不動産トピックス

ビルオーナーのための建築・設備最新情報

2010.11.22 15:06

三菱電機 扉に近づくだけで認証可能な「ハンズフリー入退室管理システム」
 三菱電機(東京都千代田区)は、無線式のタグを携帯するだけで特別な操作をしなくも個人を認証する「ハンズフリー入退室管理システム」の発売を開始する。
 同製品は無線式タグを携帯するだけで扉に近づくと認証されるため、タグを取り出したり、かざしたりといった操作が不要。両手が使えない状況でも認証できるので、これまでのカード認証方法と比べて利便性が大幅に向上する。
 上述した扉に近づくと認証するハンズフリーモードに加えて、他にも手をセンサーにかざすと認証するセンサーモード、タグのボタンを押すと認証するボタンモードの3種類の認証モードをラインアップ。
 出入り口ごとに認証モードを選べるため、利用シーンや運用方法に応じた設定が可能となる。
 システムは数扉から1000扉程度までと、施設の規模に応じて構築することができ、利用者は2万人まで対応可能。
 さらにカードとの併用や、防犯センサーによる侵入監視にも拡張することもでき、幅広い用途にも対応することができる。

シーアンドシー・サンパック 国内生産による高い安全性が特長
 昭和53年の会社設立から、水中用カメラ・水中用ストロボといった水中撮影機材の製造・販売を展開しているシーアンドシー・サンパック(埼玉県川口市)では、光源応用品事業で培ったノウハウをもとにLED蛍光灯「SUNPAK-LED」シリーズの販売を行っている。
 同社によれば、LED蛍光灯商品化のきっかけとなったのは、外国製のLED照明器具であったという。当時はLEDが環境に配慮した商品として今後需要が伸びると期待されていた半面、技術力に裏付けされたメーカーが少なく、外国製の粗悪品が多く出回っていたそうだ。そこで同社は光源応用品部門における技術力をLED蛍光灯に応用し、オリジナルブランド化へ開発を進めてきた。
 「当社の『SUNPAK-LED』は、長寿命・省電力・環境負荷低減といったLEDの特長はもちろん有していますが、最大の特長としては国内生産による高い安全性があげられます。電気用品安全法に基づくPSE規格を取得していますので、より安全で長持ちする蛍光灯の開発を実現しました」(代表取締役社長 藤川 毅氏)

三協立山アルミ パブリック空間の境界線に適したメッシュフェンス
 三協立山アルミ(富山県高岡市)は、駐車場や公共施設などのパブリック空間の境界線としてニーズのあるメッシュフェンス・門扉シリーズに、スマートな直線ラインを基調とした、新しい銅縁形状のメッシュフェンス「PYD-S型」とメッシュ門扉「PYM-S型」の発売を開始した。
 同製品のフェンス連結部やコーナー部には、フェンス横線を上下で挟んで固定する「パネル止め金具」を採用することで、安定感があり施工しやすい構造設計を採用している。
 さらに特注にて、広い開口に対応する「幅広門扉」や「広戸門扉」も設定することが可能となっており、フェンスと同意匠で統一感のある空間を演出することができる。
 PYD-S型の仕様は幅1984mmで高さは600mm~2000mmまでの7タイプ。
 PYM-S型は幅920mmで、高さは800mmから2000mmまでの6タイプ。
 標準色としてブラック、ホワイト、J-ダークブロンズ、J-アーバングレーの4タイプと、特注色のグリーンをラインアップしている。

内田洋行 シンプルな機能とデザインを採用した使用スペースを選ばないオフィスチェア
 内田洋行(東京都中央区)は、日本品質で低価格を両立させながら、シンプルな機能とデザインで使用スペースを選ばないオフィスチェア「Anyza(エニーザ)」の発売を全国で開始した。
 近年の傾向としてオフィス家具では、海外製を中心に低価格商品の流通が拡大しているが、一方では安全性やデザイン性など品質に対する期待がますます高まっている。
そこで、同社では日本国内での生産による安心・安全なものづくりと、長期間の使用を前提としたオフィスシーティングとしての機能に絞り込み、リーズナブルで品質の高いオフィスチェアを新たに開発した。
 同製品は、脚幅563mm、座幅430mmとコンパクト設計を採用しており、近年、省スペースのレイアウトが増えてきたオフィスの狭いスペースにも対応可能。その一方で、背幅は大きくデザインされており、小ささを感じさせない仕様となっている。
 背上部の左右には柔軟性と適度なやわらかさを持たせ、座った人の動きに追従。3次曲面を生かした背座のフォルムにより、座った人に快適な一体感を与えている。さらに、同製品には背リクライニングタイプを採用することで、自由に傾斜し、体型や好みに応じた強度調整を可能にしている。販売価格は肘なしチェアタイプで、2万7090円(税込み)、固定肘付チェアタイプで3万2340円(税込み)となっている。

タテヤマアドバンス 低消費電力・長寿命のLEDタイプの内照式看板を発売
 タテヤマアドバンス(東京都中央区)は、内照式看板のスタンド看板、パーキングサインにLEDタイプを新しく追加。発売を開始した。
 LED照明は、低消費電力、長寿命、応用性などの特長から、従来の蛍光灯などに替わる光源としてニーズが高まっており、同社においても、光源にLED用いた商品の充実を図り、看板・サインの主力である規格商品シリーズにLEDタイプをラインナップした。
 これにより、スタンド看板では蛍光灯式の従来品の約42~20%の消費電力削減、パーキングサインでは約63~33%の消費電力の削減を実現。さらに、推定4万時間以の寿命を実現しており、照明の取替などのメンテナンスも軽減している。
 LEDタイプ設定の製品はスタンド看板で、ADO-700LED、ADO-701LED、ADO-800LEDの3タイプ、パーキングサインでは、PS-3315LED、PS-5215LED(縦長)、PS-30LEDの3タイプをラインナップ。
 製品の仕様はスタンド看板ADO-700LEDタイプで、高さ1390×幅500×奥行500mm。販売価格は12万9000円。パーキングサインPS-3315LEDタイプは、高さ900×幅900×奥行150mmで価格は32万円。いずれも販売価格は面版意匠、取付け・工事費、消費税別途となっている。

岡村製作所 天板面の高さを自由に調整可能な昇降式会議テーブル
 岡村製作所(神奈川県横浜市)は、昇降式会議テーブル「LIFTIO(リフティオ)」を開発。本年12月より発売を開始する。
 簡単な動作で天板面の高さ調整が可能な同製品は、天板面の高さが700mm~1000mmの間と800mm~1100mmの間で、任意の位置で調節可能な2タイプをラインナップ。立ち会議などの多様化するミーティングに対応するだけでなく、利用者それぞれの体形に合わせた高さに調整することができる。さらに、天板下の空間は広く解放されているため、ワゴンなどの収納と組み合わせてパースなるテーブルとして利用することもできる。
 天板形状は空間に収まりの良い四角形と、コミュニケーションを活発にしやすい印象の船底形の2種類をラインナップし、天板カラーはホワイト、ネオウッドライト、ネオウッドミディアム、ネオウッドダークの4色から選択可能。
 販売価格は900×1800mmの四角形タイプで22万5330円からとなっている。




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