不動産トピックス

今週の一冊

2009.01.12 14:31

冷え込む不動産業界で付き合うべき会社とは

不動産バブル崩壊で消える会社・残る会社
著者:山下 和之
出版:ぱる出版

定価:1470円(税込)
発行日:平成21年1月5日

 昨年はアーバンコーポレイションの経営破綻をはじめとして不動産会社、建設会社の倒産が相次いだ。今年も引き続き厳しい市況が予測されており、不動産業界の動向から目が離せない状況である。
 「不動産バブル崩壊で消える会社・残る会社」と刺激的なタイトルである本書は、「不動産業界が現在、いかに深刻な事態に陥っているのか、なぜそうなってしまったのか、それを克服する策はあるか、果たして今後どうなっていくのかー」と不動産業界に関わる人間にとって、どのような不動産会社と付き合えばメリットとなるかを見極めるために必要な情報が詰まっている。
 特に第5章では「厳しい時代の不動産会社の見極め方」と題して、不動産会社の財務諸表などをチェックする上で注視すべき点を挙げており、どの不動産会社と付き合うべきかの指標となる。
 著者の山下和之氏は、住宅問題評論家・住宅問題ジャーナリストとして、不動産業界に係る著書を多く執筆。また新聞・雑誌の取材・原稿制作のほか各種セミナーなど広範に活躍中である。




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