不動産トピックス
過熱する投資市場の現場から
2008.03.24 11:57
オリックス不動産投資法人 都心部ポート充実図り用途分散でリスク低減
オリックス不動産投資法人は、「戸田パークロジスティックセンター」の信託受益権、「エス・ティー・ワールドビル」の所有権、「オリックス水道橋ビル」の信託受益権の取得を決定した。用途分散によるリスク低減、首都圏におけるポートフォリオの充実および中長期的な安定分配を図るため、オリックス不動産より取得した。取得価格は順に96億円、35億円、30億円。
「戸田パークロジスティックセンター」は、埼玉県戸田市に立地する物流施設で、新大宮バイパスと東京外環自動車道を利用することで、東京中心部・西部、千葉方面もカバーできる利便性の高いエリアにある。
「エス・ティー・ワールドビル」は東京都渋谷区渋谷に立地する、平成19年3月竣工の新築オフィスビルであり、JR・各私鉄より徒歩圏内と交通利便性に恵まれ、競争力のある物件である。
「オリックス水道橋ビル」が位置する水道橋エリアは、東京、新宿、大手町へのアクセスが優れていることに加え、平成17年10月竣工の築浅物件である。
トップリート投資法人 交通利便性良いオフィス立地物件を選択 信託受益権と区分所有権オフィスビル3棟で取得
トップリート投資法人(東京都中央区)は、「晴海アイランドトリトンスクエアオフィスタワーZ」17階の一部及び18〜22階の信託受益権と、「ファーストレイビル」8階区分所有権(追加取得分)、「芝公園ビル」1〜7階の区分所有権を取得した。
「晴海アイランドトリトンスクエアオフィスタワーZ」の取得先は大林組(大阪市中央区)で、取得価格は200億円。同施設は、晴海地区における一体的な再開発により、平成13年に竣工した地下4階塔屋1階付き地上34階建ての超高層オフィスビル。都営地下鉄大江戸線「勝どき」駅より約450mに立地し、最新のスペックを備えたインテリジェントオフィスビルである。テナントニーズを十分満たす設備水準を確保している点などを、取得に際する評価点とした。
「ファーストレイビル」は、都市再生機構(横浜市中区)より5億7100万円で取得。同物件はJR中央線「立川」駅より約450mの位置に立地する、地上12階建てで延床面積1万6206・34㎡のオフィスビル。「ファーレ立川」内に存していることから、オフィスエリアとしてのポテンシャルが高い立地であると評価された。
「芝公園ビル」は、三井不動産(東京都中央区)とフジワラ恒産(東京都渋谷区)より、57億700万円で取得。同物件は地上8階地下1階、延床面積が4958・29㎡のオフィスビル。都営地下鉄三田線「芝公園」駅徒歩1分程度と交通利便性が高い。
森ヒルズリート投資法人 アーク森ビルの準共有持分75%取得 プレミアム物件のオフィス投資比率高める
森ヒルズリート投資法人(東京都港区)は、「アーク森ビル」の信託受益権取得を決定した。
取得先は森ビル(東京都港区)。「アーク森ビル」における土地・建物の不動産信託受益権の準共有持分75%を取得し、残り25%は森ビルが引き続き保有する。取得対象となる信託受益権に係る建物は、同物件の12・22階部分に対応する区分所有権で、取得予定の専有面積は3956・19㎡。取得価格は165億円。
同物件は、東京都港区赤坂一丁目に立地する、地上37階地下4階、延床面積17万7486・95㎡のオフィスビル。アークヒルズのランドマークかつ同周辺地域のシンボル的存在である。同投資法人はポートフォリオの拡充を図り、東京都心部のプレミアム物件のうちオフィスビルの投資比率を高めるために、追加取得したとしている。
日本アコモデーションファンド投資法人不動産投資ファミリー・単身層中心に賃貸需要見込む 利便性高い住宅2棟を取得
日本アコモデーションファンド投資法人(東京都中央区)は、「パークアクシス日本橋浜町」と「パークアクシス日本橋」の所有権を取得した。
取得先は両物件とも三井不動産(東京都中央区)。取得価格は、それぞれ55億4000万円と10億2000万円。
「パークアクシス日本橋浜町」は、東京都中央区日本橋浜町の都営地下鉄新宿線「浜町」駅より徒歩3分、地上12階建て、延床面積9235・80㎡の賃貸マンション。
「パークアクシス西船橋」は、千葉県船橋市西船の京成電鉄「京成西船」駅より徒歩2分に立地する、地上5階建て、延床面積2377・18㎡の、平成19年9月に竣工した新築賃貸住宅である。
両物件とも、交通利便性や生活利便性を重視するファミリー層や単身層者を中心に賃貸需要が期待できるとしている。
プレミア投資法人 赤坂と新宿の賃貸住宅取得住居の投資比率高めるため 都心にありながら生活利便性に優れる住居
プレミア投資法人(東京都港区)は、「ストーリア赤坂」と「ルネ新宿御苑タワー」の信託受益権を取得する契約を締結した。
取得先は両物件とも合同会社アール・エス・ワン(東京都千代田区)。取得価格はそれぞれ39億300万円と、65億円。取得の理由として、東京都心5区におけるレジデンスへの投資比率を高め、ポートフォリオ全体の運用バランスの充実を図るためとしている。
「ストーリア赤坂」は、東京都港区赤坂に立地し、東京メトロ千代田線「赤坂」駅より徒歩5分の位置に所在する。地上5階地下2階、延床面積は6329・52㎡の賃貸住宅。
「ルネ新宿御苑タワー」は、東京都新宿区新宿一丁目に立地し、東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑」駅から徒歩4分に所在する。地上25階地下2階、延床面積1万1203・40㎡の賃貸住宅である。新宿副都心の高層オフィス街や新宿中心部の商業施設へも至近の距離にある。各種便益施設により、生活利便性に優れている。