不動産トピックス
ビルオーナーのための建築・設備最新情報
2008.11.17 16:31
パクストレーディング 機能性とデザイン性を両立させた集合ポスト 組み合わせ可能で遊び心を刺激する
パクストレーディング(東京都中央区)は、オフィスビルやマンション向けの集合ポスト「LEONCM5002」を9月から発売している。
今回の製品は、デザイナーズポスト「LEON」シリーズの新商品としてラインアップに追加。同シリーズは戸建住宅を中心に、現在までに約1万2000台導入されている。「LEONCM5002」は、同シリーズの特長である機能性とデザイン性を受け継いでおり、機能性の面ではエントランス部のスペースが確保できない場合にも対応できるよう、奥行き97㎜とスリムに設計。さらに、縦横サイズを大きめに取ることにより、A4サイズの郵便物も投函することが可能となっている。また、郵便物が満杯の時にパネルを開いても中身が落ちないよう、保護バーを装備。施錠にはダイヤルロックが使用されている。
デザイン性の面では、シンプルでモダンな外観に加え、ブラックとホワイトの2色を用意。2色を組み合わせることで、より自由な演出が可能。
同社の代表取締役である諸戸氏は「今までの集合ポストは機能性重視で無機質なものがほとんどでした。ですから、設置する方の遊び心を生かせるようなデザイン性と機能性をコンセプトに今回の商品を開発しました。ユーザーの方にはデザイン性が高く、値段も安いとの評価をいただいております」と語る。
リンレイ 業界初の親水性トイレクリーナー発売 節水型のトイレにおいても防汚膜が便器全体に広がる
リンレイ(東京都中央区)は11月4日から「R’SPRO」シリーズの新しいラインアップとして「デイリーアクア」、「中性トイレクリーナー」、「酸性トイレクリーナー」の3製品の販売を開始した。「R’SPRO」シリーズは、同社がこれまで販売を行ってきたトイレクリーナーやガラスクリーナーなどの製品群「RIPS」シリーズをリニューアルした新ブランドである。
3製品の中でも新製品の「デイリーアクア」は、業界初の親水性トイレクリーナーである。一般的に便器の清掃には、日常用として中性、周期的に酸性のトイレクリーナーを使用する。しかしビルによっては酸性トイレクリーナーの使用を禁止する場合もある。業務製品事業部の村上氏は「近年普及が進む節水型トイレでは、中性溶剤のみのデイリーケアだけで水アカなどの汚「デイリーアクア」は開発されました」と語る。
デイリーアクア」は開発されました」と語る。
一般の中性トイレクリーナーや撥水性トイレクリーナーを節水型小便器に使用すると、溶剤は縦に流れ汚れも筋状に伸びる。「デイリーアクア」は親水性のため、少ない水でも親水膜が全体に広がり、防汚効果を発揮する。なお、「中性トイレクリーナー」、「酸性トイレクリーナー」については、これまでの高い洗浄力・消臭効果を引き継いだ形となっている。
村上氏は「平成22年までに3製品合わせて100万本の販売を目標としています」と話す。1本あたりの価格は「デイリーアクア」は960円、「中性トイレクリーナー」、「酸性トイレクリーナー」は各660円となっている。
岡村製作所 木名テイストで落ち着いた雰囲気を演出 サポートツールも充実で個性的なオフィスを実現
岡村製作所(横浜市西区)は、木目テイストのオフィスシステム「Proselva(プロセルバ)」を平成21年1月から発売を開始する。
今回の製品は、同社オリジナルの新しい木目柄3仕様を用いた製品展開を行う予定。従来の一般的なオフィスではカラーのトーンが白を基調になりがちであるが、同製品では落ち着いた雰囲気で個性的な「木目テイストの空間」を目指しており、知識創造型ワークプレイス「クリエイティブ・オフィス」を創出するための品揃えを幅広く用意している。
同製品の特長として挙げられるのは、デザインが新しい木目テイストのワークステーションとなっており、個性的なオフィスづくりの実現が可能な点である。オリジナルの木目柄はネオウッドライト、ネオウッドミディアム、ネオウッドダークの3種類を取り揃えている。
また、職種や仕事の内容に合わせて選択することができるよう、テーブル連結システムも備えている。さらに、サポートツールとしてブロック収納やミーティングテーブル・ベンチなどの豊富なラインアップも揃えている。
ブロック収納は、ブロックタイプのシンプルなデザインとなっており、造り付けの造作家具とは異なり、分解・移設が可能なユニット式になっている。1ユニットの幅・奥行きは共に450㎜で、ハイタイプとロータイプを用意。横方向に連結させるシステムとなっており、バックパネルのパターンも考慮して組み合わせることで、個性的なインテリア収納をつくることができる。
三菱電機ビルテクノサービス エレベーター閉じ込めが発生時利用者の不安和らげるサービス 受信員の画像見ながら音声通話での対応が可能
三菱電機ビルテクノサービス(東京都千代田区)は、エレベーターの閉じ込めが発生した場合、利用者の不安を和らげることを目的とした新サービスを開発、11月1日から提供を開始している。同社は、エレベーターを利用者の安心感をさらに高めるとともに、閉じ込め発生時にも利用者が受信員とのインターホンによる通話などに落ち着いて対応できるよう、新サービスを開発したとしている。
新サービスの概要は、閉じ込め信号受信時に、インターホンで通話する同社の情報センターの画像を、エレベーター内のディスプレイに表示。受信者の画像は1コマにつき5秒で表示され、エレベーター内のご利用者は、応対している受信員の画像を見ながら音声通話で状況や対応方法の説明を受けることが可能となっている。
同サービスは、三菱エレベーターリモートメンテナンス契約「ELEFIRST(エレファースト)」のラインアップと追加され、エレベーター内にディスプレイを設置し、オリジナルの画像、犯罪やいたずらなどの抑止効果を高めるために防犯カメラで撮影した映像を表示するサービスである「インフォメーションサービス」の契約料金内での提供となる。
日立機材 独自の解析技術によりパネルの軽量化を実現 設備の安全性を考え従来品以上の強度性能有す
日立機材(東京都江東区)は、クリーンルーム用フロア「NEOフロアシリーズ」を発売する。
同社は、昭和39年に電算室用のフリーアクセスフロアを発売して以来、クリーンルーム用、オフィス用も加え、高性能で幅広いバリエーションのフロアシステムを開発、販売している。特に、クリーンルーム用フロアとしては、昭和55年に半導体工場向けのアルミダイカストパネルを初納入後、顧客の様々な要望に応える商品を開発しており、業界トップの納入実績を誇っている。
今回の製品の特長は、最軽量という点である。同社独自のFEM解析技術による積載時の応力変形検討、及びアルミダイカスト鋳造時の湯流れ解析技術によりパネルの軽量化を追及した結果、クリーンルームで重要な機能であるメンテナンス性を大幅に改善している。
また、クリーンルーム設備の安全性を第一に考え、同社従来と同等もしくはそれ以上の強度性能を有している。さらに、ダウンブローに不可欠なグリルタイプに斜めリブ設計を採用することで、台車等通行時の振動や作業者の歩行疲労を大幅に軽減が可能となっている。価格は、パネル型式A600Lが1あたり4万6000円。