不動産トピックス
ビルオーナーのための建築・設備最新情報
2009.02.09 15:07
パナソニック電工 小型形状で盤内設置にも最適な電力計 同社従来品と比べて本体消費電流75%と省エネ対応
パナソニック電工(大阪府門真市)は、機器組込・盤内設置用の簡易電力計「KW1Mエコパワーメータ(スタンダードタイプ)」を2月1日より発売している。
平成17年2月16日に発効された京都議定書に基づき、CO2削減の本格的な取り組みが平成20年より実施されている。特に企業においては、平成20年8月の省エネ法改正により一定規模以上の大規模工場に対し課されていたエネルギー管理の義務が、事業者単位にその義務が課されるようになり、エネルギー管理を必要とする企業が増加。工場などの省エネ化を支援する機器へのニーズはますます高まっている。同社では、省エネ活動に不可欠な「現状の電力をまず把握する」ための簡易電力計「エコパワーメーターを平成15年に開発。今回、電力監視のニーズが高まる中、要望の強かった機器組込・盤内設置用タイプの「KW1Mエコパワーメータ」を発売し、省エネ支援機器である簡易電力系の品揃えを強化するとしている。
同製品の特長として挙げられるのは、高さ50mmの小型形状で盤内設置に最適で取り付けも簡単という点である。従来機械などの盤面に設置していたエコパワーメータを、成型機や食品加工機などの機器や分電盤・配電盤のリミッター部に組み込むことが可能。外部への設置場所を取らず、従来は取付穴が開けられず取り付けが不可能だった既設の機器などへも取り付けできる。また、同社従来品(KW4M)との比較で本体消費電流が75%と機器側も省エネ対応となっている。
さらに、同製品の前面のITEMボタンで積算電力、瞬時電力、電流、電圧、電気料金、二酸化炭素換算値、アワーメータの表示が簡単に切り替え可能で、使用電力量や電力料金だけでなく、使用積算電力量に対するCO2換算量も表示できる。
外形寸法は幅75mm×高50mm×奥行90mm。標準価格は2万2000円となっている。なお、同社は平成21年度の販売目標を1万台としている。
TOTO デザイナー山本寛斎氏とのコラボレーション実現 ”トイレで人を元気にする”がコンセプト
TOTO(福岡県北九州市)は、デザイナーである山本寛斎氏とのコラボレーションにより「トイレで人を元気にする」というコンセプトの元、「NEORESTcollection」を2月2日から発売している。
日常生活の中で、自分の好きな色を身に付けたり、身近に置くことで、新たな活力が沸いてくるように、「色彩」は人に大きな影響を与えると考えられている。特にレストルームは、プライベートな空間であり、リラックス・リフレッシュできる場所である。その空間に楽しくなるような色を加えることで、人を元気にしたい、という考えのもと同製品は開発されていた。
日本は世界でも例のない程、数多くの「色」の呼び方があり、その数は3000とも言われている。今回の製品は、その中から、おすすめの6色を山本寛斎氏が選んでいる。
また、便ふたイメージを再現するために、「会津漆器」を手掛ける蒔絵職人である菊池剛氏が手作りで制作している。便ふたは素材が樹脂のため、印象がハードになりがちであるが、今回は柔らかい素材感を出すため、「モアレ」を便ふたで表現。モアレ柄を表現するにあたっては「シルク印刷」の技術を用いている。
今回の製品は、同社の専用サイトで数量限定の販売となっている。
ライオン事務器 両面使用が可能な天板中央ボードを採用 専用マグネットシートによってひらめきを形にすることが可能
ライオン事務器(東京都中野区)は、オフィスなどで使用する机「ROTYO(ロティオ)」を発売した。
一昨年、経済産業省は感性という新たな着眼点から価値軸の提案を行う「完成価値創造イニシアティブ」を策定した。「感性価値」は、生活者の完成に働きかけ共感・感動を得ることで、商品・サービスの価値を高める重要な要素であり、「感性価値」の中心の発想によるものづくりやサービスこそ、新しい需要を喚起する力を持つとしている。そのような中で、クリエイティブワークスタイルへの変換を手伝うオフィス空間と変換を実現するものが求められていた。同社はそのような需要にこたえる形で今回の製品を開発したとしている。
特長は、天板中央のボードは、表も裏も仕上げ処理を施し、片面は天板柄仕様、反対側は専用のマグネットシートを貼り付けできるスチール仕様となっている点である。
専用のマグネットシートは、天板中央のボード・スチール仕様面に張り付けてメモができ、書き消しが容易なので再利用可能である。これによって、ペーパーレス化にも貢献する。また、サイズがA3判のため、コピー機・スキャナ等で複写したり、デジタルデータとして簡易議事録の作成が容易に行える。価格は10万6260円から。
三和ホールディングス スライド式自動ドアに折り戸の機構採用 ドアと戸袋の間に隙間を作らず安全にも配慮
三和ホールディングス(東京都新宿区)は、グループ会社である昭和フロント(東京都千代田区)と昭和建産(東京都墨田区)と共同でスライド式自動ドアに折り戸の機構を組み合わせ、間口を全開放する機能を付加した「スペースメイクF」を開発、2月より全国発売している。
同製品の特長として、通常はスライド式自動ドアとして使用し、必要に応じて、引き込んだドアと戸袋部それぞれを半分に折りたたむことで全開放ができる。折りたたみ式とすることで、開放する際にも全開放している間も、扉の出幅が小さくて済むので、空間をより有効に利用する事ができる。
また、安全性にも配慮されており、仕様としてフレームとガラスの段差を小さくし、ドアと戸袋の間に隙間ができないようにすることで、自動ドアに指を巻き込まれにくい構造となっている。戸先や丁番部分などには緩衝ゴムを採用。全開放状態の間は、自動でドアが開閉しないようにセンサーで制御する仕組みになっている。さらに、専用に開発した「脱着ハンドル」によって軽くて簡単な開閉も実現している。
参考価格として、W3600mm、H3270mm、引分タイプ、ランマFIX付き、シルバーが242万円となっている。
表面化粧に高級感あふれる銘木を採用 本物・自然・健康志向に応える木の風合いと高機能を備えた床材
大建工業(富山県南砺市)は、表面の化粧に高級感溢れる銘木を採用した銘木床材に、独自の「浮造り(うづくり)加工」とつや消し塗布を施すことにより、今までにない自然な期の風合いを生かした化粧と高機能を融合したWPC-W「エクオスロッゾW」を全国発売している。
近年、本物志向・自然志向・健康志向の高まりにあわせ、トレンドに敏感なデベロッパーなど中心に質感へのニーズが高まると同時に、エンドユーザーにおいても意匠にこだわりを持つ、あるいは無垢調やレザー調など素材感を求める傾向にある。同社はこれらの要望に応える形で今回の製品を発売したとしている。
その特長は、木目を引き立てる伝統工芸の「浮造り加工」と素材感をより際立たせるマットコート塗装仕上げを施しているので、一般のフロアーに比べ立体感があり、天然木ならではの上質な木肌感と柔らかな感触を再現しており、落ち着いた室内空間を演出する。
また、ネオテク加工摩耗などによるすり傷が付きにくい「スクラッチガード機能」、汚れの付着を防ぐ「ステンガード機能」)を付加しており、ワックス不要となり、メンテナンスの手間を省くことができる。
価格は梱(6枚入り・3・3㎡)が4万1475円。1㎡あたり1万2568円。
トステム 床から天井までをゆるやかに仕切るシステム収納 インテリア性の高いガラス製棚板を用意
トステム(東京都江東区)は、床から天井までをゆるやかに仕切るシステム収納「シェルタイプ」を1月から全国発売している。
今回の製品は、フロアの拡がりを保ちながら空間をゆるやかに仕切るシースルーデザインの棚である。最近は、高断熱・高気密・全館計画換気の高性能建築物が普及するとともに、空気の流れを妨げないように部屋を大きく設けるプランが増えてきている。この大空間を背板のない棚で床から天井まで仕切ることで、ゆるやかな空間演出が可能である。
また、飾るものに合わせて、固定棚板と位置を変えられる可動棚板から選択でき、使い勝手よく収納できる。棚板はインテリア性の高いガラス製を用意。雰囲気が単調になりすぎる場合は、ガラスを使用することでデザインにアクセントを与え、飾り棚としての演出効果を高めることが可能となっている。
さらに、床から天井までぴったりと収めることができるので、全体にすっきりとした印象を与え、ボックスタイプの開き扉を採用することで、隠す収納も可能である。
色はショコラーデ、ハーティブラウン、キャラメルモカ、ニュートラル、エッセンなど全14色を用意。耐荷重は20kgまでとなっている。参考価格として側方立(入数1)が1万8000円。