不動産トピックス
ビル業界ミニトピックス
2010.11.22 15:04
■奥野商会が銀座一丁目に所有する「奥野ビル」は、今年で築78年目を迎える歴史的ビルである。今もなお竣工当時の面影を色濃く残す同ビルには、日々多くの見学者が訪れており、またテレビドラマや映画の撮影現場としても人気のスポットとなっているのだという。
「来月公開予定の映画『ノルウェイの森』では、松山ケンイチさんが演じる主人公が暮らしている部屋として、当ビルが抜擢されました。非常に光栄なことですので、感謝の意を込めてこの映画のチケットをテナントや日頃からお世話になっている関係者の皆様にお贈りしようと計画しています」(代表社員 奥野亜男氏)
■ベル・テック(東京都江東区)では、オフィスの移転にかかる什器の移設や内装工事、廃棄物処理などをトータルで行っている。中でも特徴的なサービスがオフィス家具のリファイン・リサイクルである。代表取締役の鈴木照明氏は「当社はオフィスで不要となったあらゆる物を処理またはリファイン・リサイクルしています。昨今は環境意識の高まりから、後者への問い合わせが非常に多くなっています」と話している。
■「ビルやホテルの廊下を自動的に掃除してくれます」と語るのは、ガラスの二次加工を行うフィグラ(東京都千代田区)F・T・営業部の森川氏だ。
同社では本業以外にもユニークな製品を製造しており、「エフ・ロボ・クリーン」という名の清掃ロボットもそのひとつ。超音波センサーなどのはたらきにより、壁際を含め部屋の隅々まできれいにしてくれるという。つい先日開催された「ビルメンテナンスフェアTOKYO2010」にも出品されていた。いつか、ロボットが清掃作業をすべてやってくれる時代がくるかもしれない。
■SOHOや在宅ワークを支援するNPO法人フラウネッツ(東京都港区)の事務所は、南青山のやや奥まった場所にあるが、かつては大通り沿いにある事務所可マンションに入居していた。そこは立地の割に賃料は格安だったという。
「大家さんの住所を見ると青山とは縁もゆかりもない地方都市でした。おそらくは投資目的でマンションの一室を購入したのでしょうが、賃料相場を知らなかったのかもしれません。オーナーさんはぜひ現地に足を運んでエリアの実態を知っておくべきだと思います」(理事長 宮田志保氏)
■ビルディング企画(東京都千代田区)は、今年8月に「オフィス情報白書2010」を発行した。同誌は、一年間のオフィスビル調査や市況、環境調査などのオフィスに関する総合的な情報をまとめた1冊となっている。
「テナント・オーナー双方へのアンケート調査分析を行っており、市場動向を分析するのに役立ちます。ご興味ある方は私宛までご連絡ください」(経営企画室 三脇 英男氏)