不動産トピックス
ビルオーナーのための建築・設備最新情報
2009.11.23 11:13
コクヨS&T 災害用備蓄ボックスに新製品 地震時のみ使用可能で安全を確保
コクヨS&T(大阪市東成区)は、企業や各種団体の災害対策用品として「レスキューキャビネット(地震感知タイプ)」と「非常用トイレ<防災の達人>(10枚重ねタイプ)」を12月1日に発売する。
同社がこれまで販売を行ってきた既存の「レスキューキャビネット」は、誰にでも簡単に開けることができ、中にはバールやハンマーが入っているため、公的空間には配置が難しいという場合があった。そうした背景から、通常時には開けることができず地震の時だけ誰にでも開けることのできる製品のニーズがあった。今回発売を開始する「レスキューキャビネット」の地震感知タイプは、震度5強相当以上の地震の揺れを感知した場合のみ、ロックを自動解除しボタンによる開扉が可能になる業界初の地震感知機能が装備されている。
また、同社では防災・機器管理の第一人者である山村武彦氏の監修のもと、平成19年8月から災害対策用品シリーズ「防災の達人」を行ってきた。今回発売を開始する「非常用トイレ<防災の達人>(10枚重ねタイプ)」は、一度に10階分の便袋を便座にセットすることができるので、袋を毎回取り付ける必要はなくかけ忘れの心配もない。
製品価格は、「レスキューキャビネット(地震感知タイプ)」が35万1750円、「非常用トイレ<防災の達人>(10枚重ねタイプ)」が1万5750円である。
フジテック 機能を向上する各種装置を販売 エスカレーターの挟み込みを防止非接触でも注意喚起する安全装置
フジテック(滋賀県彦根市)は標準型エスカレーター「GS-NX」シリーズの、安全、省エネルギー、デザイン免を向上させる各種装置(有償付加仕様)の販売を12月1日から開始する。
エスカレーターのステップとスカートガードとの隙間に、靴や衣服などが挟まれるのを防止する「フットセーフティーセンサー」は、スカートガードの両側に3箇所、ステップとステップの間に1箇所、計7カ所の位置感知センサーを1代のエスカレーターに2セットずつ設置。センサー上に靴や衣服の裾などを感知した場合、音声によるアナウンス警告と併せてLEDランプが点滅し、靴や衣服などが挟まれる前に利用者に注意を促すことができる。このようにスカートガードに直接触れない状態で警告する安全装置の開発は、同社が業界初となる。
また、スカートガード照明にLED光源を採用した「スカートガードLED照明」の販売も開始。従来の蛍光灯式と比べ寿命は約3倍、消費電力は約5分の1となり、ランニングコストを大幅に削減できる。さらにソケット部は影が出ない仕様に一新し、デザイン性の向上と、ムラのない光の実現を可能にした。
このほか、靴や衣服の巻き込みを防止する「ドレスガード」や、省エネ運転機能を備えた「反射型ビームセンサー式省エネ運転装置」も機能をさらに向上させた。
ジョンソンディバーシー 擦り込むだけで効果あり手指用アルコール消毒液 インフルエンザ対策としても効果的
冬も深まるこれからの季節、感染の拡大が予想されるインフルエンザい効果的な対策の一つが、手洗いやうがいなどを正しく履行する「個人衛生」の徹底である。最近はビル業界においても、これらのウイルスに対する危機管理が求められており、ビルの入り口やトイレの洗面台に除菌用アルコールなどが設置されることも多くなった。
これらの需要にこたえるかたちで米国業務用ワックス・洗剤メーカーの日本法人、ジョンソンディバーシー(横浜市中区)は、各種細菌やウイルスに対する消毒効果のある指定医薬部外品、アルコールin「手指の消毒液」の発売を開始した。
同製品は、保湿剤とアルコールをバランスよく配合したことで刺激を抑え、さらっとした使用感を実現。アルコールと塩化ベンザルコニウムの働きにより、確かな消毒効果が得られ、手洗いのできない際にも擦り込むだけで手軽に消毒することができる。
標準小売価格はオープン価格で、販売地区は全国。1ケースあたりは800ml×6本。
さらに同社は、手洗いに関する正しい知識を啓蒙するため、手洗いマニュアルやポスターの提供も行っている。
プラス ワークシーンに合わせたオフィスチェア 高品質・機能 低下価格を追求
プラス(東京都港区)は、品質・機能と価格のバランスを追求したオフィス用チェアの新製品3種の発売を開始した。
価格もサイズもコンパクトな「Capti(カプティ)」は、コストを掛けずにワーカーのストレスを軽減し、生産性を向上させる最適な空間を提供できる。機能だけでなく、バリエーションも豊富で、ワークスタイルに合わせた肘を選べるほか、フリーアドレスオフィスで効率的に使いたい時に必要なハンガー付きタイプなど、様々なワークシーンで活躍する。背座角度や座面・肘の調節機構など機能面はそのままに低価格化を実現。背面カラーは5色、座面カラーは1色。価格(税込)は3万3600~6万60円。
背面が通気性とフィット感に優れたメッシュタイプの多機能型メッシュチェア「GRAZE(グラーゼ)」は、通常よりワイドでゆとりのあるサイズ。長時間座るPCハードワーカーにおすすめの「ヘッドレスト」付タイプもラインアップし疲れを軽減する。本体色はブラック。価格(税込)は、5万1450~7万4550円。
「Reorga one(リオルガワン)」は、平成18年より販売を開始したエグゼクティブチェア「Reorga(リオルガ)」の機能性はそのままに、設計・製造過程の見直しにより手ごろな価格の事務用チェアに進化させたモデル。クロス色はブラック、ブルー、イエローグリーン、オレンジの4色。キャスターは2タイプ。価格(税込)は、7万8750~12万15円。
吉忠マネキン 店舗演出用LED照明 CO2の排出量を削減 大幅な省エネを実現 環境に配慮した照明
吉忠マネキン(京都市中京区)は、環境に配慮した店舗演出用直管型LED照明「Starliner(スターライナー)」LLS-700とLLS-700Rの2シリーズを発売した。
スターライナーは従来の蛍光灯に代わり、店舗演出照明としての十分な明るさと、温室効果ガス削減対策としての大幅な省エネ化を実現している。
光源に最新の長寿命・高効率LEDを使用し、無駄のない配光設計で蛍光ランプを凌ぐ明るさを確保すると共に、CO2排出量の削減を図った。
また、熱線・紫外線がほぼゼロで、商品の傷み・劣化を軽減。演出性の改善により三波長蛍光灯と比較しても美しい色味を伝えることができる。
LLS-700は間接照明、LLS-700Rは食品ケース照明用。長さは300mm、600mm、900mm、1200mmの4タイプで、カラーバリエーションは白色と温白色の2色。いずれもAC100V対応で専用で現が不要のため、施工の手間が大幅に軽減できる。
パナソニック電工 エネルギー使用量を「見える化」 離れた場所からも電気使用量が計測可
パナソニック電工の100%出資連結会社、パナソニック電工電路(愛知県尾張旭市)は、露出形1回路計測タイプに通信機能を搭載した「エネミエール S(通信機能付)」の発売を開始した。
この製品は同社が平成21年3月より発売を開始している「エネミエール S」に、通信機能を搭載したもの。簡単な操作で電気使用量を計測することができる。通信が可能になることで、パソコンから計測データの閲覧・加工が行える。
単体での使用の他、「多回路エネルギーモニタ」との接続で計測データの一括管理も行え、システム拡張によるエネルギー管理範囲の拡大や、オフィス・店舗、工場など各種施設におけるエネルギー計測の導入ステップに合わせたシステム構築が可能になる。
さらに、パソコンに接続しなくても、日別、時間別など1回路分のエネルギー使用量をきめ細かく自動計測することができ、計測したデータは計測したその場で液晶モニターでの確認することもできる。
外形寸法は、150mm(幅)×120mm(高さ)×45mm(奥行)。希望小売価格は6万3000円(税込)。平成22年度は年間5000台の販売を目標としている。