不動産トピックス

ビル業界ミニトピックス

2010.08.30 14:08

■イーソーコ総合研究所(東京都港区)は、シンガポールのトランクルーム部材専門メーカーである「Steel Storage Asia Pte Ltd(SSA)」と、日本国内におけるSSA製品の独占的製品供給契約を締結したことを発表した。
 同社経営企画室広報担当マネージャーの川嵜勇氏によると「当社も日本において今後拡大が見込まれるトランクルーム市場を取り込んでいこうと考えています。当社とSSA社は合弁会社スチール・ストレージ・ジャパンを設立し、日本でのマーケティング活動や販売支援も行う予定です」

■千代田区が実施している中小事業者向け「エネルギー見える化モニター」募集であるが、当初は7月2日が締め切りとなっていたが、現在締め切りを延長し、引き続くモニターを募集している。このモニター制度は、弊紙の8月9日号においても紹介されているが、その記事を見て申し込みをした千代田区のオーナーもいたそうだ。
 「記事掲載後に週間ビル経営を読んで連絡してきたオーナーの方がいらっしゃいました。まだ、募集していますので、ご興味ある方はお問い合わせ下さい」(環境安全部 環境・温暖化対策課 エネルギー対策係 金沢 久哉氏)

■都内でレンタルオフィスを運営し、起業家の支援を行っている未来予想(東京都港区)。代表取締役COOの庄子素史氏が、フリーレントについて語る。
 「フリーレントを導入したことにより、今後、本当の値段で買ってもらえるかという不安な面があります。短期的に物事を考えていては、メリットが少ないように思います。将来を見据えて行動しなければ、日本は豊かな社会にはなりません。不況の時だからこそ創出される新しいビジネスや雇用があるはずです」

■大昭興業(大阪市西区)は、日本橋エリアなどでビルの経営ならびに運営管理をしている。東京管理事務所の所長である明石洋氏が、「東京」駅周辺のエリアについて話す。
 「八重洲仲通りは、以前は新宿歌舞伎町のような街並みになりつつありましたが、防犯パトロールを実施し、防犯カメラの設置を行い、犯罪防止に取り組んでいるそうです。また、都営浅草線が延伸して、今後『東京』駅と乗り入れる構想があるようです」

■横浜の浅間下の交差点付近でビルを所有している大野商事(横浜市西区)の代表取締役である大野善久氏によると、リーマンショックの影響によりビルに入居していたマンションのデベロッパー会社の代表者が、従業員を残していなくなったという。
 「代表者と連絡が取れなくなり、不動産の仲介会社に間に入ってもらい、実費で残地物の処理を行いました。代表者も親会社が倒産したので大変だったと思います。しばらく経ってから家賃を少しずつだけど入金をしてくれました」




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