不動産トピックス

クローズアップ セキュリティシステム編

2010.03.15 10:28

 ビルのセキュリティシステムの技術力は年々高度化し、各社様々なサービスを提供しているのでここに紹介する。また、セキュリティシステムは特性上、365日24時間継続稼働している機器なだけにいざという時に録画停止や映像未検出といったトラブルが発生してはならないため、メンテナンスに関するサービスも紹介する。

ケービデバイス 交換部品費や工事費も全て保証する
 ケービデバイス(京都市下京区)は、長期間の連続稼働や、劣悪な場所への設置といった環境下においてもセキュリティーシステムのパフォーマンスを最大限に維持するためのサポートサービス「あんしん保証パック5」「あんしん保証パック7」を提供している。
 同サービスは、加入すれば、5年間もしくは7年間の契約期間中であれば、交換部品の費用や工事実費を全て同社に負担してもらえる「無償メンテナンス(保守点検)」サービスであり、同社は機器の老朽化や不慮の事故による故障、盗難被害などにも対応している。
 また、専門技術者が定期的に訪問し、検査・点検等も行う。
 なおこの度同社は新たに、あんしん保証パック(リース契約)満了後も継続利用を安価に実現するプラン「グリーンエコプランα」を発表。あんしん保証パック契約満了後も、リース契約からレンタル契約に切り替えて使用料金を減額し、可能な限り同社の機器を使い続けてもらうことを推奨している。まずは1年間保証期間を延長し、それ以降は顧客の都合に合わせ1カ月ごとの自動更新でセキュリティー機器のメンテナンスをサポートする。
 「リースからレンタルに切り替わることにより、契約料金は大幅に減額されますが、危機が劣化して使えなくなるまで、レンタル費、消耗品費、保険料、メンテナンス費なども全て保証され、貸し出されます。契約終了後に商品は分別され廃棄されますが、とにかく可能な限り余分な廃棄物を減らしたいという考えの元に誕生したプランです。

タムロン ミニドームカメラとしては世界最高クラスの光学12倍ズームレンズ
 小型軽量かつ安価なレンズの生産を得意とするレンズメーカータムロン(さいたま市見沼区)は、オリジナルの高度な技術力を活かした屋内用ミニドームカメラシリーズを販売している。タムロン製の高性能張りフォーカルレンズを搭載した同製品は、レンズからカメラまでの一貫した設計により、徹底的に高画質化が図られている。屋内設置用アプリケーションとして幅広いシーンに対応し、高精度な監視を実現している。
 同社製のバリフォーカルレンズは、非球面レンズを採用し、画面中心から周辺まで高コントラストを達成。広角から望遠まで幅広い画角設定が可能となっており、また、クラス最高の明るさF/1・2を実現。低照度下においても被写体を認識できる。ミニドームカメラとしては世界最高クラスの光学12倍ズームレンズを搭載し、屋内はもとより屋外監視まで幅広いシーンに対応する。
 「レンズメーカーならではの構成のレンズを使用していることが何よりの売りですが、同様に性能を最大限に引き出すカメラの性能も優れています。有効画素数38万画素の高性能CCDが、水平解像度540TV本を達成し、暗い環境下でも細部まで鮮明な画像を映し出しますが、その他、逆光補正機能や明るさの感度やホワイトバランスを調節する機能や画面のチラツキを抑制する機能など、高度な機能が多数搭載されています」

東芝テリー 撮影された映像中に存在する「動体」を検出
 東芝テリー(東京都日野市)は監視用画像処理システム「ID1001/ID1004」を利用した侵入者検知システムを提供している。
 同システムは、監視カメラで撮影された映像中に存在する「動体」の検出と追跡を自動的に行い、モニタへの表示や外部装置への出力によって、侵入者の存在を通知するシステム。独自開発の画像処理技術により、夜間の低照度下や日射しによる逆光下など、撮影における悪条件下でも動体を安定的に検知・追跡できる。
 「調整・設定項目がミニマム化されており、入力画像画質への依存度が低いため新規導入のみならず、既存の映像監視システムにスピーディに導入できます。本システムを追加設置することで、既存の映像監視システムをインテリジェント化することも容易です。侵入者検知・侵入者追跡のほか、不審行動・不審物検出や入退室管理、逆送検知など多彩なセキュリティソリューションに対応しています」




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