不動産トピックス
編集後記
2008.01.21 10:48
黒海沿岸の国グルジアは、もともとソ連内の共和国で、1991年に独立した。しかしグルジア自体も多民族国家であり、各地で自治権拡大や分離独立を求めて紛争が絶えなかった。首都トビリシ内でも一際高く目立つビルはかつての高級ホテル「イベリアホテル」である。今このビルに住んでいるのは内戦の避難民。日本とは全く違う使われ方をしているビルが存在するこの国で、今月9日サアカシュビリ前大統領が再選された。しかし野党勢力は不正があったとして抗議を継続中である。混沌とした政局の中、ビルに住まう避難民が故郷に帰れる日は果たしていつの日か。