不動産トピックス

ビル業界ミニトピックス

2010.10.11 17:14

■再生計画研究所の代表取締役の清水博氏。間近に迫る不動産ソリューションフェアでは、「長寿命化を実現 通称ビルオーナーの省エネ・改修のポイント」と題して、セミナー講演を行う。
 「ビルオーナーの方に設備や建物の構造について専門的な話するのではなく、省エネ改修工事にあたってどのポイントを注意すればよいのか、ということをピックアップしてお話します。私は建築士ですのであくまでもビルオーナーの立場に寄って、最新設備機器の短所や長所を踏まえて、ビル経営に役立つ省エネ改修の話ができればと考えています」(清水氏)

■「大宮は鉄道の町とよくいわれてます」と話してくれたのは、「川鍋ビル」の川鍋氏。代々この地に根をおろして不動産賃貸業を営んでいる。大宮は明治時代に東北本線が開通して以来、多くの路線が乗り入れ、交通の要所となった。
 「今のさいたま新都心も、昔は大宮操車場があった場所です。広大な敷地を再開発したわけです。大宮という町は鉄道とともに発達してきたといえるかもしれません」(同氏)

■三浦工業の東京支店は、高輪泉岳寺近くの閑静な住宅地の中にある。周りにオフィスは少なく、看板がなければマンションと見紛う外観をしている。
 「何年か前、テレビドラマのロケに使わせてほしいという申込みがあり、突然のオファーだったのですが、了解しました。登場人物の住むマンションの玄関という設定で、当オフィスのエントランスが使われました」(東京支店長 原修二氏)

■「深川シンフォニービル」を所有する小田切氏は、門前仲町の駅から徒歩数分のところで、貸し事務所、マンションのほかにピアノサロンを経営している。同氏は門前仲町の魅力をこう語る。
 「隅田川を渡ればすぐに日本橋というアクセスの良さ。それでいて食べ物屋も多く、安くておいしい居酒屋もあります。とくに、赤札堂の近くにある『辰巳新道』は、よく雑誌やテレビでも紹介される路地ですが、非常に情緒のあるお店が集まっています」(同氏)

■しんわ経営グループの井上一生代表は、景気が低迷してくる前、さまざまな新事業を発案し、実際に立ち上げてきたという。
 税務・会計が本業である同社だが、井上氏の始めた事業はそれとはまったく無縁のものがほとんどで、一時期は本業以上に新事業で忙殺されていたという。
 しかし、リーマンショック以降の大不況でそれらの新事業はいずれも苦境を迎え、ある事業は手放し、ある事業は手仕舞いにして、今では本業とそれに関連する事業に集中しているという。
 「景気が良い頃は何をやっても成功できると自分を過信していましたが、いざ不況がやってくると、事業として成功したのは本業およびそれに関係の深い相続などの一部の事業だけでした。人間、調子に乗っても良いことはないと思い直しました」と井上氏は振り返る。




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