不動産トピックス
ビルオーナーのための建築・設備最新情報
2009.05.04 11:32
エービーシー商会 後付けタイプの無機系デザイン床 速硬性セメント主体で2日間程度で開放可能
エービーシー商会(東京都港区)は、空間演出の可能性を広げる新発想の無機系デザイン床「デザインクリートビジュアルSP」の発売を開始している。
「デザインクリート」は、平成5年に誕生し、その立体感のある独特なテクスチャーと深みのある色合いで、商業施設や住宅などのコンクリート床に彩を添えてきた。今回発売する「デザインクリートビジュアルSP」は、「デザインクリート」の技術力を継承した後付けタイプの薄層デザイン床。専用の型紙・ビジュアルペーパーを使い表情豊かなデザイン床を短い工期で仕上げることが可能となっている。その特性は、速硬性のセメントを主体としているため、下地処理を含め2日間程度で開放可能。後期の短い現場での施工に最適である。また、無機系仕上げ剤ならではの高強度を有した薄層吹付け仕上げにより、長期耐久性を発揮しており、施工中の周期も少なく近隣への負担をかけることなく作業が可能となっている。
さらに、紫外線による変色や退色が極めて少ない優れた耐候性を有し、屋内外どちらにも使用できる。これにより、エントランスから屋内通路まで統一感のある仕上げを実現。目地と表層の差もないのでバリアフリー対応の床にも最適な仕様である。価格は1㎡あたり、8300円となっている。
サンゲツ タバコ臭などを消臭する壁紙も用意 型押しによるテクスチャーにこだわり
サンゲツ(名古屋市西区)は、住宅・マンションをはじめ、ホテル・オフィスから医療・福祉施設など各種施設まで使用できる壁紙の見本帳「2009-2011ファイン 1000」を5月11日に発表、同時に収録商品を全国一斉に発売する。
同見本帳は、空間コーディネイトの基本になることが多い「織物調」「石目・塗り調」を中心にテクスチャー、カラーバリエーションを豊富に取り揃えている。
同社は人気のあるホテルのようなインテリアを演出するタテ柄の織物調や、落ち着いた「和」の雰囲気を生み出す「葛布(くずふ)」、リアル感を追求した「塗り調」など精緻な型押しによるテクスチャーには特にこだわって開発しているという。
また、要望の多いタイルやレリーフの素材感を再現した「水廻り」シリーズ、女性に人気の「フラワー」柄も充実させている。機能面においては、表面にラミネートした特殊フィルムで汚れを落としやすくする「汚れ防止・抗菌」をはじめ、タバコ臭・生活臭・ホルムアルデヒド臭を吸着、消臭する「ルームエアー」といった各種壁紙も用意している。
注目の商品 岩崎電気 一般水銀灯用安定器で点灯可能
岩崎電気(東京都港区)は、一般形水銀灯用安定器で点灯可能なセラミックメタルハライドランプ「FECセラルクスエース」シリーズに、再始動性を改善し、業界でトップの高効率・長寿命を実現した新シリーズ「FECセラルクスエースPRO」を新開発。360Wと230Wの2品種4品番を4月20日から発売する。今後は150W、180W、270Wなど順次ラインアップを揃えていく予定である。「FECセラルクスエースPRO」は、高効率・高演色・UVカット・長寿命などの特長から、幅広い分野で好評である「FECセラルクスエース」シリーズの最新ランプで、業界トップのランプ効率と、長寿命が特長となっている。また、発光管保護スリーブにより下面開放形の器具に使用可能で、再始動時間を現行シリーズの約半分に短縮。工場、倉庫や学校体育館などの高天井照明に最適な垂直点灯形の光源である。
今回発売するのは360Wと230Wの2品種。360Wは、400Wの水銀灯安定器に適合し、ランプ効率1251m/W(透明形)で、400Wクラスの高演色ランプ(Ra80以上)として業界最高の高効率を達成している。参考価格として、180Wが1万8900円となっている。
日立製作所 防犯監視用カメラシステムの新ラインアップ アナログカメラ約4倍の画素数 1・3メガピクセル解像度実現
日立製作所(東京都千代田区)は、防犯監視用カメラシステムの新ラインアップとして「Fine Vision XDシリーズ」を平成21年7月末から順次発売する。
今回発売開始する製品は、1・3メガピクセルの解像度を有し、標準的なアナログカメラの約4倍の画素数で被写体をとらえることで、服装や顔などによる人物の識別や紙幣の種類の判別を可能にした2機種を含む全4機種となっている。
ハイブリッドレコーダー2機種は、最新の動画圧縮技術であるH264などを採用することで、高画質でありながら、従来のデジタルレコーダーの約1・5倍となる長時間の録画を可能にしている。加えて、既設のアナログカメラとネットワーク対応カメラを同時に接続できるため、システムコストの低減を図ることができる。さらに、遠隔モニタリングも可能となっており、本社から各支社、自宅から店舗など離れた場所のPCからインターネットを介して高画質かつスムーズな映像・音声を確認することができる。参考価格としてハイブリッドレコーダー「DS-JH270」が147万円となっている。
オプテックス 4インチ液晶モニター搭載 大容量160GBを標準装備
オプテックス(滋賀県大津市)は、モニター内蔵デジタルレコーダー「WT-3000J」を発売している。
セキュリティー意識が高まる昨今、発売された同製品は、4インチ液晶モニター搭載の上、高性能デジタルレコーダーも搭載している。大きな特長であるコンパクトなデザインであるが、厚さがわずか67mm。縦横ともにサイズが250mmというコンパクトサイズでモニター付デジタルレコーダーでは業界最小クラス。壁面にも取付けられ設置場所を選ばない仕様である。また、液晶モニターのチルト機構(角度調整)により高い壁面への取り付けや卓上設置も可能となっている。
そして、記憶容量は大容量ハードディスク160GBを標準搭載することで、長時間の映像記録を実現している。また、30枚/秒のスムーズな動画で録画と再生が同時に行える。これにより、視認性が高まり、より安全性を高めることができるだろう。価格はオープン価格となっている。