不動産トピックス
今週の一冊
2009.08.24 16:56
危機管理のマニュアル本として必携の書
マンションの危機管理入門
著者:村井忠夫
出版社:住宅新報社
発行:平成18年10月7日
価格:1575円(税込)
東南海を中心に地震が発生しているが、こうした天災や防犯という所有ビルにおいてどのような危機管理をするべきかということについて頭を悩ませているオーナーも多いのではないか。今回紹介する「マンションの危機管理入門」は、子供から高齢者まで幅広い年齢層が入居するマンションでの防災・防犯だけでなく建物の維持保全などさまざまな危機管理について詳しく解説を加えている。そういった意味でもオフィスビルオーナーにとっても参考となる一冊である。
本書は書名に入門と付いているだけあって、これから危機管理を本格的に開始する人に対して分かりやすくするために項目ごとにマンガで解説している。著者である村井忠夫氏は、マンション管理問題評論家として数々の講演や執筆活動を行っており、その豊富な知識から執筆された本書は、建物の安全を守るため、そして入居者の安全を確保するために必携の書である。