不動産トピックス

ビル業界ミニトピックス

2010.08.02 14:45

■ブックマークス(東京都渋谷区)が提供する「勉強カフェ」は、資格取得や人脈の拡大を目指すビジネスマンのための会員制のスペースである。集中して勉強ができる個室空間やほかの利用者とのコミュニケーションがとれるラウンジなど、会員はその日の利用用途に応じて使い分けが可能なのだ。
 同社代表取締役社長の山村宙史氏は「それぞれの目標を記した掲示板には利用者の皆さんが様々な目標を公表しており、同じ目標を持つ利用者同士の交流にも役立っています」と話す。同社は今後都内で拠点拡大を目指すとのことである。

■吉原住宅(福岡市中央区)代表取締役の吉原勝己氏が理事長を務める、NPO法人「福岡ビルストック研究会」の活動拠点「リノベーションミュージアム冷泉荘」では、ふくおかNPOセンターが企画する「5丁目カフェうさぎ×ecoカフェ」を開催する。このイベントは企業や行政が垣根なく交流することのできる場「5丁目カフェうさぎ」と、特定非営利活動法人・再生可能エネルギー推進市民フォーラム西日本が主催する「ecoカフェ」のコラボ企画となっている。日時は8月6日18時15分より受付開始。オリエンテーションや「冷泉荘」の見学ツアーなどが行われる予定である。

■特定非営利活動法人日本住宅性能検査協会は、新たに雑誌を創刊する。この雑誌は、良質の家具・什器や設備機器などを紹介する雑誌として、今秋からの発刊を予定している。
 「当協会にはさまざまな相談が寄せられていますが、その中には、家具に関するものもあり、多くの人が家具選びに悩まされていることが分かります。当協会は住宅に関する専門知識を持つ集団として、雑誌というメディアを通じて悩みを解消したいと考えています」(理事長 大谷 昭二氏)

■来年12月の完成に向け、建設が進む東京スカイツリー。この東京スカイツリーが立地する墨田区に本社を置くアサヒビール(東京都墨田区)およびそのグループ会社では、主力商品である「アサヒスーパードライ」「十六茶」「富士山のバナジウム天然水」の3商品で、東京スカイツリーラベルの製品を販売している。
 「東京スカイツリー効果でビル内の飲食店の売り上げも伸びています。地元企業である当社も東京スカイツリーとこの地域を盛り上げていきたいと思います」(広報部副主任 坂野 明美氏)

■東洋リッチ(東京都豊島区)は、池袋や要町エリアに店舗兼住宅のビルを複数所有している。同社の発祥は長野県で、元は現代表取締役の矢澤徳衛氏の先代が、味噌の醸造などを行っていたのだという。
 「現在、当社の発祥の地である長野県に、70戸の部屋を有する老人ホームの建設を検討しています。日本はこの先、国の高齢化が進むと予見されていますから、老人が快適に過ごすことのできる場所への需要は高くなるだろうと考えています」(矢澤氏)




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