不動産トピックス

今週の一冊

2010.07.26 11:43

低炭素社会構築に向けた不動産分野の取り組みとは

環境不動産入門
著者:日本不動産研究所
出版:住宅新報社
発行:平成22年7月6日
価格:2100円(税込)

 改正省エネ法や東京都環境確保条例など、CO2排出の削減目標を掲げた諸制度の制定や改正が活発化している。さらに土壌汚染対策法も改正されており、近年、環境保護対策は国をあげて進んでいる。しかし、前述した土壌汚染に関してなど以前として情報が不足し市場の認知が高くない分野があることも事実である。
 本書は低炭素社会の構築に向けた不動産の環境分野への取り組みを中心にその対策内容や注意点、さらに土壌汚染やアスベストの最新動向など事例も踏まえて取りまとめている。
 具体的には「低炭素社会と不動産」の章では京都議定書や地球温暖化基本法案をはじめとする各種法案の内容と、その達成に向けた取り組みなどが紹介されており、「環境リスクと不動産」の章では土壌汚染やアスベストに対する対応策などが紹介されている。
 不動産の環境分野における最新情報に触れることで、環境に対する意識の向上を図ってみてはいかがだろうか。




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