不動産トピックス

ビル業界ミニトピックス

2010.10.11 17:15

■日本大学不動産建設桜門会は、このたび設立10周年を迎え、10月29日に記念式典を執り行うこととなった。同会は、日本大学の同窓生で不動産業、建設業ならびにこれに関連する業務に携わる会員374名によって組織されている。
 なお、会場は千代田区五番町の日本大学桜門会館。当日は前日本大学総長の小嶋勝衛氏が出席する他、東京カンテイ(東京都品川区)の浅倉栄郎氏による「中国における土地制度と不動産評価」と題した講演が行われる。

■豊橋技術科学大学教授の松本博氏は、LCA(ライフサイクルアセスメント)の観点から、屋上緑化工法の比較・研究を行っている。同氏によると、屋上緑化工法は植物の種類や土壌、かん水システムの他にも、気象条件などの外部環境の変化によって、適する工法が異なるという。
「温室効果ガスの排出削減や建物内の断熱効果など、様々なメリットをもたらすとされる屋上緑化ですが、整備する地域によっては植物の生育が難しく、屋上緑化が適さないケースもあるのが現状です。私たちは、日本中のどこでも植物が育ちやすい工法の開発に努めています」(松本氏)

■日本バイリーン(東京都千代田区)は、マスクなどに使用される不織布のメーカーとして世界的に知られている。同社の技術は建築物の空調フィルターに生かされている。同社営業開発部長の中田正人氏は「当社では乾燥炉用耐熱フィルターや特殊機器用など、様々な場所に適用できるフィルターの製造・販売を行っています。また、ダイオキシン類発生の主な要因となる塩素系物質を使用しておらず、人体への影響にも十分留意しています」と話している。

■東京都あきる野市で、グリーンレンタル会社を運営する樹りん。その社名の由来は、2つある。1つは、代表取締役の高橋哲也氏が樹木の「樹」の字が好きなので、社名に「樹」を採用したこと。もう1つは、「誰もが親しみを感じられ、かつ覚えやすい名はないか」と考えた結果、動物の名前を使えばよいのではと思いついたそうだ。動物の「キリン」と「樹」の字を合わせた社名は、お客さんから「覚えやすい」と好評だそうだ。

■オフィス文具や家具の通信販売を取り扱うアスクル(東京都江東区)。ゆりかもめ「船の科学館」駅付近にあるSOHOオフィスビルディング「the SOHO」で、アスクル初の家具ショールームを開催している。「the SOHO」は今年4月オープンしたばかりのため、館内は美しく、日本のトップクリエーターがデザインを企画したこともあり、オフィス内はカラフルな色使いで、快適なオフィス空間が演出されている。
「本社で働く社員が、ショールーム担当の人達は、期間限定とはいえ綺麗なオフィスで働けて羨ましい。その期間だけ、本社ごと引越しができないかしらと、冗談が飛び交うくらいです」(広報部 マネージャー 薄井真美氏)




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