不動産トピックス
過熱する投資市場の現場から
2008.08.25 12:06
DAオフィス投資法人 不動産信託受益権を170億円で譲渡 東京都港区のオフィスビル 独不動産会社に売却決定
DAオフィス投資法人(東京都中央区)は東京都港区に立地する「ダヴィンチ神谷町」における信託受益権の譲渡を決定し、信託受益権売買契約を締結した。
譲渡先は不動産業を行うCR-Kamiyacho Gmbh&Co. kommanditgesellschaft(ドイツ連邦共和国ウィースバーデン)。
譲渡日は9月2日、価格は170億円を予定している。
この物件は平成17年10月21日に同投資法人が取得していたもので、当時の名称は「プライム神谷町ビル」である。
当時の取得価格は120億円で、平成17年9月に発光した新投資口発行及び投資口売出届出目論見書に記載されたことにより合計で22件の物件を取得していた。
敷地面積は1744.36㎡、延床面積1万300.45㎡。平成元年11月竣工の地上11階建てオフィスビルだ。58台の付帯駐車場が完備されている。
6月末現在のテナント総数は15件。貸室可能面積は7666.27㎡だが、満室稼働となっている。
同投資法人は今回の譲渡の理由として、約2年10カ月間の保有期間内における高水準な内部成長を挙げ、市場を反映した譲渡予定価格を妥当と判断しての契約としている。
旭コンクリート工業 操業休止中の小松工場跡地を売却 譲渡益は1億3296万4279円を予定
旭コンクリート工業(東京都中央区)は石川県小松市の土地を譲渡した。
譲渡先は六角ボルト及び自動車用令間圧造部品等の製造を行う共和工業所(石川県小松市)である。
対象となっているのは、工場集約化に伴い操業休止となっている小松工場の敷地だ。
今年4月1日、工場の一部にあたる8185.58㎡が譲渡された。譲渡先は建機、産機向け大型部品の高精度、高耐食硬質クロムめっき等に携わる小松電気化学工業(石川県小松市)である。譲渡価格は1億2380万円だ。
今回の譲渡は、残る1万1081.52㎡が対象となっている。今回の譲渡価格は1億6500万円。帳簿価格は878万9333円である。譲渡価格より費用を除いた譲渡益は1億3296万4279円。
旭コンクリート工業の創立は大正12年11月14日。愛知県名古屋市に本社を構え、専売特許鉄筋コンクリート管の製造及び販売を目的として設立された。昭和11年に本社を移転し、コンクリート製品の開発・製造に携わっている。
サンウエーブ工業 譲渡先は国分・なだ万に決定 旧戸田製作所駐車場を売却 譲渡価格は4億7900万円
サンウエーブ工業(東京都千代田区)は、今年8月21日の取締役会で所有する土地の譲渡を決定した。
対象となる物件は埼玉県戸田市の土地である。このうち1685.38㎡は国分(東京都中央区)に2億8900万円で譲渡される。また、残る1109㎡はなだ万(東京都港区)に1億9000万円で譲渡する予定。帳簿価格は合計で2億7000万円とされていた。
今回の譲渡に居り平成21年3月期の第2四半期累計期間において、特別利益として固定資産売却益4億3800万円を計上予定だ。
平成19年11月30日に閉鎖した旧戸田製作所の従業員用駐車場としていた土地を活用するため、今般の決議に至ったとしている。
契約は9月3日、物件の引渡しは9月29日に行われる予定。
マルマエ 生産設備含む土地・建物取得 取得価格合計は約3億7126万円 精密機械の設計・製造を行う
精密機器の設計・製造及び加工などに携わるマルマエ(鹿児島県出水市)は、土地をはじめとする資産を取得する。
取得資産の内容は土地・建物と付帯工事及び生産設備などである。今年3月5日に開催された定時取締役会で取得先等が確定、発表に至った。
取得価格は土地が約1億1777万円、建物が約6394万円。その他、付帯工事が約1462万円、生産設備が約1億5434万円である。これらの資産合計で約3億7126万円となる。
東洋電機 老朽化に伴う譲渡・価格は1億460万円 現況は社宅として使用する愛知県春日井市の土地売却
東洋電機(愛知県春日井市)は8月19日の愛知県春日井市の不動産における売買契約を締結した。
敷地面積は1647.55㎡。譲渡先は不動産の売買・仲介及び建築・内外装工事に携わる藤山ハウス(愛知県春日井市)である。
譲渡価格は1億460万円。現況は社宅として使用されているが、今後更地にして引き渡す予定だ。
今回の契約の理由として、東洋電機は建物の老朽化により現況のままの継続的な仕様が難しいとしている。
東洋電機はエレベータ関連機器をはじめとする電子機器セ品及び変圧器製品や板金加工などのメーカー。
今回の売買契約により、平成21年3月期の連結決算において6500万円の特別利益が発生する見込みとなっている。