不動産トピックス
ビルオーナーのための建築・設備最新情報
2010.11.15 17:48
ソニー フルHD・廉価HDのネットワークカメラ発売
ソニー(東京都港区)は、1080pのフルHD映像出力に対応したコンパクト、スリムなデザインのドーム型ネットワークカメラと、デザイン性を追及しながらコンパクトで720pのHD映像出力に対応したボックス型ネットワークカメラを発売する。
フルHD(1080p)出力対応ネットワークカメラの型名は『SNCーDH210/B』と『SNCーDH210/W』(屋内ドーム型)および『SNCーDH210T/B』『SNCーDH210T/W』(屋内ドーム型/ドームカバー付)。発売日はともに12月2日。希望小売価格は屋内ドーム型が7万8750円で、ドームカバー付の屋内ドーム型カメラが8万6100円。そして、HD(720p)出力対応ネットワークカメラが『SNCーCH110/B』、『SNCーCH110/S』(屋内ボックス型)で、発売日は12月2日。希望小売価格は5万400円となっている。
『SNCーDH210』と『SNCーDH210T』はフルHD映像出力に対応したコンパクトなドーム型ネットワークカメラ。従来機種に比べ厚さ約2分の1、質量約5分の1という小型・軽量化を実現している。また、スリムな外観で、従来のドーム型カメラのように天井に埋め込むことなく店舗などにマッチさせることができる。
『SNCーCH110』は720pのHD映像出力に対応したボックス型のネットワークカメラで、従来機種に比べ、よりコストパフォーマンスを意識したモデルである。
東京ガス/ほか 省スペース性にも優れ設置環境を選ばない高効率の業務用ガス給湯システム
東京ガス(東京都港区)、昭和鉄工(福岡市東区)、およびガスター(神奈川県大和市)は、潜熱回収型高効率給湯器と高効率貯湯槽を一体化した業務用ガス給湯システム「タフセーバー」を共同で開発。11月10日から販売を開始している。
タフセーバーは高効率の給湯器・貯湯槽・運転制御により、従来システムと比べて約20%の省エネを実現。また、給湯器と貯湯槽を一体化することで約4割のスペースを節約している。
従来、給湯需要の大きな業務用施設に給湯器を設置する場合には、複数台の給湯器を連結し、さらに給湯負荷の変動が大きい場合には、貯湯槽を個別に組み合わせて、給湯することが多かったという。これに対し、「タフセーバー」は、潜熱を回収する高効率タイプの給湯器と、対流による温度低下を防いだ高効率タイプの貯湯槽を組み合わせることで、省エネルギー運転制御を行い、従来のシステムと比較して一次エネルギーを約20%、CO2排出量を約21%削減している。また、個別に設置していた給湯器と貯湯槽を一体化することにより、標準的な場合で約4割のスペースを節約し、現場での施工性の向上、施工費の低減を実現している。
「タフセーバー」は、全9機種で、製造は昭和鉄工が担当する。なお、東京ガス、昭和鉄工、ガスターは、ビジネスホテルや、フィットネスクラブ、福祉施設、温浴施設等の給湯需要が大きいユーザーに提案していく。
発売初年度となる今年度は全国で50台、来年度以降は年間300台の販売を目標としている。なお、東京ガスの供給エリアに限定すると、今年度は30台、来年度以降は年間150台の販売を目標としている。
ブリヂストン 3層構造の建築ガラス用遮熱フィルム 耐貫性向上や飛散防止効果も
ブリヂストン(東京都中央区)は、建築ガラス用遮熱フィルム「COOLSAFE」の本格販売を12月から開始する。
近年、ビルやマンションなどの建物は、壁面など建物外部にガラスが多く使用されている。このような用途で使用されるガラスには、より高い安全性とともに優れた遮熱性能が求められている。
今回、同社から発売された「COOLSAFE」は、同社が薄型テレビ用フィルムで培った独自の光学材料設計技術と、精密塗工技術をもとに新たに開発した「遮熱フィルム」と太陽電池用接着封止膜として使用される「EVAフィルム」を組み合わせた3層構造のフィルムで、高い遮熱性能を有するとともにガラスの安全性能を高めた製品である。
これにより、太陽熱を効果的に遮断し、室温の上昇を抑えることが出来るため、冷房の効率化など省エネに貢献する。
同社の試験結果によると、一般のガラスに比べて冷房負荷を22%抑えることが可能となったというデータが出ている。
また、万が一ガラスが割れた際の飛散防止や耐貫通性向上などの安全・安心も提供する。
パナソニック電工 直管形LEDランプの規格化に対応
パナソニック電工(大阪府門真市)は、社団法人日本電球工業会による直管形LEDランプの規格化に対応し、新口金システム(L形口金)を採用したEVERLEDS(エバーレッズ)「直管形LEDランプ搭載ベースライト」約80品種を平成22年12月24日から順次発売する。また既設器具の本体のみを再利用するリニューアル用途として、ソケット、電源がセットとなった部品交換ユニットなども平成23年1月中旬から発売する。なお、設置には別途電気工事が必要となる。
日本電球工業会による規格(JEL801・2010)「L形口金付直管形LEDランプシステム(一般照明用)」が制定されたことに伴い、パナソニックグループは、この規格に準拠し、安全性を確保しながら「視環境」と「省エネ」を両立する、直管形LEDランプ専用照明器具を新たに開発してきた。
オフィスの全般照明として多く設置されている蛍光灯器具(FLR40形)とほぼ同等の視環境を確保するランプ全光束2400lm・演色性(Ra)84を実現していることに加え、セルフコントロールで初期の無駄な明るさをカットすることなどにより、同社の従来品蛍光灯器具(FLR40形)と比べ、約40%の省エネを図ることができる。また、長寿命技術と劣化が少なく反射効率のよい基板素材(セラミック)により、長期間明るさが持続する上に、従来のLEDのような粒々感が少なく美しい光を実現しているのが特徴である。
マスプロ電工 マルチパス等の省が軽減し安定した映像状態を確保する 山間部や高層ビルの陰でも地上デジタル放送を受信
マスプロ電工(愛知県日進市)は、山間部や高層ビルの陰になっているエリアや地下街など電波が遮へいされて個別に受信ができないエリアで地デジを個別受信できるようにするシステムである地デジの「ギャップフィラーシステム」において、遅延波となる回り込みやマルチパスによる妨害波を複数除去できる機能を内蔵した地上デジタル放送用送信機「UTHRF10EC」を平成23年1月中旬から発売する。
回り込みとは、放送中継局において送信アンテナから放射された電波が、本来受信する直接波以外に中継局の受信アンテナに入り込む現象である。また、マルチパスとは建物などに反射した電波が遅延波になることで、どちらもテレビの映像に障害が生じることがある。
UTHRF10ECはこのような状況下で、回り込みやマルチパスによる複数チャンネルの遅延波による影響を軽減することができ、安定した地上デジタル放送の電波を再送信できる。
製品寸法は高さ650mm×幅485mm×270mm。
岡村製作所 室内音響調整し情報セキュリティ守る 金融機関や役員室などの重要な会話を遮断
岡村製作所(横浜市西区)は、室内音響調整システム「新Sound Conditioning System」を平成23年1月初旬より発売を開始する。
「Sound Conditioning System」は、コントローラーからスピーカーを通して継続的に柔らかな特殊サウンドを発生させることにより、隣室からの会話内容を聞き取りにくくするシステムである。個人情報や企業情報を確実に守る対策が求められる今日において、本製品を取付けることにより一層の安心感をもたらすことができる。
この製品の特徴は、平成21年8月に発売された従来製品に比べ、コントローラー1台に対するスピーカー接続台数を増やすことで、更に広いエリアが対応可能となり、価格も低廉に抑えられている。
セキュリティやプライバシー保護が求められる執務室・役員室・応接室や金融店舗、医療施設などのスペースに採用することで、安心して利用できる快適な室内環境を実現する。
参考価格は床面積200m2の場合で税込み200万円、初年度の販売目標は1億円に設定している。