不動産トピックス
ビル業界ミニトピックス
2010.09.20 16:57
■豊島屋(東京都千代田区)の代表取締役社長を務める木村容子氏は、以前北京を訪れた際に、現地の経営者の人たちと交流を持つ機会を得たことがあった。その際、同氏は経営者らのバイタリティーの高さに驚いたのだという。
北京は今、都市全体が急速な発展を遂げており、そこで暮らし、働いている人々は皆、活力にあふれていました。目標や信念を持って働いている人たちも多く見受けられ、彼らの熱意は日本も見習っていかなければならないと感じました」
■分煙対策に様々なタイプの空気清浄システムを提案しているトルネックス(東京都中央区)では、高いデザイン性を持つ外観のタバコ吸煙機「クユラス」の発売を行っている。マーケティング室の島田秀治氏によれば、製品の企画・デザイン外装設計はアイディープロジェクト(東京都世田谷区)が担当、意匠にこだわった空間を演出する洗練されたデザインとなっており、役員室やホテルのロビーといった、より空間のデザイン性が求められる箇所での提案を積極的に進めているとのことだ。
■四五コーポレーション(東京都豊島区)は今年の4月から、大泉学園で、甘味カフェ「あんころりん」をオープンした。このお店のロゴやポスターは、同社が運営するプリントショップで働いていた20代の女性店員がデザインした。当初、プロのイラストレイターに任せる予定だったが、どの案も不採用となり困っていた。その際、ある社員から「店舗社員で、なかなかセンスがある絵を描く子がいる」と意見が出たそうだ。試しに描かせたところ、その絵が採用となった。現在、その女性社員は本社の企画グループへ異動された。同社会長大塚氏は「素人の彼女が美大出のプロに勝った訳です。才能はどこに転がっているか分からない」と語った。
■化粧品メーカーであるワタナベ(東京都大東区)の代表取締役の渡部秀夫氏は、上野エリアに不動産を所有している。同氏は浅草出身であり、江戸前のうなぎについて語る。
「名古屋だとか西日本の方では、腹から開いて蒲焼きにしますが、江戸前のうなぎは、腹を切るというのは切腹を連想させるため職人が嫌がり、背から開いてうなぎを焼きます。また、江戸前のうなぎは焼いた後に蒸らすことが特徴となっております。江戸時代は、うなぎをご飯の間に挟んで出前をしていたため、自然と身が柔らかくなっていたことがきっかけになったそうです」
■関東電気保安協会はビルオーナーに対して、ビル全体の省エネを提案をしている。ビルの省エネといっても、設備更新だけではない。ちょっとした工夫が消費エネルギー、ひいては電気料金の削減につながるという。「例えば冷たい空気は下に、温かい空気は上に、という特性を生かして、サーキュレーターを壁に向かって運転させることで、冷たい空気を循環させることが可能です。こうしたちょっとした取り組みもアドバイスしています」(営業本部 営業部 グループマネージャー 原洋氏)