不動産トピックス
ビルオーナーのための建築・設備最新情報
2009.01.05 15:39
トステム シンプルデザイン追求の断熱玄関ドア 2800人の建築家の声参考に装飾を極限まで削った断熱ドア
トステム(東京都江東区)は、”シンプルさ”を追求して装飾を限り少なくした新タイプの断熱ドア「DD(デザイナーズ・ドア)」を全国で販売開始している。
昨今の玄関ドアのデザインでは本物志向や重厚感にこだわった木目調タイプが人気である一方、装飾のないシンプルなデザインを求める声も増えている。
特に建築化が設計する家にその傾向が強く、今回発売する断熱玄関ドア「DD」は2800人の建築家の声を参考に、装飾を極限まで削ったこれまでにない新感覚の”シンプル”なドアとなっている。
まず、目を引くのはドア枠の細さが23mmという点である。これは、同社の断熱玄関ドア「フォラード」の約半分であり、枠が主張しないことでドアの存在が際立たなくなる。ハンドルとシリンダーもシンプル設計。ハンドルはよりシンプルさを追求した「レバーハンドル」とシャープなイメージの「スクエアハンドル」の2タイプを用意。シリンダーも出っ張りの少ないDNキーを採用している。
また、機能性においても優れた断熱性能とドアのロック部分には破られにくい「2ロック」を標準装備している。
「D1L型」レバーハンドル仕様が31万7000円。「D1S型」スクエアハンドル仕様が34万円となっている。
日立アプライアンス 世界最高の省エネルギー効率を達成 期間効率高く運転時間の長いユーザーに最適
日立アプライアンス(東京都港区)は、年間を通じて大幅な省エネルギー化と環境負荷の低減を実施し、世界最高の省エネルギー効率を達成した高期間効率吸収冷温水機「EXP/EXSPシリーズ」を開発し、12月15日から発売している。
同製品は、定格運転時に高いエネルギー消費効率を発揮する「EXシリーズ」をベースに、従来は一定回転で運転していた希溶液ポンプにインバータ制御機能を追加した。冷房負荷に応じてポンプ回転数を制御し、溶液の循環量を最適したことにより、特に低負荷領域における効率の向上を図った。これにより、負荷率25%におけるCOP1・60と、現在吸収冷温水機の主流である二重効用型での世界最高効率を達成した。
さらに、基幹効率の高い本シリーズは通年のランニングメリットとCO2排出抑制効果が大きいため、年間を通して冷暖房運転時間の長いユーザーに適している。空調システムもトータルで省エネ化を実現。リニューアル需要にも配慮されており、圧力損失を従来機と同等の80kPa以下とすることで既存ポンプの再利用が可能である。
NECライティング 器具効率73㏐/Wで消費電力約8分の1削減 快適な生活と環境保全への貢献考え商品化
NECライティング(東京都品川区)は、業界最高効率のダウンライト他LED照明器具”LIFELED’S”を発売する。
同社は、発売の狙いとして環境負荷低減が訴えられている昨今、環境配慮・省エネルギーを強く意識した事業活動が求められている現状を背景に、LED照明器具の発売を通して、人々の快適な生活と地球の環境保全に貢献できる存在でありたいと考え、その第一弾として、ダウンライトとスポットライト計24品種を商品化したとしている。
同製品は、業界最高効率とデザイン性を追求し、幅広いユーザーに仕様してもらえるLED照明器具を商品コンセプトとしている。
製品の特長として、SGI形で器具効率73㏐/W、白熱電球と比べて消費電力は約8分の1となっている。また取付必要高が、40W相当で埋込穴φ75mm、取付必要高77mm。60W相当で埋込穴φ100mm、取付必要高77mmと低く設定されており、天井裏に余裕のない場所にも最適である。さらに断熱施工対応のSGI形なので、近年増加している断熱施工に対応可能となっている。
高効率タイプと高演色タイプや、配光角、電球色タイプと白色タイプなどの組み合わせの中から選ぶことができるので、用途に合わせて設置可能価格は2万1800円から2万9800円となっている。
三菱電機 長時間定格形誘導灯に業界初LED光源採用 リモコン点検も可能で定期点検作業を効率化
三菱電機(東京都千代田区)は、災害時の避難口や通路を表示するLED高輝度誘導灯「ルクセントLEDsシリーズ」の新製品として、避難に時間を要する大規模・高層施設向けの長時間定格形全8機種を発売している。
同製品の特長として、長時間定格形誘導灯に業界で初めてLED光源を採用したことにより、冷陰極ランプと比べC級タイプで最大45%、B級タイプで最大約14%の省エネを実現。LEDの電源は低電圧のためアース線工事が不要で施工性が良く、低温特性も優れているので点灯し出力も落ちない仕様となっている。さらに有害物質の水銀を含まないので環境配慮にも貢献する。
また、コンパクトなLED光源の採用と器具の放熱設計の工夫により、壁・天井直付形誘導灯の器具厚さを従来比最大25mm薄くし、片面灯では35mm、両面灯では45mmという業界最薄の厚さを実現している。さらに自己点検機能を標準装備しており、リモコンでの点検も可能で、定期点検作業を効率化することができる参考価格として、壁・天井直付形「KSH1951H」が6万8900円。壁埋込形「KYH4951H」が12万200円となっている。
山武 ICカードをかざすだけで入退場可 履歴をもとに従業員の健康管理にも活用
Aazbilグループの山武(東京都千代田区)は、ICカードを利用した新たなセキュリティシステム「savic-netFX入出門管理システム」を販売している。
入出門管理システムは、工場やオフィスビルなど事業場の出入口に設置した入出門リーダにICカードをかざすことで入退場ができ、その入退場履歴をもとに従業員などの在場状況を把握できる。
近年、事業所では従業員の始業・就業時刻を客観的に記録し、労働時間を適正に管理するとともに、そのデータを利用して従業員の健康管理に積極的に活用していきたいとのニーズが高まっている。同社はこういったニーズに対応するべく新たなシステムを構築、提案をするとしている。
販売価格は1システム(監視用PC、入出門リーダ内蔵のポール1本、制御盤、ビジターカード管理システムなど含むシステム)、500万円からとなっている。