不動産トピックス
ビルオーナーのための建築・設備最新情報
2010.04.19 15:36
日立製作所 オーダー型に比べ10~15%コスト抑えたエレベーター
日立製作所(東京都千代田区)は5日、仕様を限定することで価格を抑えた、大容量で機械室不要の乗用・人荷用エレベーター「ワイドアーバン」、及び展望用エレベーター「シースルーアーバン」の販売を開始した。従来、同社では大容量の乗用・人荷用エレベーター・展望用エレベーターは、オーダー型のエレベーターで対応してきたが、かごのサイズやデザイン・機能を限定することで、オーダータイプに比べ10~15%のコストダウンに成功している。
「ワイドアーバン」は積載質量1150~1600kgの範囲で20機種をラインアップ。1100㎜と出入口幅が広く、最大24人の大容量のほか、荷物の輸送時にもスムーズに乗り降りできる「2枚戸中央開きタイプ」と、奥行が長いものでも余裕をもって輸送できる奥行(2300㎜)にも対応した「2枚戸片開きタイプ」を揃えている。「シースルーアーバン」は積載質量750kg~1000kgの範囲で4機種をラインアップ。かごの3方向にガラス面を配置し、開放感を高めたデザインとなっている。
かご内・乗り場のインジケータ表示と操作盤のボタンのデザインは、様々な利用者にも見やすく配色・デザインされている点が評価され、カラーユニバーサルデザイン認証を取得。同社は両タイプ合計で年間400台の販売を目標としている。
加納製陶 4種類のパーツ組み合わせ自由なデザイン可能に
加納製陶(岐阜県多治見市)では、タイルにLEDユニットを組み込んだ、新しいコンセプトの内装タイル「Tile+Light」を発売している。
一般的にタイルは意匠や防水などの機能面を重視して使用されているが、同製品は立体的な磁器製タイルにLEDユニットを組み込んだ4種類のパーツタイルからなる。製品デザインは韓国人工業デザイナーのHyomi Kim氏が担当。同製品と平面タイルの自由な組み合わせによって、補助照明・間接照明・イルミネーションとしての空間デザインが可能となっている。
タイル本体の寸法は97・8mmの正方形で、LEDは点ではなく平面に光る平面発光方式を採用しており、現在実用新案・特許申請中である。同社では住宅から店舗、企業・官公庁建築物まで幅広い導入を見込んでいる。
エクサイト 電池駆動のスポット型水漏れ報知機
エクサイト(京都市山科区)がセンサー・ソリューションとして、温水検知通報システム「スポット型 水もれ報知機(水もれ当番)」を販売している。
ビルや工場の水もれは普段注意していても突然発生し、発見するのが遅かった場合、周辺に大きな被害を与える可能性がある。
この製品は、ビル・工場・店舗・マンション・住宅等で漏水事故を早期に発見し、警報を発して通報するという至ってシンプルな製品である。
その特長として、本体検知機である「EXL-SS12」は、軽薄小型でどこにでも設置しやすい形状をしている。ケース底部にある2つの電極にて漏水を検知し、ブザー音と表示灯の点滅にて知らせる。配線不要の電池式のため、床に置いておくだけで使用ができる。といったように様々な環境に対応することができる。
また、本体検知+スポットセンサー付きの「EXL-SS22」は、前述した機能に加えて、センサー本体と付属のポイントセンサーの2カ所で漏水検知をすることができるので、本体と別に離れた箇所の両方で監視することが可能。さらに本体をメンテナンスしやすい場所におくこともできるのも特長となっている。
TOEX めかくし機能と防音機能を併せ持つ新型フェンス
TOEX(東京都新宿区)は、プライバシーを保護する目隠し機能と、周囲の騒音を低減する防音機能を併せ持つ防音めかくしフェンスにおいて、さらに施工性を向上させたフリーポールタイプ「防音めかくしフェンスMB-2型」を平成22年4月1日から発売している。
防音めかくしフェンスは、コンビニエンスストアなどの商業施設や屋外駐車場、集合住宅や一般住宅などのフェンスとしてめかくし効果により、プライバシーを保護するとともに、エアコンの室外機や自動車のエンジン音などの騒音を防ぐことができる。
今回新たな機能を追加した同製品の特長は、まず遮音タイプと吸音タイプの2タイプを用意している点である。遮音タイプのパネルは、二重構造の間に多孔質樹脂を配置することで、軽さと高遮音性を実現。さらに二重壁の部材に、独自のアルミ・受信積層複合材を採用し、剛性、軽量化、遮音性をさらに高めている。そして、フリーポールタイプも従前のものと比べて、柱を立てる位置を調整できるため、施行性が高くなっている。その他にも、アルミ枠を採用、施工場所において端尺のパネル加工が可能、さまざまな施工場所にふさわしいシンプルなデザイン、といった特長を備えている。
三協立山アルミ 侵入抑止効果を高めるスチールメッシュフェンス 高尺タイプを新たにラインアップ
三協立山アルミ(富山県高岡市)は、スチールメッシュフェンス「ユメッシュR型」に、「高尺タイプ」を設定、発売を開始した。
2段施工により最大高さ4000mm(200+2000mm)までの対応可能で、解放感を損なうことなく侵入抑止効果を高め、安心安全なパブリック空間を造ることができる。
同製品には高尺タイプ専用の支柱を採用しており、これによりフェンスのぐらつきを軽減することができる。高さ4000mmタイプは、支柱強度を確保する「控え柱」も標準装備しており、支柱設置前の取り付けが可能となっている。
参考価格は、サイズ幅1991mm×高さ3000mmでは4万9400円(1スパン当たり・・・本体2枚+支柱1本)。サイズ幅1991mm×高さ4000mmでは7万7900円(1スパン当たり・・・本体2枚+支柱1本+控え柱1本)。それぞれ消費税、搬入費、工事費は含まない。
カラーは標準色として、サンシルバー、アーバングレー、ダークブロンズ、ブラック、ホワイトの4色を。特注色としてグリーンをラインアップしている。
INAX 光ファイバーを採用した小型センサー搭載 洗面器・手洗器用自動水栓2モデルを発売
INAX(愛知県常滑市)は、光ファイバーを採用した超小型センサーを搭載した、中高級自動水栓「オートマージュG」「オートマージュC」の発売を6月1日より開始する。
自動水栓は手を近づけるとセンサーが感知して、自動で吐水するというもの。ハンドルに触れる必要がないため、水栓本体や洗面器まわりが汚れにくく、洗面空間を衛生的に保つことができる。
従来の自動水栓はセンサー窓部分が大きく、蛇口のデザインに制限ができてしまうとともに、水栓本体も大きくなっていた。同製品では光ファイバーを採用した小型センサーを、内蔵することで水栓本体のコンパクト化の実現に成功している。
さらに本体をコンパクトにしたことで、従来品よりデザイン性を向上し、流れるような一体形状が特徴の「オートマージュG」は、幅広に吐水するワイド泡沫吐水で高級感を演出する。コンパクトなボディの「オートマージュC」は高さを抑え、実用性とシンプルさを追求している。
両シリーズともに水はねが少なく、使い心地の優しい泡沫吐水を採用。「オートマージュC」の節水泡沫では、従来の2ハンドル水栓と比較すると約83%の節水も可能となる。
メーカー希望小売価格は12万6300円(消費税、施工費別途。カウンターは含まない)