不動産トピックス
ビルオーナーのための建築・設備最新情報
2008.09.08 10:54
シャープ 段階調光機能で省エネ実現 高演色LEDを搭載 応接室や店舗に最適
シャープ(大阪市阿倍野区)は、「プラズマクラスターイオン」を搭載したスクエア形とストレート形のLED照明3機種、全5機種を10月24日から順次販売開始する。
プラズマクラスターイオン搭載LED照明(DLA002N/N002N/N028N)は、同社独自のプラズマクラスター技術を採用しており、プラスイオンとマイナスイオンからなるプラズマクラスターイオンがカビ菌、ウィルス、ダニのアレル物質の表面に付着して瞬時に分解・除去という空気浄化技術である。その効果によって、明るさと清潔さのある空間を創り出す。
LED搭載で頻繁な点滅や調光にも対応でき、センサー技術を組み合わせ、3種類の方法による段階調光機能によって、省エネを実現。3種類の機能とは、人感センサーによる段階調光、照度センサーによる段階調光、壁スイッチ/別売りリモコンによる段階調光であり、環境に合わせた使用が可能である。
自然光に近い色を表現できる高演色タイプである「DLA002N」は、赤色/緑色蛍光体を使った高演色LEDを搭載しており、自然光のもとで見た色合いに近い色を再現。応接室や店舗、ショールームなどの照明として適している。参考価格として、スクエア型LED照明「DLA002N」は25万2000円となっている。
東邦レオ 景観性に優れた雑草防止剤 雑草が生育しにくい環境つくる
東邦レオ(大阪市中央区)は、建築物の外溝や中央分離帯などを対象に、雑草抑制効果が高く景観性に優れた埋設型雑草防止材「グリーンプレート」を開発、販売開始した。東京都が「緑の東京10年プロジェクト」を発表するなど、緑地の急速な拡大が見込まれる一方、管理コスト低減が改めて課題となっている。
今回の製品は、埋設型トレイで雑草の発芽を防止し、雑草が発芽しても生長しにくい生育環境を人為的につくることができる。
また上部には多彩な表面化粧材を使用できるため、様々な外観を演出できる点も大きな特徴としている。さらに、経年変化が少なく長持ちし、軽量で設置が簡単。受注生産品として「グリーンプレートハードタイプ」も取り揃えており、土の色になじむ褐色系で露出して自然な景観、鋼材製のため、製品の耐久力が向上するなどの特徴を持っている。
「グリーンプレート」は実験結果によると、晴天時の強乾燥によりプレート上部では極端に温度変化が起こることが確かめられた。この温度変化によって雑草を弱らせ、生育を抑制する。
山武 ユーザーのパソコンで出入管理可能 共連れを防ぐ機能などを追加
山武(東京都千代田区)は、同社のICカードを利用した出入管理システム「IDSMART(アイディースマート)」に新たな機能を追加し、販売開始した。
「IDSMART」は、FeliCa対応型の火接触式ICカードリーダ、または指紋照合機と電気鍵制御器とから構成される出入管理システムである。ユーザーのパソコンで出入管理を行い、扉の数やセキュリティのレベルなど様々な条件に対応できる。オフィスのセキュリティ対策の必要性が迫られている昨今、同社は確実な出入履歴の取得と、履歴収集・管理のニーズの高まりに応える形で新機能を追加した今回の製品を販売することになった。
今回追加した機能は、入退室を管理用PCに自動記録する機能、共連れを防ぐアンチバスパック機能、入室制限などの部屋に応じて様々な出入管理を実現する機能である。
アンチパスバック機能は対象となる部屋の入室と退室の両側にカードリーダを設置し、入室もしくは退室操作が無い状態では入退室を禁止、前回に正しく操作してないことを警告する機能である。これによって共連れを防ぎ、利用者が正しく操作運用することを促すことが可能となる。
販売価格は最小構成非接触ICカードリーダと電気鍵制御器で23万円となっている。
松下電器産業 クイックランプで瞬間に明るい蛍光灯 点滅性能4万回を実現
松下電器産業(大阪府門真市)は、電球形蛍光灯「パルックボールQ(クイック)」を発売している。
地球温暖化防止やCO2排出量削減への必要性が高まる中、照明器具に対しても省エネ化が求められている。同社は「パルックボールプレミア」シリーズを充実させ、電球形蛍光灯の需要拡大を図る。
同製品は「ハイブリッド点灯方式」の実現により、短い点灯時間で頻繁にスイッチのオン・オフを繰り返す洗面所や廊下などでの使用に適した仕様となっている。コンパクトな「クイックランプ」を、らせん形状をした「スパイラル発光管」内側に内蔵。まず、はじめに「クイックランプ」が点灯し、次に「スパイラル発光管」が明るくなる。これにより、点灯1秒後に約60%の明るさを可能にした。また、発光管が明るくなったところで「クイックランプ」が消灯するタイマー制御機構を搭載することで消費電力10Wを実現。
電極部には同社独自の4重コイルを採用、電球形蛍光灯の寿命を左右する電子放出物質(エミッタ)の塗布量を最適化し、約1万3000時間の長寿命化、点滅性能も約4万回を実現した。頻繁な使用にも耐えることができる。
防災備蓄センター 省スペース備蓄ボックス AEDも搭載可能
平成19年に新潟県中越沖地震、今年の6月には岩手・宮城内陸地震が発生し、身近な問題としてビルにも地震対策の必要性が高まっている。防災備蓄センター(東京都中央区)は、「エレベーター防災備蓄ボックス」と「AED保管運搬システム」を発売した。
エレベーター内に設置する備蓄ボックスには非常用飲料水や非常食糧、トイレ機能などが搭載されており、閉じ込められた際に活躍する。備蓄ボックス本体が変形して洋式便座になり、組み立て式トイレを搭載する必要がなく、備蓄ボックスの省スペース化を実現した。
オプション機能でAEDも搭載可能で、AEDが必要な際に取りに行く時間を短縮でき、緊急対応性を向上。また、エレベーターが複数ある場合でも「車椅子対応型有線呼出」対応のエレベーターに設置することにより、最小限のコストでAEDを必要なフロアに運ぶことが可能となる。レンタル価格は設置から管理、定期点検を含め、年間6万円となっている。