不動産トピックス

ビルオーナーのための建築・設備最新情報

2010.10.17 17:08

DINAONE 31種124色の建材発売 幅広いシーンで対応可能
 INAX(愛知県常滑市)が店舗や商業施設向けに設立したタイル・建材販売会社のDINAONE(東京都中央区)は、世界中で日々進化する建築、インテリアのデザインにこたえるタイル26種96色、石材3種24色、マテリアル2種4色の全31種124色の建材を平成22年の新商品として発売する。
 幅広いシーンで活躍する建材として、「UNIQUEゾーン」、「LUXURYゾーン」、「STATUSゾーン」、「D‐BASICゾーン」、「DINA‐EARTHONゾーン」をカテゴリー別に展開。
 「UNIQUEゾーン」は、14シリーズ47色を投入し、多様な店舗空間に対応できるようなバリエーションとなっている。主なシリーズとして、焼き物独特の風合いや温かみを感じさせる古窯シリーズ四神、温かみのあるタイルや空間を華やかにするL型モザイクのリベルテ、釉薬の濃淡でストライプを浮き立たせているフローなどがある。
 「LUXURYゾーン」は、最新トレンドのハイエンドなラインアップ。タイル表面に円が描かれているバブルが発売され、トータルで9商品となる。
 「STATUSゾーン」は、意匠性の高いハイグレードなデザイン。自然に風化させたような柔らかな面状やエッジが特徴のベルタイストーン、本物の大理石に限りなく近いスタイルが新シリーズとして加わる。
 「D‐BASICゾーン」は、スマートな落ち着いた意匠が中心であり、どんな場所でもマッチする仕様となっている。豊富な色や形状バリエーションの11シリーズを新商品として展開。
 「DINA‐EARTHONゾーン」は、材質が人造大理石もしくは大理石を使用。硬度のある石英を使用したアウラルツ、プレーンな形状のマーブルモザイク、ユニークな意匠のティフラグの3シリーズが発売となる。

日立製作所 空調電力コストを最大で67%削減
 日立製作所(東京都千代田区)は、省電力・高集積なデータセンター環境を実現する「モジュール型データセンター」に、冷媒循環の電力を不要とする「冷媒自然循環システム」を採用したモデルを発売した。
 同システムは、日立プラントテクノロジー(東京都豊島区)と共同開発した「冷媒自然循環技術」を活用。ラック型空調機やリアドア型冷却装置、水-冷媒の熱交換器やチラーなどで構成され、従来の空調方式に比べて空調電力コストを最大67%削減できる。
 システムの特徴としては、サーバーなどのIT機器の熱を吸収した冷媒が気化し上昇する力と、熱交換器により冷却された冷媒が液化し設備の高低差などを利用し下降する力によって、冷媒が自然循環するように設計。外気温が10度以下の場合においては、気化した冷媒を冷やすために必要な冷水を、外気のみで冷却する「フリークーリングシステム」を利用し、空調システムにかかる電力コストの低減を実現している。また、モジュール内の稼働状況を管理・監視する「監視制御盤」、空調機の切り換えなどの制御を自動的に行う「機能拡張モデル」が追加され、センタ管理者の運用負担を軽減している。万が一、空調機が故障した場合には、自動的に予備機へと運転が移行されるため継続的な業務システムの稼動ができる。
 従来のラック型空調機に比べて幅を半分にしたラック型空調機、サーバーラックの背面に取り付けるリアドア型冷却装置をラインアップしている。

ダイダン 改正省エネ法対応の報告書作成を支援
 ダイダン(大阪市西区)は、建物1棟から複数の事業所を有する企業まで対応が可能なエネルギー管理支援の「NAVI‐Smartサービス」の提供を開始した。
 同サービスは、建物に設置した計量メータ類やデータ収集装置から集めたデータをグラフや帳簿に加工し、インターネットを介して「NAVI‐Smartサービス」のホームページから閲覧することができる。「エネルギー使用量の見える化」により利用者自身で電気やガスなどの使用状況の確認、データ管理や分析が可能となっている。また、改正省エネ法に関連した管理基準、中長期計画書、定期報告書などの「各種報告書の作成支援」をしており、報告書類はNAVI‐SmartサーバからExcelファイルをダウンロードして容易に作成ができる。その他に蓄積したエネルギーデータの分析に基づき、建物に最適な設備の運用方法、省エネルギー化のための設備機器の改修提案などを盛り込んだ「年次レポート」の提供を行っている。
 初期費用は、15万円から。計量メータ類やデータ収集装置の設置は別途費用が必要である。サービス費用は、「エネルギー使用量の見える化」が10万円/年~、「各種報告書の作成支援」が75万円/年~。計測するポイント数や事業所数などによって価格は変動する。「年次レポート」のサービスは建物・設備の内容によって個別対応ができるようになっている。

大幸薬品 オフィスや飲食店に使用可能なにおい除去製品
 大幸薬品(大阪府吹田市)は、二酸化塩素の働きにより空間中のウイルスやにおいなどを除去することが出来る業務用の「クレベリンG」シリーズの新製品として、壁掛けタイプの「クレベリンG スティックタイプ」および「クレベリンG スティックタイプ詰め替え用」を6月中旬より新発売する。
 「クレベリンG スティックタイプ」の内容物は、専用容器1個、スティック6本。二酸化塩素が放出されるスティックを専用容器にかけておくと、身の回りを浮遊するウイルスやにおいなどを除去することが可能である。スティックは軽く曲がっただけで、中の液と錠剤が混ざり合ってゲル化し、二酸化塩素を発生させる仕組みとなっている。スティックは1本で約1畳、約1カ月が使用の目安である。また、本数を調整することにより、狭い空間だけではなく、ホテル、オフィス、飲食店などの様々な広さのスペースに対応することが出来る。
 希望販売価格が「クレベリンG スティックタイプ」は2100円、スティックが18本入った「クレベリンG スティックタイプ詰め替え用」は3308円となっている。

岡村製作所 オフィスの消費電力数値の「見える化」システム発売
 岡村製作所(横浜市西区)は、アイピースクエアとの協業により開発した「消費電力見える化システムOFFICE NAVI」を10日より発売した。
 同製品は自社エネルギー使用量の数値を確認することが可能で、電力をどこの場所でどの程度消費しているかを目で見ることができるシンプルなシステム構成となっている。
 電力計測メーターを取り付けた室内の受電設備や分電盤などから電力量を測定し、スマートセンサーが設置されたオフィス内の温度や湿度を計測。ローカルサーバーで収集管理し、データの蓄積が行われる。メーターやセンサーで計測した数値は、社内ネットワーク窓口の無線アクセスルーターを介してメイン画面のスマートステーションに報告。スマートステーションはタッチパネル式が採用されており、簡単な操作でモニターの各項目ボタンに現状の消費量を表示させることが可能。また、各項目別に現状消費量、日積算量、月積算量の目標値の設定ができ、計画的に改善を図るための重要な目安となる。なお、入力された目標値は画面アイコンの色の変化、点滅、警告音で通知させることができる。その他にも時間、日付、年度別での数値変化や計測場所別の推移ならびに分布など、詳細なデータベースからグラフ化や図表化を行い、現状の消費電力状況の把握ができる。無駄な電力使用量が明確になり、環境意識の向上や情報共有を図ることが可能になっている。

富士通ネットワークソリューションズ 省スペースと空調電力の削減を実現 必要な機能のみを選択して構成可能
 富士通ネットワークソリューションズ(川崎市川崎区)は平成22年4月から省エネ措置の届出と定期報告の義務付け対象が拡大する改正省エネルギー法に合わせて、設置スペースと空調電力のおおは?なs苦言を可能とする付帯設備の一体型サーバーラックの「Facility Cube」を発売している。
 同製品は従来品より汎用性を拡大しており、空調機、消火設備、機器搭載ラック、環境監視装置、配線ダクト、分電盤をパッケージ化したラックシステムとなっている。今回は必要な機能のみを選択し、校正することができる。タイプは空調機と機器搭載ラックが1ラック構成の「Sシリーズ」と機器搭載ラックを5ラックまで連結可能な「Mシリーズ」の2種類をラインアップ。
 消火機能は環境面に優しい窒素ガスを採用。煙検知は一般煙検知機の約1000倍の検知能力を持ったセンサーを搭載している。環境監視機能はラック内に設置した温度・湿度センサーおよび電力計測センサーにより、温度、湿度、電力量をリアルタイムに測定し、異常時のアラーム情報を通知。分電盤機能は同製品と同一サイズで架列設置が可能。また、センサー内蔵のプラグインブレーカを採用しており、ブレーカ増設の簡素化と環境監視機能との併用により回路ごとの使用電力量の把握ができる。
 エアフローは必要最小限の密閉空間を冷却する方式であり、従来のサーバールーム全体を冷却する方式に比べて空調電力を約15%の削減を実現。また、防音や防塵性に優れているため、事務所内の一角に簡単にサーバ室環境を構築することが可能である。
 サービスとして設置・現調サービス、保守サービスを実施。緊急時においては24時間365日のサポート体制が整えられている。価格はSシリーズが1架で170万円~。MシリーズはAラック2架とCラック1架が680万円~。




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