不動産トピックス

ビルオーナーのための建築・設備最新情報

2009.03.23 12:56

東芝ライテック LEDベースライト8機種をラインアップ 業界最高の総合効率を実現 高照度が必要な大空間にも
 東芝ライテック(東京都品川区)は、ベース照明としての明るさと業界最高の総合効率を実現した「E-CORE」LEDベースライトを8機種ラインアップ、4月1日から発売する。
 今回発売する「E-CORE」LEDベースライトは、高額技術をはじめとする総合技術を発展させたことにより、ベース照明としての明るさ(器具光束:2900㏐~4800㏐)を実現。高照度が必要な大空間にも使用可能となる。
 省エネ・CO2削減という点においても、業界最高の総合効率84㏐/Wを達成しており、大幅な省エネに貢献。店舗用ベースライトとして使用されているコンパクト形蛍光ランプ(FHT)42W×2灯用スクエア器具と比較した場合、ほぼ同等の明るさで、消費電力およびCO2排出量を約45%低減できる。
 また、4万時間という長寿命も実現しており、蛍光ランプと比較して3~4倍となる。これによりランプ交換の手間を大幅に軽減できる。さらに、「FLコントルクスPD」と組み合わせることで約5%から100%まで、スムーズな連続調光が実現できる。インバータ式蛍光灯器具と同様の4線式調光方式を採用しているため、蛍光灯器具用制御機器に採用されているあかりセンサや人感センサなどの制御機器と組み合わせることで、省エネとともに快適な光環境の提供が可能である。

東京計器 熱量測定機能搭載でエネルギー管理にも活用 配管を加工せずに測定可能
 東京計器(東京都大田区)は、ポータブル超音波流量計の新商品として「UFP-20」を開発し、販売を開始する。
 同製品は充実した熱量測定機能を搭載することによって、流量計のみにとどまらずエネルギー管理にも威力を発揮する全く新しいタイプの多機能流量計である。
 地球温暖化が懸念されている現在、ビルや工場の空調設備は非常に大きなエネルギー消費源となっており、オフィスビルでは全使用エネルギーの約半分が空調関係であると言われている。そのため、ビル管理者に対して適切なエネルギー管理が求められているが、熱量計によるエネルギー管理を行うためには配管の切断が必要なため、使用中のビルなどのエネルギー管理を行うことは困難であった。同製品は配管を加工せずに測定を行うことができるため、空調設備などを停止することなく測定を行うことが可能。
 さらに2測点測定機能、熱量測定機能などエネルギー管理に求められる各種機能を備え、空調設備製造、設置、メンテナンス、エネルギー診断などの業務のニーズに応える機能・性能を装備している。標準販売価格は95万円。

<注目の製品>日立製作所/明電舎 無線センサネット使用の遠隔監視ASP 工場や店舗の省エネ・衛星管理を簡単に実現
 日立製作所(東京都千代田区)と明電舎(東京都品川区)は、工場の電力使用量や店舗で保存されている食品の温度や湿度を、無線センサねっとを通じきめ細やかに計測することで、工場や店舗の省エネや衛生管理を簡単に低コストで実現する遠隔監視ASP(Application Service Provider)事業を3月から共同で開始する。
 現在、工場では設備ごとの電力使用量の管理、店舗では省エネに加え食品の安全と品質の保持を規定したHACCPに対応するため、温度や湿度などの管理強化が求められている。
 このような背景から、日立製作所と明電舎は、日立製作所の無線を利用したセンサ技術と明電舎の持つ工場の監視制御の豊富なノウハウを組み合わせ、簡単に低コストで省エネを実現できる今回の事業を開始するとしている。
 このシステムは電力使用量、温度・湿度、照度などを計測する複数のセンサを必要な場所へ手軽に設置できる日立の無線センサネットシステム「AirSense」と、センサが計測した情報を収集し、携帯電話のパケット網を活用してASPサーバーに転送する、明電舎の遠隔監視システム「TELEMOT」とを組み合わせたものである。

バンドー化学 環境負荷を低減するフィルムを開発 厚さ55μmながら従来品と同等の隠ぺい性保持
 バンドー化学(神戸市中央区)は、従来品と同水準の隠ぺい性を持ちながら、約20%薄い厚み55μm(μm=1000分の1mm)のポリオレフィンフィルム「テクリアEGS-55」を開発した。
 近年さまざまな業界で環境に優しい製品への要求が高まっており、建築内装用化粧フィルムをはじめとするプラスチックフィルム市場では、従来のポリ塩化ビニル樹脂に代えて、燃焼時の環境負荷が小さいポリオレフィン樹脂が使用されている。
 同社は環境に配慮した製品開発を強化しており、その一環として、厚みを薄くすることで環境負荷をさらに小さくするフィルムの開発を目指した結果、CO2排出量の削減を可能にしたフィルムの開発、量産化を実現した。
 同製品の特長として、材料使用量ならびに製品ライフサイクルにおけるCO2排出量を削減し、環境への負荷を小さく抑えることが可能。具体的には単位面積当たりの材料使用量を20%以上削減。原材料加工から製品への加工、廃棄後の償却に至るまでの製品ライフサイクルにおけるCO2排出量を15~25%削減に成功している。

YKK AP 光の通り道生み出すFIX窓ユニット アクリル樹脂性ブロックパーツを使用
 YKK AP(東京都千代田区)は、クリアな質感が美しいアクリル樹脂性ブロックパーツにより、部屋に明るい光の通り道を生み出す室内専用FIX窓ユニット、アルミインテリア建材「スクリーンパーティション 採光ユニット アクリルブロックFIX」を4月1日から発売する。
 同製品は、軽量でクリアな質感に定評のあるアクリル樹脂性ブロックパーツと、精度の高いアルミフレームの組み合わせにより、ガラスブロックのような光に満ちた美しさと、ユニット宇完成品ならではの省施工を実現した室内専用FIX窓ユニット。室内の明かり取りの窓として、またインテリアに彩りを添えるアクセントとして、明るい光があふれる開放的な室内空間を演出する新発想のアイテムとなる。
 ブロックのバリエーションは、透光半透視のクリアブロックと透光不透視の2タイプ、合計5カラーを取り揃えている。
 価格は施工費等を含まず、2万1000円から43万2075円となっている。




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