不動産トピックス
今週の一冊
2008.02.04 17:28
仕事に役立つマクロ&ミクロ経済学
知識ゼロからの経済学入門
著者/監修:弘兼憲史/高木勝
出版:幻冬舎
定価:1300円(税抜)
発行:平成20年1月25日
学生時代、テストのために覚えた経済学。大人になってから、「あの時きちんと勉強しておけばよかった」と感じている人は案外多いのではないだろうか。
しかし、だからといって今から経済学の教科書に手を伸ばすのは二の足を踏んでしまう。そんな社会人におすすめの本が、この「知識ゼロからの経済学入門」だ。
筆者は「島耕作」シリーズでおなじみの弘兼氏。それぞれのチャプターごとに掲載されている挿絵は、それぞれのテーマに沿った内容のセリフを発している。
この本は「ゼロからの」と銘打っているだけあり、経済学の基礎から丁寧に解説している。需要曲線尾の組みや企業戦略など聞いたことはあるが正確には思い出せなかったり、難しい用語を見て経済学から遠のいた人には最適だ。また、それぞれの項目ごとに円グラフや相関図などが添えられており、細かな文字と理解しにくい図解のイメージを持たれがちな経済学を身近なものとして紹介する。
チャプターの合間には。歴史上の人物についても解説を収録。経済で大成功を収めた先人の興味深いエピソードがまとめられている。
身近なイラストから入門するのも良いだろう。