不動産トピックス

ビルオーナーのための建築・設備最新情報

2008.01.21 10:52

バイオメンテック 天然植物エキス配合安全安心に使用可能 外壁・外床用の洗剤を一般向けに販売
バイオメンテック(東京都渋谷区)では、建物の外壁タイルや外床タイルの水垢汚れを簡単に落とす「タイル用ケミクリーン」を一般消費者向けに販売している。
これまで同社では、天然植物エキスをベースにした、外壁・外床用の植物性バイオ洗剤「ケミクリーン」を販売してきており、同製品は全国で年間平均50万㎡のビルやマンションの外壁や外床の洗浄に使われてきた。ただし、清掃技術や設備が必要であったことから、これまでは清掃会社や建設会社に業務用として販売されていた。今回同社では一般消費者でも安全・簡単に使用できる同製品を開発し、量販店などで販売展開していく。
「タイル用ケミクリーン」は天然植物エキスを32種類配合し、外壁や外床に付着する自動車の排気ガスによる油汚れやカビ、雨による水垢汚れなどを分解洗浄する。芝生や植栽になどに対しても影響を極力抑えるように加工がされている。汚れの種類によって洗剤を使い分ける必要がなく、スポンジに洗剤を付けて塗るだけで汚れを分解するので、力を入れてこすらなくても頑固な汚れを分解洗浄する。製品サイズは2種類で、500タイプが1680円、1000タイプが2940円である。同社では今後アルミ・ステンレス用と石材用の植物性バイオ洗剤を随時販売していく予定である。

パナソニックシステムソリューションズ セキュリティシステムに新シリーズ 画像の精度が向上屋外用も同時発売
パナソニックシステムソリューションズ(横浜市港北区)は、フルIP対応のセキュリティシステム「i-pro」シリーズの新ラインナップとして、ネットワークカメラ「DG-NS950」と「DG-NW960」、ならびにネットワークインターフェースユニット「DG-NT314」を今月15日から販売している。
DG-NS950は30倍ズームレンズと高速エンドレス回転台を一体化したドーム型のネットワークカメラで、独自のカメラ技術「スーパーダイナミック方式」を採用し、高感度を実現している。また、被写体の明るさに合わせて画素ごとの階調計算・画像合成最適化を行う「任意領域対応型スーパーダイナミック方式」、残像の発生を低減する「動き対応型デジタルノイズリダクション」によって、照度差の激しい場所でもクリアな画像を録画することが可能となる。従来品では困難であった画像のデジタル伝送も、新技術の「デジタル伝送スリップリング」によって画像の取り込みからエンコード、伝送までをフルデジタルで行うことができる。
DG-NW960はDG-NS950の搭載機能に加え、サンシールド・ファンヒーター付き屋外ハウジングを一体化した設計で、マイナス40度〜50度の周囲温度に対応し、また、容易に屋外への設置が可能となっている。
DG-NT314は従来のネットワークインターフェースユニットの機能に拡張ビデオモーション検知を活用した画像認識機能を搭載し、物理センサーでは感知しにくい不審者検知の精度を向上。最大4台のアナログカメラ映像をデジタル変換し、ネットワークに配信する映像の画質を鮮明にする。
価格はDG-NS950が51万4500円、DG-NW960が60万9000円、DG-NT314が78万7500円となっている。

デンネツ ダウンライト型の脱臭除菌装置 室内の寒暖の差をなくす深夜・災害時は誘導等に
デンネツ(東京都中央区)は、マイナスイオン発生器を内蔵したダウンライト型脱臭除菌装置「イオンサプライ」を発売している。
マイナスイオン発生器とは、マイナスイオンと極微量オゾンの混合エアを発生させる装置である。マイナスイオンとオゾンのはたらきで除菌・脱臭・健康増進を作用があり、また強力な集じん能力でチリや花粉、たばこの煙を空気中から除去。室内をいつも清潔でさわやかな状態を保つ。もともとマイナスイオンには雑菌の繁殖能力を抑制する作用があることが知られていたが、これを低濃度のオゾンと組み合わせることで、除菌能力をオゾン単独の場合の10倍に高めることができる。
同製品は除菌・脱臭能力を部屋全体に作用させるために内部にサーキュレータを装備し、快適な空間を作る。稼動後約30秒で空気の流れが室内に行きわたり、約5分後には空気の流れが楕円の渦状になり、部屋の中央部で左右対称の動きを維持する。この空気の流れが室温の寒暖の差をなくし、光熱費を削減できる。
また、製品下部のスイッチを切り替えることにより、深夜もしくは災害時には誘導灯として役立つ避難常夜灯としても機能する。製品は一般タイプ、動作音が気になる場所には静音タイプがあり、価格はオープン価格となっている。

コクヨファニチャー オフィス環境の変化に対応するオフィスシステム 天板の厚さわずか25mmスタイリッシュなデザイン コクヨファニチャー(大阪市東成区)は、組織変更や人員の変化に合わせて一人当たりのワイド寸法を変更することで柔軟に対応が可能なワークステーションシステム「ワークゲート」の新シリーズ「ワークゲート/S」を今月17日から販売している。
このシステムは従来の「ワークゲート」と同様に、スタート用・エンド用・中間増連用の各テーブルを連結することで、集中的な作業空間から一時的な作業空間といった、ユニバーサルプランやフリーアドレスに対応する大型テーブルを作ることができる。天板には舟形エッジを採用し、パネル脚の厚みを25㎜と薄くすることで、シンプルかつシャープなデザインとなっていることが同システムの最大の特徴である。
連結テーブルの奥行きは1400㎜の両面タイプと730㎜の片面タイプの2種類。天板のサイズは幅1000㎜から3000㎜まで10種類、4パターンのカラーバリエーションでオフィスのさまざまなシーンにあった大型テーブルを実現する。また同社では、デスクトップパネルをはじめ、サイドパネル、幕板、配線カバーなど業務特性に応じてのアレンジに必要なオプションも取り揃えている。
販売価格はタイプに応じて6万9615円から26万1450円まで。同社では今年度の販売目標を15億円としている。




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