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2009.07.20 16:58

パナソニック電工 景観用LED照明器具4シリーズ発売
 パナソニック電工(大阪府門真市)は、市プルなデザインで景観と調和する「景観用LED照明器具」4シリーズ30品番を7月10日から発売している。
 今回発売された器具は「ロールポールライト」、「フットライト」、「ライン型ベース器具」、「屋外用スポットライト」の4種類。
 すべてLEDを光源としており、屋外での使用に最適な省エネ・長寿命・省メンテナンスで、景観と調和するデザインが採用されている。
 4種類とも、消費電力量を抑えつつ、4万時間の長寿命を実現している。同じ用途で使用される他の電球と消費電力を比較すると、ローポールライト「Bijou(美丈)」は、ミニクリプトン電球に比べ約9分の1、スパイラル蛍光灯の約2分の1の消費量である6・3Wに抑えられている。また、アウトドアLEDスポットライト「D-shot」は、蛍光灯の約3分の1、従来のLEDスポットライトと比べて約2分の1という省エネ性能を実現している。
 さらに、虫が集まりやすい紫外線の波長の光をほとんど含まないので、コンパクト形蛍光灯に比べ、誘虫指数を低減している。このため、虫の死がいなどで器具が汚れることもほとんど発生しない。長寿命であることにより、ランプ交換や虫の死がいの処理などの手間が少なく済み、メンテナンスにかかっていた労力を削減する。
 利用する場所は植栽・歩道・ステップなど屋外空間のライトアップのほかに、スポットライト(直付タイプ)のように看板のライトアップに使用するなどさまざまな環境で利用できる。
 同社の景観用LED照明器具の品揃えは、今回の製品に、既に発売された製品を加えると、合計約185品番となっているなど品ぞろえが充実している。
 希望小売価格は3万975円から7万3500円(税込)。

東芝ライテック Hf32型蛍光ランプ器具のライトアップ拡大 高い省エネ性と明るさを両立
 東芝ライテック(神奈川県横須賀市)はラピッドスタート式器具と同等の明るさで、約44%の省エネを実現したHf形蛍光ランプ器具「エネカット32」シリーズに45機種を新たにラインアップし、7月1日から発売している。
 今回新たにラインアップされた45機種は、倉庫、病院など様々な施設に対応している。ラインアップの拡充により、既に発売されているオフィス等居室用のラインアップを合わせ、より多くの施設でエネカット32を導入することが可能となっている。
 今回のエネカット32は工場やビル内倉庫室向けの反射笠器具、軒下や渡り廊下に適した防湿・防雨系器具のほか、衛星的な環境に適した構造のHACCP用照明器具、クリーンルーム器具など、45機種を新たにラインアップ。従来、オフィス等の居室部分での仕様が中心だったエネカット32を、工場、倉庫、学校、病院など、より多くの場所で使用できるようになっている。
 ラピッドスタート式蛍光灯器具から置き換えることで、同等の明るさを実現しながら省電力を図ることができる。
 また、エネカット32シリーズは、初期照度補正機能をもつ専用インバータを搭載することにより、ランプ交換直後の必要以上の明るさをカット、これにより平均消費電力48Wを実現しながら、従来のラピッドスタート式2灯用照明器具のランプ寿命末期時の光出力と同等の4200㏐を常に確保している。
 また、この機構により従来器具と比べると、消費電力を約44%削減し、1代あたりの年間CO2排出量は、従来のラピッド式2灯用器具の99kgに対して、エネカット32は56kg。CO2排出量を約43kg削減できる。

文化シヤッター 中柱なしで設置可能なワイド型シャッター ワンタッチ操作で換気・採光できる
 文化シヤッター(東京都文京区)は、2間窓の大開口サッシに中柱なしで設置でワイドタイプの電動式換気・採光窓シャッター「マドマスターワイド」を、7月10日から発売している。これまでサッシに窓シャッターを設置する場合、窓のサイズが2間以上ある大開口部には中柱を設けた連窓で対応されるケースが多かった。
 マドマスターワイドは、本体カーテン部の強化を図ったことで、最大開口幅4000mm、最大高さ2544mmまで中柱を設置することなく一連で使用できるため、中柱不要の開放的な空間づくりを実現している。
 納まりパターンは、既設・リフォーム向けの「後付タイプ」、「後付土間納まりタイプ」、新設向けの「先付タイプ」の3タイプを用意し、多様なユーザーニーズに対応できる製品となっている。また、ワンタッチ操作で外の空気と光を室内に取り込める換気・採光状態にすることができるほか、窓のサイズが幅2100mm以下の開口部では、高い耐風圧強度を有しており、従来は室内側で設置する「マドマスタールーマ」で対応してきた地上6階までの中層階1間のサッシにも、窓シャッターを設置することができるようになっている。さらに、光電管方式と負荷感知方式の2重の障害物感知装置を標準装備しており、安全性が確保されている。

東リ 省メンテナンス型床シート発売 耐久性・抗菌性にも優れる
 東リ(兵庫県伊丹市)は、8月4日からビニール床シート「ノンワックスリューム」を発売する。
 ノンワックスリュームは、主に医療施設における施設運営の快適さと、利便性の向上を目的に開発されたビニル床シートである。
 緻密な塩ビ樹脂層のインレイド構造により、ワックスメンテナンスが不要で、耐久性と抗菌性に加え、耐薬品性にも優れるという特性をもっている。
 建物のメーン通路などでは訪問者や内部の人員の絶え間のない往来により、メンテナンスが困難となっているケースが見られる。
 ノンワックスリュームはワックスによる定期的なメンテナンスが不要で、自動床洗浄機などによる日常メンテナンスのみで美観維持が可能である。こうした特性により、ワックスの剥離、洗浄、再塗布に関するメンテナンス費用、ならびにそれにともなう廃液なども低減できるといったメリットも有している。
 製品の概要を見ると、シートの厚みは2mmでUV樹脂コーティングが施されている。サイズは幅1820mmの長さ20m。製品ラインアップは柄が1種類でカラーバリエーションは16色。価格は1㎡あたり4700円(材料価格、税抜価格)となっている。




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