不動産トピックス
ビルオーナーのための建築・設備最新情報
2010.04.05 11:37
トッパン・コスモ 外装や内装のデザインに使用する木目調のアルミ化粧材 従来製品と比較し30%のコスト削減が可能に
トッパン・コスモ(東京都港区)は、公共施設や商業施設などの外装や、内装の天井や壁面デザインなどに使用する木目調の高意匠不燃アルミ化粧材シリーズ「フォルティナ(R)」の販売を、平成22年4月1日から開始している。
同シリーズは高度印刷技術により、高い耐候性や耐久性が求められる外装用途や、優れた意匠性や不燃性能が求められる内装用途に連動して展開できる、新しい建築製品シリーズ。寸法安定性と施工性に優れるアルミ基材に、同社が独自に開発したフッ素系フィルムとオレフィンフィルムを貼り合わせたシートを組み合わせた複合建材として、不燃認定を取得している。
同製品は、護岸用鉄骨材化粧などで15年以上使用実績のある高耐候化粧シートの製造技術をもとに、まったく新しい高意匠・高耐候・高耐久な木目調不燃化粧シートを開発。その化粧シートと基材となるアルミ材を、工場で貼り合わせてしまうことにより、高い意匠性と品質安定性、およびコストの削減を実現している。従来の塗装で木目を表現した製品と比較し、約30%のコスト削減が可能となっている。
なお、外装用としてラインアップしているスタンダード色柄8種類は、同社が平成18年に開発し、幅広い導入実績のあるオリジナルの環境配慮型住宅内装用化粧シート「101エコシート」シリーズと連動しており、内装用としては「101エコシート」シリーズから70種類以上の色柄が選択できる。さまざまな内装材デザインと組み合わせて使用することにより、統一感のある幅広いデザインコーディネートに対応できるようになっている。
能美防災 早期検知・対応で損害をより最小限に抑える
能美防災(東京都千代田区)は、超高感度の煙検知システムを搭載した火災を未然に防ぐ「PROTECVIEW」を4月1日より販売開始している。
同社は、火災の兆候を常時監視することにより、万が一の異常時には、早期対応により損害を最小限に抑え、早期復旧を可能にする超高感度の煙検知システム「PROTECVIEW」を開発。製品ラインアップに加えている。超高感度から低感度まで広いレンジで煙を検知でき、総散乱光検知方式により、幅広い煙粒子径に対する検知が可能となっている。
また、煙濃度バーグラフ表示灯により、リアルタイムの煙濃度を確認することもできるようになっている。
同製品には、よりユーザーの使いやすい機能が加えられることになるが、何よりの特長として挙げられるのは、従来以上に販売領域を拡大したことにある。サーバ-ルーム、通信機械室、クリーンルーム、配電盤設備、倉庫、半導体製造装置など、より多くの場所に同システムを導入することが可能となっている。
早期検知、早期対応により損害を最小限に抑えることで市場が期待される、美術館、博物館、文化財などの復元不可能な施設での需要の拡大等も見込んでおり、同社発表によると約1000台を販売することを目標にしているとのことである。
YKKAP 人気の主力ドアシリーズに新色・新デザインを追加 ICタグや電子錠などの最新機器にも対応
YKKAP(東京都千代田区)は、多彩なデザインと豊富な品揃えで人気の主力玄関ドアシリーズ「ヴェナート」に平成22年新デザイン、新色を追加した。4月1日より発売を開始している。
平成22年新デザインは、断熱仕様の片開きタイプで30万円前後、値ごろ感のある価格帯の設定でありながら、採光部にこのクラス唯一のブラックガラスを採用し、上質感あるデザインを演出し、ボリューム感のあるモールや個性的な小窓採光などを採用。ベーシックな表情の中にもアクセントのあるデザインが施されており、洗練された印象を醸し出している。9種類のデザインが追加され、また、サッシと同色コーディネートが可能な「ホワイト」と落ち着きのある上品な色味の新しいダーク系カラー「桑炭(クワタン)」、やさしく爽やかな印象の新ライト系カラー「ハニーチェリー」の新色3色が追加されている。
機能面では、平成22年2月発売以降、好評を博している、シール形状のICチップなど最新の機能への対応が可能となっており愛用の持ち物をカギにすることもできる新発想の電池錠「ピタットキー」の取り付けがオプションで用意されている。
YKKAPは同製品の販売に際して、「今後も新しいデザイン・カラーの玄関ドアを提案していくと共に、ユーザーの利便性と防犯性の向上をはかる機能面も強化していく」としている。
サイレックス・テクノロジー デジタルサイネージなどのモニターに動画や音声を配信可能
サイレックス・テクノロジー(京都府相楽郡)は、既存の無線ネットワーク技術を利用して、離れたところにある複数のディスプレイへ高精細な動画を伝送することができる機器、マルチキャスト・ビデオ・ディストリビューション・システムの次世代機種「X-2T」、「X-2R」を4月1日から発売している。同システムを利用すれば、動画と音声を無線で最大32台のディスプレイに配信可能となる。ディスプレイや映像機器へ接続する際の自由度が広がり、マルチモニターを利用した会議システムやデジタルサイネージなど様々なシーンで活用できる。製品は、640×480や1280×1024など幅広い解像度に対応し、さらにビデオインターフェースにはDVI-Iポートをサポートし、屋外でもIEEE802・11a環境を利用できるよう5GHz帯域でW56のチャネルに対応したアクセスポイントをサポートしている。小型化が図られディスプレイ背面への取り付け等も容易になり、屋外用アンテナ、各種取り付け金具やリモコンなどのオプションも充実。価格は、送信機「X-2T」が9万8000円(税抜)、受信機「X-2R」が8万円(税抜)である。
ライオン事務器 オフィス家具約160点と文具や事務用品約1000点を掲載 低価格・高品質な商品のラインアップを拡大
ライオン事務器(東京都中野区)は、オフィスサプライサービス「ナビリオン(NAVILION)」のサービス開始1周年となる4月1日に、最新刊「ナビリオン・カタログ Vol.3」を発刊した。「ナビリオン・カタログ Vol.3」では、巻頭特集で新たに「メーカー直送オフィスファニチュア」を約160点掲載。また、ライオン事務器の文具・事務用品の巻頭特集もこれまでより拡大し、掲載商品数約1000点が掲載される。これまで読者からの要望の多かった家具商品の充実をはかり、「メーカー直送オフィスファニチュア」は、ファニチュアページには取扱いのなかったオフィスデスク、オフィスユニット(収納庫)、ロッカー等の高品質・低価格商品を、メーカー直送・組立てサービス込みで提供される。また、文具・事務用品特集も充実させ、定評のある売れ筋商品や個性的な商品を中心に掲載する。
「1500円(税別)以上の購入で送料無料」などのサービスは引き続き実施されるが、同社は、「サービス提供後2年目を迎える今春からは、更なるサービスを提供し市場浸透に努めていく」としている。
立川ブラインド工業 「『和』シリーズ中心に」40柄212アイテムのプリーツスクリーンを発売
立川ブラインド工業(東京都港区)は、「和」シリーズを中心とした新作生地や熱を遮るレース生地「フェンス」など全40柄212アイテムのプリーツスクリーン「ペルレ」を5月6日より発売する。
日本の伝統や日本古来の趣をテーマに素材や色をもって表現した「和」シリーズを中心に、「プレーン」シリーズ、「遮光」シリーズ、「レース」シリーズの4つのシリーズをラインアップ。着物や和装小物のような繊細な表現、飴細工や和菓子のような和の彩り、風情など素材や風合いにこだわった豊富な生地バリエーションを揃えている。
また、1台の製品に2種類の生地を上下に組み合わせたプリーツスクリーン「ペルレ」ペアタイプは、採光をしながらプライバシーを守れるという機能が評価され、発売以来順調に出荷を伸ばしているが、この度、組み合わせで遮光や遮蔽性の高い生地バリエーションを増やすことが可能となり、機能性を生かした生地展開を図っている。
なお、日射熱の透過を抑え、熱の流入を遮るレース生地「フェンス」も用意されている。
レース生地「フェンス」は、使用している糸の効果により、レースでありながら日射の透過を抑え反射させる性能を持っている。
光を取り入れながら日射熱は通さず、室内の冷房効果を保つ仕様となっている。