を定めるための高度地区変更が施行されており、同信託不動産においてはこの条例の施行前に確認申請等がなされているため、現在は既存不適格となっている。
一方、同「SecondSquare」の敷地面積は319・83㎡、延床面積は1356・68㎡である。RC造の地上14階建て共同住宅で、竣工は「FirstSquare」同様に平成19年5月18日、既存不適格とされる。
これら2棟は、東京メトロ東西線「早稲田」駅徒歩6分、「神楽坂」駅及び都営大江戸線「牛込柳町」駅徒歩8分に所在。2路線3駅が利用可能という好立地に位置する。また、各ターミナル駅へのアクセスに優れ、周辺地域には各種官公庁や教育施設及び公園などが立地している。
同投資法人では、本件資産の取得による平成20年1月期における影響は軽微とし、修正は行わない予定。
阪急リート投資法人 銀座及び新橋地区にほど近く中心的オフィスエリアに立地 汐留に立地するオフィスビル取得予定価格は約190億円
阪急リート投資法人(大阪市北区)は、「(仮称)汐留イーストサイドビル」の信託受益権取得を決定した。受託者は三菱UFJ信託銀行。
取得予定価格は185億3224万9000円〜215億5015万5000円の間で推移していたが今般価格が決定。190億2571万8075円となった。
取得予定期日は2月29日。建築期日は平成19年9月から1月繰り上がり、8月に竣工している。構造はSRC造8階建て。敷地面積は1932・54㎡のままだが、延床面積は変化し1万1950・30㎡。
物件は都営地下鉄大江戸線「築地市場」駅徒歩5分、都営地下鉄大江戸線、ゆりかもめ各「汐留」駅徒歩7分、JRなど各線計4線「新橋」駅徒歩約10分という好立地にあり、周辺の築地エリアは、東京都における中心的エリアである銀座及び汐留地区に隣接しており、潤沢なオフィスニーズが予想される。
基準階オフィスフロアは床面積約1200㎡、天井高2・8m。ITVカメラによる24時間遠隔監視等のセキュリティ体制を構築する。
野村不動産レジデンシャル投資法人 大手自動車メーカー社宅跡地の物件 取得価格27億2700万円3月竣工予定の共同住宅
野村不動産レジデンシャル投資法人(東京都新宿区)は「(仮称)プラフドフラット上大岡」の取得を決定した。
取得予定価格は27億7000万円。3月19日の取得を予定している。売主は野村不動産(東京都新宿区)及び三井物産(東京都千代田区)。物件は横浜市港南区に所在。竣工予定は3月となっており、現在開発中の案件である。
敷地面積は3645・35㎡、延床面積は9242・89㎡。RC造の地上6階地下1階建て共同住宅である。賃貸可能戸数は200戸となっている。
京急本線及び横浜市営地下鉄ブルーライン「上大岡」駅徒歩9分、同「港南中央」駅徒歩7分に立地しており、ターミナル駅である「品川」駅までの交通利便性に優れているとする。また、横浜市南部の副都心として再開発が進められ、大型商業施設が所在しており、高い生活利便性を有するとのこと。
当該物件は大手自動車メーカーの社宅跡地約1・5haを開発する大規模プロジェクトの一環によるもの。
ケネディクス不動産投資法人 六本木のオフィスビルを33億円で取得 コンピュータ・IT系企業等が入居する
ケネディクス不動産投資法人(東京都港区)は、「KDX六本木228ビル」を取得した。取得価格は33億円。売主はケルビン(東京都港区)である。
物件の名称は「ケルビンビル」だったが、今回の契約を受けて名称変更となった。敷地面積は408・86㎡、延床面積は2235・30㎡。平成元年4月28日竣工の事務所及び店舗ビルである。構造はSRC造の地上9階地下1階建て。
東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅徒歩約2分、東京メトロ銀座線及び南北線「溜池山王」駅徒歩約5分に位置し、オフィス集積地へ徒歩圏内である。
現況は1階にコンビニエンスストア、地下階には飲食店舗が入居しており、オフィスフロアにおいてはIT関連企業やコンピュータ機器販売業といったテナントが入居している。貸室部分は天井高2・6m、基準階面積約166㎡となっている。
FCレジデンシャル投資法人 信託受益権を42億円で譲渡決定 港区赤坂エリアに立地するホテル
FCレジデンシャル投資法人(東京都港区)は、「アバンシェル赤坂」の信託受益権譲渡を決定した当。該物件の取得日は平成17年10月14日。譲渡価格は42億円である。
帳簿価格と譲渡価格の差額は7億4755万2260円で、引渡は1月30日を予定している。譲渡先は赤坂ホテルマネジメント(東京都港区)。
今回譲渡となるホテルは、東京都港区に立地。敷地面積は826・33㎡、延床面積は3898・47㎡である。周辺エリアは東京メトロ銀座線、南北線、丸ノ内線および千代田線が通り、オフィス及び商業エリアとして高いニーズが期待される地区。
竣工は平成15年11月で、SRC造の地上11階地下1階建てだ。PM業務受託者及びサブリース会社はゼファー(東京都中央区)。
当該契約による影響について、同投資法人は、平成20年4月期における運用状況の見通しにつき、平成19年10月期の決算短信において開示するとのこと。
クリード・オフィス投資法人 新潟市中心部に立地するリニューアル済み物件 取得予定価格は30億7500万円
クリード・オフィス投資法人(東京都千代田区)は、「新潟三井物産ビル」の取得を決定した。
隔地駐車場を含み、取得予定価格は30億7500万円。取得先は物産不動産(東京都港区)である。取得日は2月1日を予定している。
敷地面積は1089・58㎡、延床面積は9571・05㎡。SRC造、地上12階地下1階の事務所ビルである。昭和40年6月7日竣工だ。一方、同時取得となる隔地駐車場は敷地面積が1718・38㎡。平成5年9月29日に完成。JR上越新幹線・信越本線「新潟」駅徒歩約2分に所在。
平成12年に大規模リニューアルを行っており、エントランスホール及び共用部等が改修済み。視認性が高い場所に立地しており、周辺エリアは新潟市における中心的なオフィスエリアとなっている。