不動産トピックス

ビルオーナーのための建築・設備最新情報

2008.12.22 10:21

トステム 室内空間を自由にコーディネートできる可動間仕切り
トステム(東京都江東区)は、内装建材の主力商品である「ウッディーライン」シリーズに、「可動間仕切り引戸Vレール方式」を追加し、11月から1月にかけて全国で順次発売している。
同製品は、状況に合わせて室内空間を自由にコーディネートできる、高さ260大型可動間仕切り引戸である。間仕切りとしての使用の他に、収納用の扉としての使用も可能。画材を半透明のアクリルパネル仕様とすれば、光を透過する紙貼りの和障子のように仕切ることもできる。
主な特長として、安定感のあるVレール方式を採用しており、開閉もガタつきなくスムーズに行える。また、上吊り方式で必要な天井部分の躯体補強が不要なので、施工も簡単。また、レールの段差がわずか4mmで、傾斜もあるため、つまづきにくい設計となっている。さらに、万一Vレールから戸車が外れた場合でも、引戸本体が倒れないように、上部に外れ止めのローラーをつけているので安全。はね返りを防ぐキャッチ機構も採用しており、上枠に取り付けたキャッチ部品により、引戸本体のはね返りを軽減し、枠とぶつかった時の衝突音を抑えている。
開発の背景として同社は、日本の”引戸”が見直されている点を挙げている。価格は、引違い戸と4枚建て、ノンケーシングのセットで44万8500円。

岡村製作所 豊富なオプションパーツで使い勝手に合わせて組み替え可能 機能性とデザイン性に優れた什器
岡村製作所(横浜市西区)は、研究施設向け什器「RIFORMA(リフォルマ)」を平成21年1月から発売する。
同製品は、中心となるコアフレームを基本として、脚、天板、ブラケット棚、試薬ボックス、アッパー照明、およびその他オプションパーツで構成されている。基本のコアフレームに必要に応じて各種パーツを組み合わせることで、研究者の使い勝手にあわせた自由自在なカスタマイズが可能となっている。拡張性にも優れており、後から必要なパーツを付け足していくことも可能。また、研究内容の変化に伴うレイアウト変更の際にも容易に組み替え可能なフレキシビリティを備えている。
さらに、細部にいたるまで機能性を追及しており、机上面中央からアクセス可能な配線ダクトを装備。支柱内部にも配線ダクトを備えており、横にも縦にもすっきりとした配線が可能となっている。デザイン性、安全性も優れており、スマートで安定感のあるL字脚を採用している。同社は、初年度の売り上げ目標を1億円としている。

パナソニック電工 展示物などを引き立たせる近接照射用LED照明器具
パナソニック電工(大阪府門真市)は、展示物を引き立たせる枠のない近接照射用LED照明器具「トリムレスユニバースダウンライト」2品種4品番を発売した。
同製品は、枠がなくすっきりした外観で、器具の存在感を極限まで無くし、展示物を引き立て、商業施設などの什器やショーケース内、住宅の飾り棚などに溶け込む。その特長的な外観は、器具を裏面から取り付けることにより、表面に見える枠を無くし、器具の存在を極力抑えることにより、光だけが照射されるイメージで、展示物をすっきりと引き立てることが可能となっている。また、照射方向が水平方向360度、垂直方向24度変えられるので、展示商品のレイアウト変更にも自由に対応。取り付け方向にも制限がない。さらに、熱線や紫外線はほぼゼロとなっており、商品を損傷させることなく、安心して近接照射できる。
今回ラインアップされた2品種は、高出力タイプと高演色タイプ。高出力タイプは白色52lm、電球色42lm。高演色タイプは白色42lm、電球色33lmとなっている。寿命も4万時間と長寿命となっており、メンテナンスなどの手間を省くことができる。価格は1万4700円。

サクサ キーテレホン連動型オフィスセーフティ送信機 非接触ICカードにも対応
サクサ(東京都港区)は、キーテレホン連動型オフィスセーフティ送信機「BS700」を開発し、12月から発売を開始している。同社が主力としている中小規模のオフィス環境は、オフィスにおける情報漏えい対策やセキュリティのニーズが増加傾向にあることを背景に、同社は主力であるキーテレホンとの連動を図りながら入退室管理できるシステム「IcGate」や本人認証プリントシステム「PrintCatcher」、ASP型画像モニタリングシステム「ネットde録画」などの製品を提供し、中小規模のオフィスソリューションを展開してきた。
今回の製品は、このような多様化するニーズに対応するため、異常発生時の携帯電話などへの緊急通報やメール通報機能はもちろん、キーテレホン「AgreaHM700」との連動を可能とし、効率的なオフィスセーフティシステムを構築することが可能である。同製品に接続したセンサと「AgreaHM700」を標準装備したセンサ付多機能電話機を共有して運用することができるので、より高度で広範囲なオフィスセーフティを可能にしている。また、非接触ICカードにも対応している。

<注目の製品>ジョンソンディバーシー 細かいダストまで吸引できる大型バキュームモーター採用 大型ブラシでパイルを起毛することでダストを吸引
潰れたカーペットパイルをしっかり起毛し、ダストまでしっかり吸引するコード式カーペットパイル起毛・清掃機「パイルリフター」。この商品を11月から販売しているのは、米国大手業務用ワックス、洗剤メーカーの日本法人であるジョンソンディバーシー(横浜市中区)である。
カーペットパイルの問題点として挙げられるのは、パイルが潰れた場合、細かいダストを包み込みダストが固着した状態となる。そのような状態で一般的な掃除機を使用してもダストを回収するのは難しい。今回発売された「パイルリフター」は、長さ350mm、幅10cmの大型ブラシで潰れたカーペットパイルを起毛し通気性を回復させ、大型バキュームモーターでしっかりとダストを回収する。また、ペーパーバックと布バックの2重構造で細かいダストまで逃さない仕様となっている。さらに、ハンドル手元のレバーを握るだけで操作が可能、ハンドルの高さも13段階に切り替えることが可能となっており、誰でも簡単に操作することができる。
製品のサイズは、幅49mm×長さ484mm×高さ1114mm。重量は36㎏。清掃幅は350mmとなっている。標準小売価格は、63万4000円。




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