不動産トピックス
編集後記
2010.12.13 17:09
今月4日、東北新幹線の八戸―新青森間が開業し、営業開始から28年にしてようやく全線開業となった。そして、並行する在来線は第三セクターへと経営が引き継がれることとなったのだが、日本各地でこうした第三セクターの路線が財政難にあえいでいるという現状から目をそむけてはならない。アクセスの利便性向上は、地方の人口流出を招く一因とも言われる。交通インフラの整備は地域にとって喜ばしいことではあるが、年代や国籍を超えて幅広く愛される地域のブランディング強化を図らなければ、今後の観光客誘致の競争に取り残されることになるのだろう。