不動産トピックス

過熱する投資市場の現場から

2008.02.25 16:53

ジャパンリアルエステイト投資法人 横浜市の大型オフィスビル 取得予定価格は374億円
 ジャパンリアルエステイト投資法人(東京都千代田区)は、「MMパークビル」の取得を決定した。取得予定価格は374億円。取得先は三菱地所である。
 敷地面積は6825.77㎡、延床面積は4万9037.51㎡。S造及びSRC造の地上15階地下1階建てだ。基準階面積は2735㎡と大規模フロアを有し、天井高は28cm、OAフロアが10cm。ICカードセキュリティを備えるなど、オフィスビルとして高いスペックを備えている。
 オフィスエリアとして発展を続ける横浜市のみなとみらい地区に位置する。横浜高速鉄道みなとみらい線「みなとみらい」駅の出入り口に直結しているほか、JR「桜木町」駅へは歩行者専用通路等を経由して利用が可能だ。
 現在、みなとみらい地区は横浜駅方面や元町方面といった横浜市中心部のみならず、東急東横線へのみなとみらい線の乗り入れにより、渋谷方面に対する交通利便性も確保。平成24年に東京メトロ副都心線との相互乗り入れが計画されており、利便性の向上が期待されている。

日本アコモデーションファンド投資法人 取得予定価格は14億4000万円 地上14階建ての共同住宅を取得
 日本アコモデーションファンド投資法人(東京都中央区)は、「(仮称)パークキューブ大井町」の取得を決定した。引渡し予定日は5月30日だ
 取得先は、佐藤秀(東京都新宿区)。取得予定価格は14億Ⅳ000万円である。
 当該物件は敷地面積が400.52㎡、延床面積は1813.35㎡。RC造の地上14階建ての共同住宅だ。JR京浜東北線、京急大井町線及び東京臨海高速鉄道りんかい線の「大井町」駅徒歩5分に位置する。
 周辺エリアは品川地区をはじめとする都心部へのアクセスが良好のため、ビジネスマン等の単身者層を中心違高い賃貸需要が見込まれる地区。同投資法人は、ポートフォリオの分散と充実及び成長を考慮しての取得であるとしている。

クリード・オフィス投資法人 取得予定価格は7億9800万円 福岡市の商業ビルを取得
 クリード・オフィス投資法人(東京都千代田区)は、福岡市中央区の商業ビル「大名バルコニー」の取得を決定した。取得先は野村不動産(東京都新宿区)、取得予定価格は7億9800万円だ。
 敷地面積は203.63㎡、延床面積は830.21㎡。S造の7階建てだ。平成19年6月4日の竣工で稼働率は100%である。
 当該物件は、福岡市営地下鉄「天神」駅徒歩8分に位置する。周辺地区は若者に人気のあるセレクトショップや飲食店が進出しており、今後は天神西通りへの大型衣料店の出店も計画されるなど発展を続ける地区だ。
 全テナントと平成29年まで定期貸室賃貸借契約が締結されており、同投資法人は今回の取得に併せて契約を継承するため、商業集積地区において将来にわたり安定的な収益を見込んでの取得となった。

クレッシェンド投資法人 取得後に信託契約を解除予定 都心に位置する事務所ビル 価格は計77億8900万円
 クレッシェンド投資法人(東京都港区)は、「シグマ虎ノ門ビル」「アリア池袋ビル」及び「シグマ湯島ビル」の信託受益権取得を決定した。但し、3月7日の取得日付において信託契約を解除後、不動産として保有する予定だ。
 取得価格は合計77億8900万円。取得先はウォーターウェイでる。現状では質権が設定されているが、取得時点では解除される模様。
 「シグマ虎ノ門ビル」は、東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅徒歩約6分に位置する事務所及び店舗が入居するビル。敷地面積は260.55㎡、延床面積は1489.21㎡。平成2年11月26日に竣工のSRC造の9階建てだ。
 「アリア池袋ビル」は、JR山手線と東京メトロ丸ノ内線及び有楽町線「池袋」駅徒歩約7分に位置する店舗及び事務所ビル。敷地面積は188.31㎡、延床面積は3176.66㎡。S造及びRC造の痴女9階地下1階建てである。平成5年12月3日に竣工。
 「シグマ湯島ビル」は、東京メトロ千代田線「湯島」駅徒歩約2分に位置する事務所ビル。当該物件が所在するエリアは、東京メトロ銀座線、都営大江戸線及びJR山手線の利用も可能な地区だ。敷地面積は400.86㎡、延床面積は400.86㎡。RC造の地上9階建てだ。竣工は平成元年7月26日。敷地面積のうち260.15㎡が借地権、残る140.71㎡が所有権という所有形態となっている。
 今回の決定に際し「運用資産の着実な成長と中長期的な安定収益の確保を図る」とする。

アドバンス・レジデンス投資法人 不動産信託受益権取得を決定 予定価格は50億7400万円 神戸市ウォーターフロントに位置するレジデンスなど計5件
 アドバンス・レジデンス投資法人(東京都千代田区)は、「アルティス神戸ポートアイランド」など合計5件のレジデンス物件における信託受益権の取得を決定した。合計取得価格は50億7400万円である。「アルティス神戸ポートアイランド」の取得先は伊藤忠商事(大阪市中央区)。「プレイア代々木の杜」を含む計4件は、レオンプロパティーズスリー(東京都中央区)から取得。
 当該契約における代表的物件である「アルティス神戸ポートアイランド」は、神戸新交通ポートアイランド線「中公園」駅徒歩約6分に位置し、サウス棟及びセンター棟から構成される。敷地面積は2761.33㎡、延床面積は両棟併せて6073.72㎡。主要な住居部分となるサウス棟は地上10階建てだ。
 一方同投資法人は、「プレイアデ代々木の杜」「調布」「国立」「川崎元木」の合計4件を同時取得。敷地面積は2153.87㎡、延床面積886.85㎡。「代々木」駅から徒歩4分。




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