不動産トピックス
ビル業界ミニトピックス
2010.07.26 11:41
■江戸川区でガソリンスタンドを経営していた中央興産。代表取締役の宇田川浩佐氏は、ガソリンスタンドの跡地に住居およびテナント仕様の建物を建設する前に、マンションの管理会社で掃除のアルバイトをした経験があるという。
「運転手がいないということでドライバーとして雇われましたが、清掃員が仕事をしている間、空き時間があるということで、清掃員とともに、マンションの共有部分を掃除することになりました。ムラが出ないように一定にしないといけないので、力の加減が難しいです。台所の喚気部分が天ぷら油で詰まっていたため清掃をしていたら、きれいにし過ぎると、何で今まで掃除をしなかったのかという依頼者からのクレームが出るようです」
■アートレーザー技研(東京都足立区)の代表取締役を務める吉田正雄氏は、日本のみならず世界トップクラスのレーザー加工技術者であり、誰でも知っているレジャー施設の看板の加工なども手がけている。「某有名レジャー施設で使用されるアトラクション内の看板を手がけました。無理だと言われていた素材に対して曲線に加工できたことにレジャー施設運営会社のアメリカ人担当者は驚いていました。私は誰もやってないことに挑戦することを信条としていますので、その時は当然のことをしただけと思っていました」
■アメリカンエンジニア・コーポレイション(沖縄県宜野湾市)は、米軍基地のセキュリティシステムの施工・管理を中心に全国展開している企業である。営業所の所在地および社員構成も米軍がクライアントであることが大きく影響している。
「沖縄に本社がありますが、日本各地に所在する米軍基地、例えば三沢や相模原にも営業所があります。米軍基地内では英語が標準語ですので、当社の半数近くは外国人及び両親のどちらかが外国人である社員となっています」(シニアエンジニア 原田 薫氏)
■Rバンク(東京都渋谷区)は、新たなリノベーションプロジェクトとして企画設計から手掛けた【スタジオハウス目白】の工事完了を発表した。同物件は事務所からのコンバージョンにより区分所有での用途変換を可能としたB1F・1F二層のメゾネットで、【雑司が谷】駅徒歩3分の場所に立地している。
建物のリノベーションやコンバージョン、コンサルティングなど、不動産にまつわる業務をトータルで請け負う同社では、建物の性質や周辺地域のテナントニーズなどを総合的に判断し最も適した用途へと建物を生まれ変わらせているのだという。
■裕幸社(東京都千代田区)は神田に所有する『平富ビル』に事務所を構え、不動産賃貸・仲介業などを営んでいる。同社は神田の平富ビルに加えて、大阪の心斎橋にもビルを所有し、テナント貸しを行っている。
「東京に所有するビルと比較すると、大阪のビルはテナントの入れ替わりが多いように感じています。大阪を代表する商業地である心斎橋に建つ当社のビルは、その立地の良さからテナントの引き合いは強いのですが、それでも不況の影響から、退去せざるをえなくなるケースも多いようです」(代表取締役 平岡直記氏)