不動産トピックス
ビルオーナーのための建築・設備最新情報
2010.02.15 13:57
三洋電機 オフィス・店舗での使用エネルギー量の遠隔計測サービスを開始 「見える化」により無駄遣いをを省く
三洋電機(大阪府守口市)は、平成22年4月より施行される改正省エネ法に対応しオフィスや店舗、厨房などの施設で使用している機器が「いつ」、「どこで」、「どれくらい」電力を使用しているのかを遠隔で計測するエネルギー計測サービスを3月より「遠隔監視センター EREMOS(エレモス)」にて開始する。
同監視センターでは、これまでショーケースや業務用冷凍冷蔵庫などの冷設・厨房機器や空調機器の運転状況の遠隔監視や店内各部の温度・湿度の計測・監視サービスを提供してきたが、今回新しく開始するエネルギー計測サービスではオフィスや店舗、厨房の電力使用量の詳細な計測を実施し、データの蓄積・保管を行うという。
契約者はWEB会員ページより時間別・日別・月別の電力使用量や照明、空調、ショーケースなど系統別の電力使用量をグラフで確認することができる。
エネルギーを「見える化」することにより、無駄な使い方を見つけ省エネ対策を講じるこおが可能となる。計測データは遠隔監視センターにて3年間保管される。
サービス料金は1年契約の場合で5800円/月(計測器代・工事費別、通信費込み、計測箇所50カ所まで)。
遠隔監視センターでは24時間365日、休まず機器の監視を行う。
エーシック 明るくなった導光板はめ込み式LEDエッジライト 長寿命・省電力でランニングコストを抑える
エーシック(京都府宇治市)は1ユニットあたりの全光束が75ルーメンで導光板に直接取り付けのできるLEDエッジライトの発売を開始する。
導光板(厚さ5mm)に簡単に取り付けることができる1ユニット(長さ60cm)あたり75ルーメン(従来比約2倍)の明るさを実現している。筐体をアルミニウムにし、放熱性も高めた。
同製品は長さ60mm単位で900mmまでのユニットとして提供することが可能。防滴仕様で、光束維持率70%以上で寿命は約4万時間となる。形状は背面の長いL型、短いC型では両面発行が可能となる。
これによりパネルやディスプレイを薄くでき、スペースの有効活用が図れる。また、長寿命で省電力のため、メンテナンス性や経済性にも優れランニングコストも抑えることが可能となる。さらにRoHS指令にも対応し、水銀も含まれない環境に優しい仕様となっている。
ユニットの仕様は定格電圧がDC24V。60mmあたりの消費電力は1.2Wで、LED灯数は6個。パネル用光源や案内板用光源、ライン光源へ使用することができる。
ライオン事務器 コンパクトボディでベーシック機能装備のビジネスチェアー 幅広い体系をカバーすることが可能
ライオン事務器(東京都中野区)は、ビジネスチェアー「290シリーズ」の発売を開始した。
同製品はコンパクトなボディにベーシックな機能を装備し、さらに使いやすくなったエコノミーチェア。背座クッションにはモールドウレタンを採用しており、長く快適に使用することが可能となる。
機能は背のロッキングと反力調整、座面の上下昇降機能に限定。コンパクトながらフルバックの背もたれとランバー形状によりホールド感をアップさせた。また、座面上下ストロークも110mm設定とし、幅広い体型をカバーすることができる。
サークルアームタイプとアームレスタイプの2種類をラインナップし、アームレスタイプは購入後でも別売りのサークルアームを取り付けることが可能である。
張地は布張りとビニールレザー張りタイプの2種類で、いずれもブルー、グレー、グリーンの3色展開。本体価格はアームレスタイプが2万1840円(税込)、サークルアームタイプが2万7090円(税込)となっている。
昭和鉄工 自己完結型の外気処理空調機 ビル用マルチとの組み合わせも可
昭和鉄工(福岡市東区)は、ヒートポンプ組み込み自己完結型を実現したCOP6以上の高効率外気処理機「ヒートポンプ式エイアンエアデシカント空調機」を開発。10月より発売を開始する。
同製品は昨年6月に発売を開始した低温排熱利用型のリタンエアデシカント空調機に、ヒートポンプを内蔵した自己完結型の外気処理空調機。
デシカントローターに高分子収着剤を使用し、低温排熱(40℃~60℃)を利用してし室内からの還気(リタンエア)を除湿。取り入れた外気と全熱交換する「リタンエア除湿(RADESC)方式」を採用したデシカント空調機にヒートポンプを組み込んだことでエネルギー効率はCOP6以上を達成した。
従来の一般的な外気処理機と比較して約2倍の効率アップとなり、CO2排出量を50%削減することが可能となる。
さらに同製品では外気を室内空気の温湿度まで処理できるため、高湿熱型ビル用マルチエアコンや輻射冷暖房との組み合わせなど省エネと空気質の向上を可能とした新しい空調システムの展開が期待できる。
東邦レオ RC造建物向けの外熱工法 低価格で高い断熱性を実現
外断熱工法の販売・施工を手がける東邦レオ(大阪市中央区)は、鉄筋コンクリート構造の建築物を対象に1㎡あたり1万円を下回るという安い価格と高い断熱性能とを実現した外断熱工法「エコサーム」の発売を開始する。
外断熱は建築物の壁の外側で断熱を行うことにより、高い省エネ効果と快適性および建築物の長寿命化を実現し、さらに結露やハウスダストの防止にも役立つ断熱工法。
環境への取組みが進んでいるヨーロッパでは一般的な外断熱だが、日本では価格面で敬遠され普及が遅れていた。
そのような背景を受けて同社では新たに環境先進国スウェーデンの外断熱メーカー・テラコ社の同外断熱工法を日本に初導入。さらに材料コストと流通コストの両方を大幅に削減した結果、従来工法の3割安となる9800円/㎡(材料費・工事費込み、消費税別、断熱材の厚みが50mmまでの場合)。
同工法はEPS(ビーズ法、ポリスチレンフォーム)を建築物外壁に接着し、左官で仕上げる湿式外断熱工法で軽量のため建物への負荷を少なくすることが可能。
表面は左官仕上げとなるため色やテクスチャ、模様などに幅広いバリエーションを持たせることができる。職人の手作業により建築物の外観を美しく彩ることが可能となる。
コクヨストアクリエーション 交流・直流アダプター内蔵スリムなLED照明器具 商業施設や公共施設、住環境での間接照明に最適
コクヨグループのコクヨストアクリエーション(東京都港区)は、AC(交流)・DC(直流)アダプターを内蔵した「間接照明用LEDスティックライト」を2月22日より発売する。
間接照明とは照明器具の光源から放たれる直接光を遮光し、天井や壁等の遮光物に反射させる照明方法のことで、柔らかな光と明るさの濃淡を作ることができ、商空間から住空間まで幅広く利用されている。
今回発売する同製品は商業施設や公共施設、住環境までそれぞれの内装壁面や天井やカウンター等に内装工事で取り付け、用途に応じた照明演出を行うことが可能。
本体はLEDとAC・DCアダプターが一体で内蔵された縦20mm×横20mmの断面形状で、市販の調光器と接続することで調光できる。また本体同士を連結して広範な間接照明も可能となる。
バリエーションは2種類の光源色(昼白色EN、電球色EL)にそれぞれ長さ(L)600mm、1200mmの2サイズにて展開。オプションとして電源コードや本体同士の連結コード、本体の取り付け傾斜角度(30度)用の固定具もラインナップした。
メーカー希望小売価格はL600mmタイプが1万6800円(税込)。L1200mmタイプが3万6750円(税込)となる。