不動産トピックス

今週の一冊

2009.07.13 13:44

建設会社はセブンイレブン化をノウハウや情報の共有必要

もう、「土建屋」はやめよう
著者:土屋 昭義
出版社:あさ出出版
発行:平成21年7月2日
価格:1400円(税抜)

 建設業界は他業種から見ると特殊な世界で、いまだに古い慣習や体質がしみついている。その代表的な例が「談合」で、多くの業者は公共事業によりかかるというやり方を何十年も続けてきた。しかし、公共事業も年々減少し、昨今は未曽有の建設大不況。ビジネスモデルを大きく転換せねば生き残れない。
 そこで本書で提言されるのが、「建設会社はセブンイレブン化せねばならないという主張である。それは全国各地の地域ゼネコンのネットワーク化を意味している。情報流通の仕組みを持ち、情報を共有すべきであると筆者は主張する。筆者は地域ゼネコン113社の連携組織を統括し、全国各地の建設業者に営業ノウハウやテナント情報等を提供しながら全国の地域活性化を目指す建設コンサルティング会社ITG取締役会長の土屋昭義氏である。27歳の起業時から現在まで、建設会社としては異例の高収益率を達成してきた同氏の建設受注ノウハウは必見だ。




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