不動産トピックス
ビル業界ミニトピックス
2010.08.23 16:32
■豊島屋ビル(東京都千代田区)が所有する「豊島屋ビルディング」は、もともとは酒問屋として創業した「豊島屋」発祥の地に建っている。同社では現在、東京地酒「利他」を製造し販売している。
「お酒から得る収入の一部は、親の保護が受けられない子ども達に書生を贈るためのチャリティーとなっています。世のため人のためという利他の言葉にならって少しでも社会に貢献できればと考えています」(代表取締役社長 木村蓉子氏)
■ファーストロジック(東京都港区)は、同社が運営する収益不動産の逆オークションサイト「楽待」のデータをもとに集約した市場動向データの最新版平成22年7月期分を発表した。
このデータによると「投資用1棟物件においては、SRC造で表面利回りが0.45%上昇するなど鉄骨造アパートを除く全ての物件において利回りが上昇し、賃料収入に対して物件価格が下落傾向にあることが明らかになった」という。
■東邦レオ(大阪市中央区)では屋上や空きスペース活用の一環として「まちなか菜園」という貸し菜園を開始している。この「まちなか菜園」は同社が菜園を運営し地域住民に貸し出すというものであり、現在第一弾として埼玉県戸田市において「ソラドファーム戸田」を開設。その他にも川崎、宮前平、高崎でも貸し菜園の運絵が行われている。
「都心に住まわれている方にも野菜づくりなどを体験していただきあく貸し菜園をはじめましたが、当社の予想を上回る申し込みの数に驚いているところです。今後は遊休資産の活用と社会貢献を目指し、3年間で100カ所の貸し菜園運営を目標としています」(事業本部広報担当 課長代理 熊原淳氏)
■バイオ関連商品の開発・販売を行うバイオフューチャー(東京都新宿区)は土壌内の細菌を活性化させることで農作物の生育力を高める土壌改良剤「ビオタマックス」をモニター配布している。同社は市販開始前にこの製品を無料配布して使用者の声を集めているのだ。代表取締役の吉岡克祥氏は「製品の有効性はすでに検証済みですが、なるべく多くの人に効果を体感してもらいたいと思い、サンプルを配布しています」と語る。
■ランドピア(東京都中央区)は土地の有効活用という同社の理念の下、学校の校庭芝生化事業に取り組んでいる。この事業は私立校等のグラウンドに芝生の導入を提案し、補助金申請や芝生の維持管理などをサポートするもの。この事業にはランドピア本体としてではなく財団法人を設立してあたっており、「日本で一番グラウンドキーパーがいる」ことをセールスポイントにこの1年の間に事業を推進してきたとのことである。