不動産トピックス
ビルオーナーのための建築・設備最新情報
2008.05.19 16:16
<注目の製品>文化シャッター リニアモーター式電動開き折れ戸 高い安全性を有しオプションでセンサーも取り付け可能
文化シャッター(東京都文京区)は、リニアモーターを採用してごく軽い力で操作できる電動タイプの軽量鋼板自由開き折れ戸「ヒクオス・リニアモーター式電動タイプ」を来月1日より発売する。
平成18年に発売を開始した手動タイプの「ヒクオス」は、連結された2枚の扉が折りたたまれながら収納される、押しても引いても両方向から出入りできる折れ戸として、ユニバーサルデザイン製品の採用が特に求められる公共空間への採用実績を伸ばしている。
今回発売するのは駆動装置にリニアモーター式電動機構を採用した電動タイプのもので、高齢者や車椅子利用者でもより軽い動作でスムーズな通行ができるようになっている。安全面では、人や障害物が扉に接触した場合に軽い力で反転動作する「セーフティリターン機能」をはじめ、同じ場所に2回連続で接触した場合にその場で停止する「セーフティストップ機能」を標準装備。また、扉の全開時にセンサーが人を感知すると、扉の全開を保持する「補助センサー」をオプションとして用意するなど、安心・安全を追及した設計となっている。価格は開口幅1000㎜×高さ2000㎜のタイプで61万円となっている。
サンケン電気 製品質量を約15%削減した無停電電源装置 運転効率を90%にまで高め省スペースで設置も容易に
サンケン電気(埼玉県新座市)は、国内最小・最軽量クラスを実現した大容量UPS(無停電電源装置)の「FULLBACKSBU」シリーズを5月下旬より受注開始し、7月より出荷を開始する。
消費電力の抑制や省エネ対策の徹底が求められている昨今、システムの無停電化を図るためのUPSにも高効率が要求されている。
同製品はインバータ制御技術と回路の改善により、従来は約85%前後であった運転効率を90%にまで高め、同時に軽負荷時(30%)から定格負荷時(100%)までの広い負荷率範囲において、高効率の運転を可能にしたものである。
また、独自の高密度設計・実装により小型・軽量化を図り、従来比で質量を約15%削減している。加えて、放熱構造を従来の背面排気から天井排気へ、また保守機構を背面から前面方式に改善したことで、裏面スペースも不要となり壁際での設置も可能である。電力変換部はユニット化することで、部品交換の作業時間がこれまでの7分の1にまで短縮できるようになり、保守部分も大幅に長寿命化しているので運用コストも低減する。
同社では今秋以降、さらに大容量のモデルの発売も予定しており、これらを合わせ今年度10億円の販売を計画している。
マツムラテクノ有限責任事業組合 操作が簡単な新発想のペーパーホルダーを発売 すべてのタイプのペーパーが対応
マツムラテクノ有限責任事業組合(神奈川県横須賀市)は、まったく新しい発想によるロールペーパー(トイレットペーパー)ホルダーを今月から製造・販売している。
同製品の使用方法は、まずトイレットペーパーやペーパタオルを製品上部に乗せ、前カバーを軽く持ち上げてペーパーをセットする、次にそのペーパーを引き出し、前カバーを押すだけでペーパーが切れ、次の部分が出てくるというものである。
同製品には電源を必要とせず、すべての作業を片手で簡単に操作できる設計になっている。自分で使用する部分を他人が触ることがないので衛生上も安心である。また、シングル、ダブル、芯なし、ミシン目なしなど、すべてのペーパーが使用可能でビルや商業施設はもちろん、介護の現場や駅などの公共施設、一般住宅にも幅広く活用できる。マグネットを裏面に貼り付ければ、金属部分への固定も可能になる。
機種は標準の「PHタイプ」と上カバー付きの「PHCタイプ」の2機種がラインアップされており、販売価格は「PHタイプ」が6980円、「PHCタイプ」が7980円となっている。
日立アプライアンス 新タイプの熱交換器採用で消費電力を約5%削減する COP4・3達成のヒートポンプ給湯システム
日立アプライアンス(東京都港区)は、COP(エネルギー消費効率)4・3を達成した業務用自然冷媒ヒートポンプ式電気給湯システムを8月上旬から発売する。
同製品は湯を沸かすためのヒートポンプユニットに、熱交換効率を向上させた新「水・冷媒熱交換器」を採用した。この熱交換器は水と冷媒が通るパイプの本数を増やし、冷媒の熱に水を移す伝熱面積を拡大することで熱交換効率を向上した「3流路パラレル方式」を採用している。これにより、従来の同社製品に比べ消費電力を約5%低減することに成功した。また、ヒートポンプユニット内には「内部熱交換器」を装備し、配管内に循環する湯を高温に保ち給湯器と離れた 蛇口でも即時に最適な温度の給湯を行う。
同製品では、業務用の自然冷媒ヒートポンプ式電気給湯システムで初めて、貯湯タンクに独自の高性能真空断熱材を採用。貯湯タンクの保温性能を約5%向上し省エネ化を実現している。製品はタンク容量560l、1120l、1680lの3種類でそれぞれ207万9000円、239万4000円、270万9000円となっている。
ハンスグローエジャパン 人気の洗面水栓シリーズに新作 バッテリーは約20万回の作動まで対応
ハンスグローエジャパン(東京都港区)は、個性・デザインを追求した洗面水栓の「アクサースタルク」シリーズに、「アクサースタルク自動洗面混合水栓」を追加、今月より販売している。
この「アクサースタルク」シリーズはフランス人デザイナー、フィリップ・スタルク氏によってデザインされ、平成6年より販売を開始している同社の人気ブランドで、そのデザイン性は世界中で高い評価を受けている。
今回の「アクサースタルク自動洗面混合水栓」は、高感度な赤外線センサーを設置、そのほかにも自動停止機能や流量制御機能を搭載している。水温調節も本体側面のレバーを操作することで簡単に変えることができる。バッテリーは外付けで交換が容易となり、交換時まで約20万回の作動が可能でエネルギー効率に大変優れている。同製品の価格は18万6900円である。