不動産トピックス

ビル業界ミニトピックス

2010.08.23 16:31

■建物の内装建材からインテリア素材、OAフロア、耐震補強など、あらゆる商材を幅広く取り扱うフクビ化学工業(福井県福井市)では、取り付けが容易なブラインド感覚の後付け用の断熱・防音内窓「ライトウイン」の販売を行っている。
 同社開発本部の川又周太氏によると、「住宅用エコポイント制度の創設に合わせ、断熱・防音・防犯に優れた内窓を開発・販売したところ、各方面から好評の声をいただきました。今後は事業用建物に対応する製品の販売も検討しています」とのことである。

■社団法人日本照明器具工業会(東京都台東区)では、建物内における災害時の避難に役立つ誘導灯の適切な維持管理について、オーナーや管理者に向けて啓発活動を行っている。また、同工業会では誘導灯のみならず、オフィス空間の照明器具を従来の蛍光灯から、LEDなどの高効率照明器具への更新を呼びかけているという。同工業会の大谷正幸氏は「国は2020円のCO2排出量を、1990年比で25%削減することを目標としています。この目標を達成するためにも、より多くのビルオーナー・テナントの皆さんに協力していただきたいと思います」と話す。

■溜池山王で不動産業を営むレオナエンタープライズ(東京都港区)。代表取締役の中田政孝氏は、日本は食料自給率が低いことに対し、危機感が薄いと危惧している。同氏は「フランスは100%以上、ドイツは70%なのに対して、日本は40%以下だ。エネルギー面においても、オランダのように石油でもある訳でもない。食料やエネルギーでも海外に頼り過ぎているように感じる」と語った。

■小田急線の「経堂」駅で貸ビル業を営んでいる内藤ビルの内藤徹之氏。ゴミを捨てに行くため同ビルを少し離れていた際に、空き巣に侵入されたという。
 「去年のお盆に、物凄く暑い日でしたので、上半身裸のまま、近くのゴミ捨て場に行って帰ってくると、見ず知らずの老女が部屋の中に立っていました。ウォークマンの耳あてをして、ニコニコと笑っているのです。瞬間的に空き巣だと思って捕まえようと思ったら、逃げ足が早く、私も上半身が裸だったため追いかけることはできませんでした。『経堂』駅は以前、開かずの踏切のため高齢者が渡りきれないまま、踏切が閉じてしまうということがありましたが、空き巣の老女に関しては、そんな心配は無用なほど足が速かったです」

■横浜の戸部・平沼エリアでガソリンスタンドを営んでいたアサヒ興産(横浜市西区)の代表取締役である小室明久氏によると、京浜急行電鉄には、かつて「横浜」駅と「戸部」駅の間に「平沼」駅があったという。
 「『平沼駅』は、戦前に廃止となりましたが、駅のホームの屋根が残ったままでした。老朽化により危険なため撤去されることになり、カメラを持った鉄道マニアやテレビ局の取材陣が平沼エリアに来訪しました。高架上にあるため地上から撮影することは難しいということで、鉄道マニアからガソリンスタンドの事務所の屋上で写真を撮りたいと依頼されました」




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